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借金令嬢の娘は隣国で公爵令嬢となり精霊姫と呼ばれて母の友人と出会い幸せになります!  作者: つーかたかさん


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救出します

アーサーとセインの話を聞き終えたベルンハルトは、スッと椅子から立ち上がり、部屋を出ようとした。


「えっ。何処へ行くのですか?」アーサー。

「伯爵家の山荘だ。メイドが証言したんだろ?女性がいると。」ベルンハルト。

「えっ。一人で?作戦練るんじゃないの?俺メイドになって入り込もうとしてたのに。」セイン。

「娘が囚われているのだ。殺されるかもしれんところに、一分一秒たりとも置いておきたくない。すぐに助ける。」ベルンハルト。目が座ってる。


ベルンハルトはスタスタ部屋を出た。バタンと扉が閉じた。

一瞬ポカンとしたが、アーサー、セイン、ガイルがベルンハルトを追いかけた。


小さな村の小さな宿屋の前に、数十人の武装した騎士が静かに整列していた。騎馬も静かに待っている。


村人は怖すぎて家に籠もっているらしい。通りは閑散として人が歩いていない。周囲の家々の扉は閉ざされ、窓から軍の様子伺っている。


ベルンハルトは商人風の服装だ。そして同じような商人の服装をした数名がベルンハルトのそばにいる。目立つ武器を持たない護衛のようだが、たぶん暗器を持ってる。


ベルンハルトを守るように商人風の護衛が囲んで出立した。騎馬で。

その後を騎士隊が整列して追っていく。



アーサーがセインたガイルに言った。

「えっと、俺らも行こうか?」

3人で馬車に乗り伯爵家の山荘に向かった。

ガイルは馬で行きたかったようだが、馬車にセインとアーサー二人にしたくないらしい。なんの心配だ。


ベルンハルトは伯爵家の門衛を捕縛した。問答無用で屋敷に騎士隊と入った。それはそれは静かに。

扉の音もさせず。


ベルンハルトは縛った門衛に邸内を案内させた。

ビビった門衛(村人で働いてるだけ)は言われるままに案内した。

よく見ると。ベルンハルトの騎士の数人は女性だ。

ブランドンが使用人を置いていないので、そのまま女性騎士がブランドンのいる寝室に入った。ベルンハルトも部屋に入る。


ベッドにフェリシティーがいた。

ブランドンはソファーでくつろぎながら、酒を飲んでいたところだった。夜着のガウンしか身に着けていない。

いきなり部屋に入ってきた騎士らに驚くブランドン。「なんだ?!貴様ら!無礼は許さん!出ていけ!」


騎士らがブランドンに剣を突きつけている。


ベルンハルトがベッドのフェリシティーに駆け寄る。

何も身に着けていない娘を見て、苦渋の顔をした。

身体には弄ばれた跡が見える。

ベルンハルトは娘の頬にそっと触れてその温かさにホッとした。


女性騎士がベッドのフェリシティーの脈を確かめた。

「無事です。意識はありませんが。」

女性騎士はフェリシティーをシーツでくるみ、抱き上げて部屋を出ていった。

騎士隊の医師にみせるためだ。


騎士らがブランドンを縛り上げた。

ベルンハルトがブランドンを殺しそうな目で睨みつけた。

「お前、プロンシアーナの元王太子か。」ベルンハルト。

「そうだ。ふふふ。楽しかったよ。いい味だった。気持ち良かった。さっきまで抱いてたんだ。毎日、朝昼晩、楽しませてもらった。

さて、捕らえても俺は殺せない。あんたらにはな。

俺を国に突き出してみろ。プロンシアーナと戦争するか?楽しそうだ。」縛られてるのに強気なブランドン。

ベルンハルトが剣を抜いた。


「あー、待って。呪いがかかるから、やめて。それに殺せないし。」セイン。

ブランドンが叫んだ。

「セインか!ガイルまで!」


ガイルを見てブランドンがたじろいだ。


「とりあえず、縛ったし、帰ろう。」アーサー。

「こいつ、殺してやりたい。俺の娘を!」ベルンハルト。

「気持ちはわかります。だけと、申し訳ない。待って下さい。」セイン。


伯爵家の門衛を解放し、書類を渡して、アーサーが言った。

「伯爵には文句は受け付けるので、ローラン子爵家に言いに来てと伝えて。あと、お気の毒だけと、山荘を貸した処罰があるだろうね。貸すときは身元を確かめたほうが良いよ。あの縛られてる人、殺人犯ね。襲撃犯だし、手配中の悪人です。匿った罪があるかもね。では、お騒がせしたね。」

顔色が青くなった門衛を外に出した。


アーサーが続けて言った。

「殿下、ひとまずローラン子爵領へ。私の父を幽閉していた地下牢が空いてますから、そこへ入れておきましょう。子爵家別邸へ移動をお願いします。セイン様たちもお願いします。」



お読みいただきありがとうございます。

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