借金令嬢に出会う前
借金令嬢は返済に生きる、のエリンの学園時代のお話から始まります。後に成人後のエリンの出奔中のお話もあります。
エリンとバートの恋に行かない関係。
サーラがエリンと出会って運命が変わっていく様子。エリンとサーラの友情。
第2王子が出て来ます。
借金令嬢は第一部がムーンライトノベルズにあります。第2部が完結して普通の所にあります。
アチコチ出してすいません。
男爵令嬢サーラには憧れの令嬢がいる。
2つ年上のエリン・ローラン子爵令嬢だ。
学園に入学して、その目立つ風貌にみとれた。
美しい。古代彫刻の女神像?宗教画の美神?いや、それらより美しい。その人が軽やかに歩くと微風まで香りたつ。
サーラが自分の人生で、思い出すのはその女性がいる風景だ。憧れで大好きて、自分を変えてくれた人。この人とのあの日々が無ければ、今の自分はいない。全く違う人生になっていた。
アリステア王国の王都にある、貴族令息令嬢と平民でも裕福な家の子供が通う、王立学園。
12歳から入学でき、たいてい5年で卒業する。単位を取れば3年で卒業する事も出来る。
サーラは1年生。
サーラはマラドラン男爵家の3女だ。薄めの金髪は肩までのストレート。青い瞳。よく見るとなかなかの美少女だが、性格が内気で恥ずかしがり屋、スミッコにいるタイプで目立たない。
学園に入学しても話す事が苦手でいつも一人でいた。
すると意地の悪いグループに目をつけられた。伯爵家のアデルと言う令嬢が率いている。
サーラの持ち物を「忘れてしまいましたの。少しの間、貸してくださらない?」と返事も聞かずにサーラから取り上げて返してくれない。
「今日も忘れてしまいましたの。辞書お借りしますわ」
アデルがサーラの持ち物を取り上げて去っていく。クスクス笑う取り巻きの令嬢たち。
サーラは「あの、先日お貸しした裁縫道具箱、お返しして欲しいのてすが」とアデルにおずおず頼むと、「なんの事かしら?」とすっとぼけられた。
男爵家が裕福なので、サーラの持ち物は高価だ。
サーラの祖父が商人で、外国との貿易で財を成した。そして男爵となった。なのでサーラのマラドラン男爵家は王国の中でもかなり裕福である。
サーラは裁縫道具箱、絵の具セット、辞書類、文房具、ハンカチ、バッグ、フルート、髪飾り等を返してもらえない。
仕方なく街で安い品を調達した。
自分の高価な品を見せびらかして使う彼女らから見えないように。
アデルは飽きるとサーラの物を壊したり傷を付けてから返した。
12歳、子供の悪戯にしては、悪質だった。
マラドラン男爵家には3人の令嬢がいたが男子に恵まれなかったので、長女が婿を取ることになっている。
その婿予定の人物は、たまたま学園の講師だった。
長女は父親の跡継ぎと決まっており、父親の元で貿易の実務を勉強、体験中だ。
その姉が内気な妹を心配して自分の婿予定を講師に押し込んだ、のではない。
たまたま、王宮官吏だけど、学園の視察を兼ねて時々講師をするという立ち位置だ。誰もやりたがらない役目に、妻予定から睨まれて立候補をしただけだ。
その男から見て数年後に義妹予定の少女は、妻予定の心配した通り、友達が出来なかった。その上、カツアゲされている。
婿候補は生徒間のイザコザに、表立って介入する事はせず、イトコに頼った。
婿候補はリッチモンド伯爵家の次男だった。
リッチモンド伯爵家に居候中のエリンは、イトコから話を聞いて引き受けた。
「もちろん、謝礼はもらえるのよね?」
豪華な金髪、紫色の瞳の美貌の少女のエリン。学園の3年生。エリン・ローラン子爵令嬢は、実家に莫大な借金を抱えていた。
読んでくださりありがとうございます。
システムがよくわからず、ムーンライトに出したり、完結を押したりして、後付出来ず、ごめんなさい。
「借金令嬢は返済に生きる」の第一部がムーンライトノベルズに。
第2部は普通のとこに。
エリンの弟アーサーの物語が「借金令息も返済に生きる」であります。アーサーの恋人の「使用人ケイトの物語」もあります。
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