第5話 魔王の誕生
どうも椎名ひよりです⤵︎
最後らへんまで書き終わっていたのに急にフレーズしてデータが消えてしまいとても大変な目にあいました
間に合わないかと思いましたがギリギリまにあって良かったです。
急いで書いたので文なのでおかしい所は許してください。
急に魔王になれと言われてもよく分からない。それとさっきの夢は一体なんだったんだろう。あと勇者として転移したはずの俺が魔王になんてなれる訳がない。
その考えを予想していたかのようにロキが説明してくれる
「まずは夢のことからかな。あれは正確に言うと夢ではない。あれは19代目魔王がしてきた経験などを次の魔王になる人に追体験させるっていう魔法なんだ!いやーボクも闇属性のあの魔法にあんな使い方があるとは思わなかったなー!ということで君が魔王になるのは決定事項なんだよ!」
なんか急に楽しそうに19代目魔王の自慢話をされた挙句強制的に魔王になることが決まっていたらしい。はぁぁこの世界に来てから平和な生活はできないと思っていたけどまさかここまでとは、、
とりあえず知っておかなければならない事を聞いてみる
「いや、でも魔王って一体なにをすれば良いんだ?」
「んーーとね!魔王は人の感情を喰らうことでしか生きていけません!感情を喰らう手段としてほとんどの魔王がダンジョンを作ります!あとは、、時にはダンジョンの外で国と戦争したり時には魔王どうしで殺しあったりかな。でも最終的には君にはフレイアを殺してほしいかな」
少し疑問に思っていた事を聞いてみようと思う
「フレイアを殺して大丈夫なのか?フレイアが死んだら世界のバランスが魔王に偏ってしまわないか?」
「あーそのへんは大丈夫!大丈夫!フレイアが死んだら次のこの世界の担当の神が変わるだけだから」
なんかすごくフレイアを殺して欲しそうにしていて裏がありそうな気がするが聞きたいことはだいたい聞けたので良いだろう。もし世界を征服しフレイアを殺せたら元の世界に戻れるかもしれない。いいだろう!なってやろう魔王に!!
「いいよ。なろう魔王に。」
「いいね!その意気だよ!でもその黒髪黒目は目立つね。1目見ただけで異世界人だとバレてしまう。じゃあ変えてあげよーう!」
魔王になると言ってくれて嬉しかったのか上機嫌だ。そして自分の体が光に包まれる。痛みはない変化は少し違う気がする。なんかこう全体的に。そう思っていると何もなかったはずの空間に鏡があったので見てみると、、もうすごくなっていた
「だれ、、、これ?」
「間違いなく君だよ!」
日本人特有の黒髪は白く眩しい銀髪になっており黒目は怪しさを感じさせる赤目になっていた。そして1番変わっていたと言えるのが綺麗に並んでいたはずの前歯に2本の長い歯が出ていたのだ
「そういえば魔王になるにあたって君の種族が変えてあげたよ。驚きたまえ。君の種族は始祖吸血鬼だよ!まぁよいではあないか。人族ではあまりにも弱すぎる。他の魔王も人族の魔王はいないしね。」
いいのだろうか始祖吸血鬼なんて強そうなので、でもそういう種族が変わる事は先に言って欲しかった自分にも心の準備があるのだ。
「こういうのは普通最初に説明するんじゃないかなぁ(ボソッ)」
「(ギロリ)」
うっっわ!こっわ!まじ怖い!神に睨まれるって
こんなに怖いのかさっきまで笑顔だったのに睨むとこんな怖くなるのか。いや、でも神に睨まれたのってこの世界に俺だけじゃね?逆にレアレア!
そう思っているとロキが真剣な顔になり宣言を始めた。
「では、君、、いや、佐藤 翔お前を【破壊の神】ロキの名において第20代目闇の魔王 カルトとする!」
そう言われた途端光に包まれた全身が燃えるように熱くなり、身体中をハンマーで叩かれているかのように痛くなって気を失いそうになる所を頑張って堪えていると痛みがどんどん引いていき体の奥底から力が漲ってくる。
「おめでとう。君、カルトは魔王になったよ。そうだ!選別としてスキルを2つあげよう!んーーとこれとこれだね!」
急にそんなことを言うと今日で2度目の光に包まれたスキルの欄には【魔法複合】【分析】が追加されていた。
「あと忠告だけどね。王国から渡された服と武器。あれは気をつけた方がいいよ。帰ってから【分析】で見てみるといい。」
一体何があるのだろうか普通の刀と厨二病っぽいロングコートだったとおもうのだが調べてみれば分かるだろう。
「あと魔王として必要な魔王の書と水晶は洞窟の中。場所は、、そうだな君の頭の中に送ってあげる!あとオマケで装備も置いといてあげる。魔王は異空間倉庫が使えるから荷物はその中に入れた方が良いよ!」
そう言われたのを境に意識が遠のいていき目を覚ましていくのだった。
ーーーこの時。ーーー
ーーー世界を征服するではずである魔王が誕生したことはこの世界で誰もまだ知らないーーー
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