第2話 国王との謁見
どうも。椎名ひよりです!
今回は頑張って少し長く書いてみました!
「ようこそ勇者様方。魔王を倒しこの世界を救ってはくれまいか?」
突然違う世界に来て魔王を倒してくれ。と言われてもよく分からなかった。現にみんな頭の上にはてなマークを付けている人が多かった。
だがこれはライトノベルなどである異世界転生では?などと思っていると隣から小さな声で
「おい。翔!異世界召喚だぞ!よく小説とかであるあれだ!すっごいワクワクしないか?」
「そうか?」
「というか王様の隣に姫様?めっちゃ可愛くないか??」
俺の数少ない友達の1人の高品 悠斗が興奮気味に感情の昂りを伝えてくる。だがそれも分からなくはない。
俺も冷静を装っているがよくライトノベルは読むので結構ワクワクしてしまっている。そして悠斗が言ってきた姫様だが確かに非常に可愛い。
流れるような長い金髪に透き通ったスカイブルーの瞳はまるでおとぎ話からでてきたヒロインのようだった。しばらくしてみんなが少しずつ冷静になって行くのを感じとったのか姫様が口を開いた
「急に世界を救ってくれ。と言われてもピンとこないと思いますがその説明はまた後ほどしますね。まずは自己紹介から私は82代目国王の孫娘のカブァレッタ・レグルースと言います。よろしくお願いしますね。」
姫様はカブァレッタと言うらしい最後にお辞儀をする姿はクラスメイトの男だけならず女子も見蕩れてしまうほど綺麗で洗礼された動きだった。そう思っていると王様が口を開いた。
「では、早速だか本題に入らせてもらおう。先程も言ったが魔王を倒してほしい。」
それに反応したクラス委員長を務めクラスの中心である宮田 正平がクラスを代表して勢いの乗った質問を投げかける。
「魔王を倒して欲しいって一体どうやって倒すんですか!?僕達は戦争もない国から来た一般人だったんですよ!?」
だがなぜか手馴れた様子で国王は質問に冷静に答えていく。
「大丈夫です。君たちのような転移してきた人達には神からの祝福を受けていて常人ではなし得ない事も容易くできます。ちなみに君たち30人の中に勇者は5人いる。」
「一体、勇者と祝福だけを受けている人の違いはなんなんですか?僕達は元の世界に帰れるのですか?」
「勇者と祝福だけを受けている人の違いは1つ対魔王特攻をもっているかもっていないかだ。安心したまえ元の世界には帰れる。だが魔王を全て倒した後だ。」
「この世界には魔王が現状確認できている人数は少なくとも24体そして今回の召喚では嬉しいことに、【勇者】【光の勇者】
【炎の勇者】【錬金の勇者】【雷の勇者】が召喚されているはずなので全員心の中でステータスと言ってみてください」
指示にしたがってステータスと心の中で言うとよくゲームなどで見慣れた画面が視界に表示された。
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名前 佐藤翔
魔力 B+
筋力 C+
敏捷 A-
耐久力 C-
《魔法》
雷魔法 Lv2
《称号》
【雷の勇者】
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まさか、自分が勇者とは、、前のような平和な日常は送れそうにない。
「なぁ。翔。お前勇者だったか?」
「そういう悠斗はどうだった?」
「俺は勇者だったよ。【光の勇者】だった」
「俺も勇者だった。【雷の勇者】になっている」
まさか、悠斗も勇者とは失礼かもしれないが正直以外だった。
「ステータスの確認は終わりましたね。では勇者と表示されている人は前に出てきてください」
王様にそう促されたので前に出るとそこには見知った顔があった。そう。今日の朝話をした橋本彩果だ。
「彩果はなんの勇者だったか」
「私は錬金の勇者だったよ!そういう翔は?」
「俺は雷の勇者だったよ」
さっきと同じような会話をしながら前に向かっていきカブァレッタさんの声が聞こえ止まる。
「一応出てきてもらいましたが、同じ立場の人がいないと不安でしょう。出てきてください。」
国王がそう促すと入ってきたのは茶髪のような黒髪の男女が入ってきた。そして顔の特徴を見ていくうちに驚いた。
なぜなら入ってきた人は、、、
ーーー俺たちと同じ日本人だったーーー
いかがでしたでしょうか?
初めてこんなにながく書いた上に会話の文章がどうも苦手で分かりずらくなっている所があると思いますがそれは申し訳ないです。
ですが分かりずらかった所。表現の変更などアドバイスをしていただけると嬉しいです!では最後にここまで読んで下さった方々に心からの感謝を!