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siki  作者: 半信半疑
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深夜の空想・白

「宇宙遊泳」


 お布団は宇宙。

 起点は私。

 実際は動いていないのだけれど、

 頭の中にはブラックホールがいるよ。

 たまに吸いこまれて、深いところに

 おちていくよ。

 ほら、目を閉じてごらん。

 暗闇が広がっているだろう?

 残念なことに星の明かりは

 消えてしまっている。

 しかし、安心していい。

 そこは疑似宇宙。

 心のコスモ。

 有ったり無かったりする存在さ。

 だから、星も

 有ったり無かったりするのさ。

 有ったり無かったり、

 無かったり有ったりするのさ。

 君は、

 そのだだっ広い空間で

 ゆっくりと泳いでいればいいんだよ。

 そうすれば

 いつの間にか明かりが生まれる。

 …あぁ、

 朝だね。

 また今夜、ゆっくりと泳ぐといい。



「森の中で」


 今夜も迷い込んだ森の中で、

 優しいうさぎに出会った。

 一言目が、

「顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、うさぎが好きになった。

 うさぎと一緒に歩いていると、

 今度は、ねこに出会った。

 一言目が、

「なんと美しいお方だ。しかし、顔色が悪いですよ?」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、ねこが好きになった。

 うさぎとねこ、一人と二匹で歩いていると、

 最後に出会ったのは、

 大きな熊だった。

 爪を突き出してからの一言目が、

「どうしてこんなところにいるんだ」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、熊が好きになった。

 それから私たちは、お食事会をした。

 夢だから、何でもできるの。

 そうして、

 うさぎとねこと熊と私、

 皆で笑いあっているうちに、

 目が覚めた。


物語チック。

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