63/94
母への言葉
「母へ:息子の願い」
母よ。
いつも私のことを気にかけてくれる、
やさしい母よ。
お願いがあります。
時々で良いので
自分自身のことも気にかけてください。
たまには私のことを忘れて、
のんびりと過ごして下さい。
私も十分育ててもらいました。
なんとか一人で生きていけています。
だから、母よ。
無理してまで働かないでいい。
”私の為”ではなく、
”自分の為”に生きて下さい。
手紙と共に一輪の赤い薔薇を送ります。
どうかご自愛ください。
「母へ:娘の言葉」
口に出そうとすると
照れてしまって上手く言葉にできない。
ぱくぱくと、酸素を求める魚のように、
どうもあたふたしてしまう。
今年は遠く離れているし、
メールでは味気ない。
だから、
薔薇と一緒に言葉を送ります。
”お母さん、いつもありがとうね”




