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からからからん、と音がする
「からから心」
理由も分からず歌をうたう。
怒鳴るような大声から、
やがて、
囁くような小声へと。
はじまりはおわりを
含んでる。
見えはしないけれど。/(見せてはくれないけれど。)
そうして、
わたし達は歩んできたのか。
今、
ふりかえり見るこの道は、
二人でうたったこの道は、
いったいどんな色模様?
夕日がキリリと音たてる。
散らばる熱量、
からからからん。
からからからん。
「からから小骨」
小骨ぶらぶらぶらさがる。
風に吹かれて、右左。
右に左に、
からからからん。
からからからん、と音が鳴る。
小骨ぶらぶらぶらさがる。
大地の震動、右左。
右に左に、
からからからん。
からからからん、と音が鳴る。
小骨ぶらぶらぶらさがる。
優しくさわられ、右左。
右に左に、
からからからん。
からからからん、と音が鳴る。
小骨はただただぶらさがる。
右に左に、
からからからん。
からからからん、と音が鳴る。
「からからからん」という音を使いたくなって書きました。
平井弘さんの短歌の一つに、終わりの句が「からから」となっているものがあって、それに影響を受け、音で表現してみたくなったのが理由です。
詩のタイトルは「からから」ですけどね。




