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siki  作者: 半信半疑
34/94

孤独で、こどくで、コドクで・・・・・・

「暖炉の前の少女」


 少女は待っている。

 自身を抱き上げてくれる誰かを。

 暖炉の火がパチリと燃え、

 彼女は冷えた手をかざした。

 くらやみが少女にせまる。

 その時、

 重く閉ざされていたはずの扉が開いた。



「知っているか」


 お前は知っているか。

 不意に訪れる、孤独な時間を。

 それは突然やってくる。

 手を洗っている時。

 空を見上げた時。

 鏡を見ている時。

 誰かと話している時。

 時間を確認している時。

 その瞬間に抗うことはできない。

 全ての抑制は意味をもたず、

 意識の底から、あるいは外から、

 一色に染められる。

 その牢獄は堅固であり、冷酷。

 理不尽に放り込まれる私たちにできるのは、

 ただただ光を渇望することだけだ。



「暖炉の前の少女」に関して、書き始めは夢みる少女の感じでいたのだけれど、三行目から方向が変わった。最終的に親を待つ感じに。しかし、親であるとは明記しない。

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