表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
siki  作者: 半信半疑
2/94

糸につないだ人形の独白

「装う」


 言葉で

 武装している。

 ガチガチに

 隙間なく。

 でも、それは私の主観であって、

 他のひとから見たら、

 スカスカなのかもしれない。

 拒絶されるのがこわくて、

 拒絶した。

 受け入れられるのがこわくて、

 受け入れたふりをした。



「誰かのおしえについて:今思うこと」


 その先には

 必ず希望があると、

 光りかがやく未来があると、

 ずっとそう

 教えられてきた。

 ずっとそう

 思ってきた。

 

 だから、

 悲しみに、

 耐えきれなかった。


「本当」が何かを、

 私は知らずに過ごしてきた。

 だから、「本当」に

 耐えきれなかった。


 縋りつくもの、

 私が縋りつきたいと思っているものの、

 そこにある価値を

 私は信じられずにいる。

 信じようと思う私もいる。

 どちらも私なのだけど、

 その違いに、

 その落差に、

 戸惑う。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ