↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/3

交体の儀①

また、全世界・全人類がマンボウ様の、口が開くのを待つ。


異様な静けさ。


「シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン」


(今まで、歴史上、世界が、これほど静かになったことがあったろうか?)


(たぶん、ねぇ) 


 


  マンボウ様が言いかける、「交体の儀とは」

「とは?」(全世界、固唾を飲む)


「ゴックリ」(全人類がつばを飲む音)が、全世界に、ひびき渡る。



 「お互いの身体の一部を、切り取り、互いに交換し合うこと」と


マンボウ様、大マジメ(目がマジ、コワイよー)、言う。



 (体の一部って、どこだよ?髪や爪じゃねんだろ、指はいやだ!ヤ〇ザにまちがわれる、他はもっといやだ!)



 俺は、叫んだ、「今度こそ、ガイドブックが間違っている。そんな習慣は地球にはねぇ!」と



 すると、マンボウ様「ガイドブックP17に・・」と、ガイドブックを出し、声に出して読む。(音読かい?)


 

 「器官切除 指詰め、指や腕・足などを切り落とすこと。世界各地で古くから見られる」


出典 山本〇〇「身体変工」『日本百科全書』


と書いてある。」


と、自信満々に胸をはる、マンボウ。



 (指だ?、腕だ?足だ?絶対にいやだ、痛い、後で困る)


俺は、「ウソだ。おい、KG、『日本百科全書』持ってこい」



  KG「はい、ただいま」と、あわてて持ってくる。


「早ぇな」と俺。(ゆっくりでいいんだよ、時間かせぎだよ、察しろよ)


「国立図書館が近いですから」と、KGは、大マジメだ。



 俺は、ゆーっくり、ゆーっくり、ページをめくり、時間を稼ぐ。


(絶対、見つかりっこねぇ、ウソだって証明してやる)



その時だった。ヨコ・ヒロシ、(てめぇ、まだ、いたのか?)、が叫んだ。


「ハリーアップ」(えっ、いそげ?いやだ、ゆーっくりだ)



すると、テレビの中から「ハリーアップ」、「ハリーアップ」、「ハリーアップ」の大合唱、今、再び世界の心が一つになった。(いやな、ひとつになり方だ)


 あまりのうるささに、仕方なくページをめくる手を少し早めた。


ページが進んでゆく。「身体感覚」→「身体検査」→「身体切断」


のページに



「器官切除 指詰め、指や腕・足などを切り落とすこと。世界各地で古くから見られる」(身体加工より)


(おい、あったよ、あっちゃったよ、どうすんだよ)



 俺が一瞬、ろうばいした表情をヒロシは見逃さなかった。


すぐ、俺の横にきて、そのページを見ると、一言、「ファウンド」(あった!)


と叫んだ。



 その瞬間、全世界、歓喜の嵐


「コングラチュレーションズ!」(めでたくねぇ!) 


「グッジョブ!」(よくねぇ!)



 その他、すべての言葉で、全世界が祝ってくれた。


俺の身体の一部切断を。


それも、みんな喜色満面で(そんなに、俺の切断がうれしいのか?怒!)



その時、マンボウが、「まずは、私の足を切ってくだされ」、と


重々しく言う。


 

 すかさず、ヨコ・ヒロシ「さすが、マンボウ様、自らを犠牲にして、友好のために」、ヨヨヨヨヨ、と、盛大に泣き崩れる。


(さすが、芸人!演技うまっ!)



そこで、サシバ首相が「すぐ、切断専門医(そんなもん、あんのか?)を差し向けます。3分、お待ちください(カップ麺かい。)



すると、3分後、ヘリコプターの音がして、


「お待ちー」の声とともに、ピンクの白衣(?)の女が飛び込んできた。



♬つづーくー♪♪











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。