66話 カゼノ国へ
テストが控えている中、松風先輩たち、つまり緑の団はカゼノ国へと向かったそうだ。それはなぜなのかは俺たちに教えてはくれなかったけれど、ダークグレーノ国と共鳴しているのがカゼノ国だからと認識している。
来週に行われるテストがうまくいけば四段魔導士になれるから頑張らなくちゃと、庭で魔法を唱えていた。
「カステクライン!氷、ペンギンの滑走!」
ペンギンたちが現れ滑るように走って行き、アンジが作ってくれた偽の死屍を倒す。本当は海豹の雪崩をやってみたいのだが、城下町まで雪に覆われるらしいから、戦い以外はやめてねとアンジに注意されている。
「カステクライン!氷、シマエナガの霧雪!」
シマエナガが数羽現れ、霧雪を降らせ、もういっちょとカステクラインを起動させた。
「カステクライン!虎の閃火!」
虎が現れきらびやかな火を灯したことで、美しい現象が起きた。シマエナガが作った霧雪に、虎が出したきらびやかな火の灯りで線香花火のようなことが起きる。
後ろで見ていた雫とハウヴァが綺麗と呟いていた。
「少し休憩にしよう。お茶、作ってくるね」
執事がいるのにそういうところは現世にいた頃のが染み付いていたのかなと、空いている席に座る。
「そういや、ミケは?」
「それが三毛屋さんだっけ?猫の姿だからすぐいなくなっては見つけての繰り返しっぽいよ」
「首輪でもつけたらいいじゃありませんの?」
「そうもいかないよ。どうしてなのか教えてくれないっぽいんだよね。お父さんも研究ばっかで、ちっとも話してくれない」
雫は頭を掻いていて、雫が苛ついているんだなとわかってしまうほど顔に出ていた。ミケの様子を見に行くか、雫の父ちゃんと話すか、それとも夏海の様子を見に行こうか迷う。
考えていると兄貴が庭から出て来て、俺の隣に座った。ふと疑問に思い、兄貴に聞いてみる。
「兄貴、ホノオノ王国に戻らなくていいのかよ」
「色々と考えて想心がいる青の団に移籍したんだよ。まあ最初はレイム団長は拗ねてたけど、兄弟同士が同じ団にいればお互い支え合えるだろうからって」
「まじか。それならそうと早く言えよな。歓迎会の宴、やれたのに」
「僕はそういうのはいいよ。それで雫ちゃん、気になってはいたんだけど、雫ちゃんがグレーゾーンの中なら、仮のカステクラインは必要ないんじゃないのかなって思うんだ」
兄貴に言われ俺たちは言われてみればと声に出していて、アンジが執事たちを連れて戻ってきてアフタヌーンティーの時間のように、焼き菓子等も置いていった。
セッティングが終え、アンジは右側の椅子に座り、どうしたのと聞かれるから、兄貴に言われたことを伝える。
「なるほど。確かにグレーゾーンに入っているのなら、仮のカステクラインは必要はないはず」
「まだ私、グレーゾーンに入っていなかったからとか?」
「一度、ウォールディアのところに行ってみるのもいいかもな」
俺が提案するとハウヴァはリディーと一本勝負するらしく、俺たちと兄貴四人で行くことにした。
ウォールノ森付近の空が危うく、まるで嵐でもくるんじゃないかというような感覚。何も起きないよなとウォールノ森に到着してすぐに、汀が猛ダッシュで森の中へと入ってしまう。
何かが起きたんだと俺たちも急いで行ってみると、目が点になってしまう勢いだった。
焦ってウォールディアのところへ行ったのかと思えばそうではなく、そこにはウォールディアが水龍と触れていたからだ。
「来たようね、想心、アンジ、雫、颯楽。お行きなさい、主人のもとへ」
ウォールディアがそう告げると水龍は空高く飛びどこかへと行ってしまったと同時に空が晴れた。
「待っていましたよ。要件は雫に持たせたカステクラインのことでしょう」
「はい」
「雫が持つデステクライン、終焉の雫は千年前に起きた際に誕生したデステクライン。その持ち主はアノ族ではなく、シジ族だった」
シジ族にもカステクラインやデステクラインを持てることができるだなんてな。それともシジ族の願いがデステクラインとなったのかもしれない。
「シャン、いるのでしょう?いらっしゃい」
そこにいつの間にか来ていた雫の父ちゃんであり、会釈をして雫の隣へと立つ。
「本来ならば父親として、雫に本当のことを伝えなければならないけれど、話していいわね?」
「構いません。ただしできれば雫一人で聞かせてあげてほしい。想心くんたち、構わない?」
俺たちも聞きたいのは山々だが、わかりましたと二人きりにさせ、ウォールノ森の外で待つことになった。雫の父ちゃんは空を見上げていて、聞きたいことがまだたくさんある。どれから話そうと考えていたらアンジが質問をした。
「シャンさんにはいろんな情報がこちらにも入ってきています。それと雫の関係は?」
「いずれ話さなければならないと思っていた。実は言うと雫は私の娘ではないんだ」
「え?雫、普通に自殺してデステクライン使いになったんじゃ?」
「獣柱によって記憶を書き換えられたと龍たちが言っていた。理由はただ一つ、君の妹である芽森ちゃんが龍ノ姫のように、シジ族でもそういう役目が存在するそうだ。本来、現世には五龍、つまり以前話した右に描かれていた五龍は現世を護る龍。そして左に描かれていた五龍は天の世界と獄の世界を護る龍と呼ばれている」
腰を抜かしてしまいそうな勢いでアンジが支えてくれ、てことは雫は元々シジ族でありデステクライン使いの子だったってことか。
「昔は雫の覚醒を監視するよう言われていたけれど、娘のように接していたことで情が湧いた。それもあり私は雫の前から姿を消していたんだよ」
「シャンさんはシロノ団員ってことなんでしょうか?」
兄貴が聞くとそうじゃないと体をこちらに向け、明かされる。
「私は天龍寺家と繋がったことで、シロノ国ではなくライトノ国にいるセブラに命を受け、育てた。この子はいずれ龍ノ姫と繋がりを持つと」
「つまり芽森と繋がりが起きるってことなんですか?」
「詳細はわからないがおそらく国同士が共鳴するように、二人も共鳴する可能性があるかもしれない」
二人が共鳴というのはどういう意味なのかは定かではないけれど、芽森が危機に陥っているのもそれが理由なのかもしれない。二人の共鳴によって何かが起きる。そうとしか言いようがなかった。すると雫が戻ってくるも普段通りの雫だ。
「お待たせ」
「雫、理解はした?」
「へへ。まだ実感はしてないけど、私がなんでブラックノ国に幽閉されていたのかもなんとなくわかってたんだよね。それに玖朗団長が言ってた。私はいずれ龍の生贄になるから守ってやってんだって」
龍の生贄ってとつい雫の父ちゃんを見てしまった。雫の父ちゃんは俺と兄貴に真実を聞かされる。
「龍の生贄とはこの世とあの世を安定させるために長年とやっていた儀式のようなもの。その儀式が終えれば二人の姫は龍宮という場所へと連れて行かれ、会えるのはただ一家のみ。龍桜家と言われている」
「以前、そのようなことを聞いたことがあります。まさかそれが本当のことだっただなんて信じられない。想心はあまり興味がなかったから、覚えてないだろうけど」
「雫も芽森にも会えなくなっちまうってことか…」
「いや、それを阻止する方法は実際に起きた。それが千年前の戦がそうなるらしい。だから今回も阻止はできると判断して、想心くんと思穏くんをこちら側に来させたのではないかと考えている」
やり方は汚くてもそうなることになるならしゃあないと思ってしまうほどだ。
「私の役目はお父さんを探すことだったけど、さっき言われたの。こっちにいる龍はとても暖かいからあなたの思うがままに進めばいいって。だから想心、アンジ。私は青の団員として今まで通りでいいかな?」
「もちろん。それに雫がピンチになった時は俺やアンジたちが絶対に守るから心配しなくていいよ」
「そうだよ。もう雫は立派な青の団員だし、誇りを持っていればいいと思う」
「二人ともありがとう。お父さんも、ここまで育ててくれてありがとうね。そうとなれば芽森ちゃんの様子一度見よう。どういう状況なのか知っておきたい。想心のお兄さん、いいでしょうか?」
兄貴は俺と一緒に見るため、すでに持っていて、全員で芽森の様子を見ることになった。芽森大丈夫かなとリヴィソウルを眺めていると、芽森の部屋が映る。玖朗が言うに届かない場所に封印されてしまったと聞いてたんだけどな。
すると扉が開いて扉を開けたのがなんと爽で、気遣わしげな表情を出している。そして芽森は顔を覆い泣いているのだろうか。
「兄貴…」
「状況が分からないからなんとも言えないよ」
どうして家にいるのかは不明でも、おそらく爽が芽森を救ったのは間違いはないんだろう。見ていると鶏の鳴き声が聴こえ、そちらに目がいった。
そこには白いローブを羽織り、頭には鶏を乗せている青年が立っている。青年が喋ろうとするも、鶏の鳴き声が大きいせいで聞こえなかった。それを察知したのか手を合わせてすまんというようなポーズをとりながら近づいてくる。いつの間にか雫の父ちゃんがいなくなっていた。
「よっ青藍の葉桜を持つ想心。んで君がロゼ姫で間違いはなさそうだな。てことはここにシャンがいるはずなんだけど、逃げたなら仕方ない」
「あなたに聞きたいことが」
「芽森ちゃんは無事だけど、精神が今やられちゃってるらしい。だから風龍使いの松風爽が重い空気を追い払ってるから大丈夫だとは思う。ただ君たちのご両親が行方知らずとなった以上、芽森ちゃんがどれくらい耐えられるかが鍵となってくる」
俺たちの両親が行方不明って現世では一体何が起きているんだよ。そうだ、リヴィソウルを使えば、居場所を特定できるかもしれない。そう思ったら鶏男が言う。
「リヴィソウルを使っても、おそらく居場所は突き止められないと思う」
「なんでだよ」
「俺たちがリヴィソウルで試したからだ」
「てことは僕たちの両親は死んでいると言いたいの?」
兄貴が質問するといやと鶏男はこうも言っていた。
「魂はちゃんと現世にいる。ただどこかの地下に閉じ込められて特定ができていないと言うこと。おそらく龍桜神社の地下に閉じ込められていたとしても、俺たちはその区域には入れない」
「そこに龍がいるからってことだよね」
そう言うことと言われてしまい、俺たちは言葉がでなかった。ここで爽がこっちに来てしまったら確実に芽森は一人になってしまう。
「兄貴…」
「僕たちはまだ現世に行ける階級じゃないから、まずは階級を上げなくてはならない。そういう認識でいいのかな?」
「さすが話が早いな、颯楽。階級をまず上げるのと、それから想心には水龍がついているから、水龍と仲を深めてもらう」
「どうやって?」
鶏男が言おうとしたところ、頭に乗っかっている鶏が鳴いてしまい、何を言ったのか分からなかった。鶏男は苦笑いしながら言おうとも鳴き止まず、俺たちも苦笑してしまうほどだ。
そしたらなんと死屍に囲まれてしまい、カステクラインを起動させようとしたら、鶏男がカステクラインを起動させる。
「カステクライン!光、鶏の金切声!」
さっきより甲高い声で俺たちは耳を塞いでしまった。これが獣柱の力なのかよと、愕然としてしまう。一瞬で死屍が消え、悪いなと何故か光っていなくなってしまった。
いなくなったことでいつの間にか雫の父ちゃんが顔を出す。
「鬱陶しい奴が来たようだ」
「あの鶏男は?」
「基本、シロノ国から出ない人、鶏谷珺くん。ここに降りるということは、おそらく日取りが迫ってきているのかもしれない」
「それって二人が龍宮へと連れて行かれることですか?」
おそらくと再び言われ雫はそっかと声を漏らしていた。
「とにかく獣柱に会ったら警戒はしておいたほうがいい。どのタイミングで雫がシロノ団に捕まるか分からないから」
緊張感が高ぶるもこの話は一旦終わり、俺たちはミズノ王国へ戻ることに。家へ帰りまだ庭で稽古をしてもらっているハウヴァの姿があった。以前より楽しそうでなによりだと自室に行こうとしたらテンファに呼び止められる。
「想心、ちょっといい?」
「どうした?」
「もらった種を植えたら…」
なんだろうとテンファの温室へ行ってみると、なんとすでに花が出ており、しかもテンファが探し求めていた白い向日葵だった。ダンザ校長が全て種を持っていたとかじゃないよなと一瞬考えてしまうも、テンファが嬉しそうにしているからいいか。
「よかったじゃん、これで薬作れるんだろ?」
「それが妙なんです。以前作れていた薬が失敗ばかり起こる」
「んーその種くれたのタンザ校長なんだよ。詳しいことは直接、タンザ校長かあるいは莱愛に聞くのが一番早いんじゃないか?」
「聞いてみます。想心、一つ頼みたいことがあって」
テンファはポケットからある一枚の写真を俺に見せてくれた。テンファより年下の少女でおそらく小学低学年ぐらいの子だろう。無邪気に笑う少女とテンファの関係性は兄妹と言ったところか。
「妹?」
「うん。名前はるこで今は獄の世界にいる」
「なんでだ?この年齢なら天の世界に来るだろ?」
「小生はるこに殺されたからだと思う」
まだ幼いというのにどうやったら、そういう出来事が起きてしまうのか理解不能だった。テンファは花瓶に入った花を一輪とりこう言う。
「僕の両親は花屋を経営しててた。るこが生まれた時、母さんは亡くなって、男一つで小生たちを育ててくれてた。もちろん父さんの手伝いをしていたことで、ることあまり遊んであげられなくて。そんな時だよ。親友である焔と璃子ちゃんに出会った」
その言葉に衝撃すぎて数秒固まっていたとしても、テンファは語っていく。
「焔や璃子ちゃんがいるから、るこは大丈夫。そう思って、父さんの手伝いをしてた時、るこに言われたんだ。お母さんはどこにいるのって。その当時、母さんがなぜ亡くなったのか知っていたとしても、るこには教えるなって父さんに言われれたから言えなかった」
「母親が亡くなった理由は?」
「もともと体が弱い人で、入退院することが多かった人でも、花が好きだからって花屋を経営してた。るこがお腹にいる間は休んでほしいって父さんに言われてたけど、母さんはお客さんの笑顔が好きだからって休まなかった。その結果、出産まじかの時に倒れて、先生に言われた。母さんの命か、るこの命か、どちらかしか選べないって」
一つの命しか選べないのは正直辛い選択肢で、俺だったら両方救ってほしいって縋ってしまいそうな感覚だった。テンファはその一輪を俺にくれながら、今も心の傷は癒えていない様子な表情をする。
「母さんに言われてたんだ。もし何かあったらるこの命を守ってあげてと。父さんは母さんの約束を守って、るこの命を選んだ。ただ父さんはるこの成長を見るたびに、るこが寝ている間、泣いてた。なぜならるこは母さん似だったから。それでるこはそのことを知って自ら命を絶とうとしたから、僕が止めた結果ここに来ちゃった」
テンファの言葉に俺は差し含み、テンファは俺にハンカチを差し伸べてくれた。
「すみません。泣かせるつもりはなかったんです」
「いや、いいよ。テンファがここにいる理由、知れてわかったから。だからだよな。名前がテンファって理由も」
「はい。妹が心配で名前を変更した。るこを置いて新しい命にはなれない。ただ一つ頼みたいことがあって。もしるこに会ったら伝えてあげてほしい。お母さんは今もるこのそばにいると」
「わかった。伝えとく。ん?てことはもう母親は新しい命となってんのか?」
テンファがいった言葉に溢れていた涙が落涙する。
◆
セブラとみよりさんが戻って来て早速、ダークグレーノ団へと出発していた。それにしても意外だったのが今回なぜかリラ団長も同行することになり、ルルラちゃんと手を繋いでいる。
その光景に思わず親子を連想してしまった。まさかねと後ろで歩いていた僕と美命ちゃんと歩いていた。
「美命ちゃんはダークグレーノ国に行ったことはあるの?」
「何回か調査で行ったことはあるかな。ダークグレーノ国は、思穏くんが想像している国じゃないから気をつけたほうがいいよ」
「そうなの?」
「うん。着いたらわかると思うから」
セブラもいつもと違って警戒心を曝け出しているのはみよりさんを守るためだよね。本当に連れて来ちゃってよかったのか、わからなくとも大丈夫と信じたい。
「あれがダークグレーノ国だ」
先頭で歩いていたセブラとみよりさんが立ち止まって教えてくれ、その光景を眺める。グレーノ国よりダークグレー感があり、空色もやや暗めの色だった。
なにが出てきてもおかしくはないような感じで、なぜかルルラちゃんはリラ団長にしがみついている。僕たちにはわからない恐怖心が伝わっているのかも知れない。
「暴れてる…」
「みより、覚悟は持てよ。俺たちと行動するということは」
「わかってる。どんなことが起きたとしても、私は受け入れるわ」
「んじゃ行くぞ。リラ」
リラ団長は僕たちの中心にたち、場所が切り替わった。その場所はダークグレーノ王国であり、戦争が起きている。デステクライン使いとカステクライン使いが戦っていて、巻き込まれそうになるもリラ団長とセブラが守ってくれた。
こっちだとセブラの誘導によって、ダークグレーノ城付近に避難をする。
「いつもこんな感じなの?」
「そう。ダークグレーノ国にいる人たちは一線を超えた初めての人たちばかりが集まる場でもあるから戦が絶えない」
「その通りですわ」
そこに現れたのはグレイ団長とディーグ、それから知らない男性がいる。すると知らない男性がルルラちゃんの方を見て、ルルラちゃんはリラ団長の後ろに隠れた。
知らない男性がルルラちゃんのところへ行こうとしたところ、グレイ団長が止めに入る。
「百合男、娘に近づくのは禁止ですわよ」
「憎い、憎い」
「憎いのは当たり前ですの。たとえ息子を娘が殺したとしても、それは許されない行為ですわ。それでなにしに来ましたの?」
「グレイ、俺たちが来た理由はすでにわかってるはずだ。想心をグレーゾーンに入れさせたのもグレイが仕掛けだろ?なにが目的だ?」
グレイ団長は表情を変えずにいて、想心がグレーゾーンの中に入ってしまったのはわかってたけど、なぜグレイ団長が関わっているんだろうか。
「決まってますわ。青藍の葉桜を濃藍の葉桜にしますの。その意味はセブラ、そして龍ノ姫ならお分かりなはずですわ」
二人の表情は信じられないような表情を出し、濃藍の葉桜というのは確かデステクライン一覧に記されていたような。
「わかっているのなら、黙って見ててもらいたですわね。仮に邪魔をしようとするならば、そこにいる可愛いお嬢さんをズタズタにしますわよ」
グレイ団長が手にしていたのは美命ちゃんの人形を持っており、どうするのとセブラを見ても反論はしなかった。退散していくグレイ団長たちであり、消えた瞬間。セブラは悔しそうな叫びをして、僕たちはなんて声をかければいいのかわからなかった。
ご無沙汰しております。長らくお待たせいたしました。出来上がり次第、更新をしてまいりますので、引き続き楽しんでもらえたら嬉しいです。ではまた次回。




