5話 秘密基地その1 葉桜想心
アンジどこに行ったんだと探し回っていたら、再び迷子になっちまったし、ここどこだよと言いたいぐらいだった。まるで秘密基地に来たような感覚で、少し休憩すっか。
ソファーらしきものに座り、テーブルには何か紙が置いてあった。自己紹介と一話から四話をざっくりおさらい情報を伝えてくださいか。なるほどねと髪を置いて自己紹介をする。
初めまして、初っ端からなんじゃこの世界って思った読者さんや、もう待ちくたびれたよって思っていた読者さん。俺の名は葉桜想心と言ってリメイク前は葉桜春樹としてやっていたもんです。
作者さんが作る人物像としてちゃんとやっていけてるかわかりませんが、心から想いを伝えていけるよう頑張るんで応援よろしくな。
にしても作者さんに一つ突っ込みたいことがあるんだがいいか。読者さんもリメイク前の読んでくださっていたらわかるかと思うが、ほぼ変わらず俺と思穏の名前を変更していく作業が行われるっぽい。
若干、一部変更したい箇所と誤字をなくした状態で上げたいということで少々時間がかかるかもしれないから、そこら辺はご理解をいただければ幸いかな。
んじゃ振り返っていくか。まずは一話目はざっくり言わせてもらうと俺と思穏はこの世から去って、俺は天の世界へと入り、思穏は獄の世界へと入ったよな。俺たちは本当に巡り逢えるかはまだまだ先になるからじっくり読んでってくれよ。
二話はそうだな、印象的に残ったのはタクシーケンタウロス。いや、リメイク前はそういうもんなかったから、びっくりしたわ。タクシーケンタウロスは引き続き出てくるみたいだぜ。
三話目は魔法学もそうだったけど、一年前に亡くなっちまった幼馴染みの梅原美命に出会えて嬉しかったよ。あっちにいた頃は辛い場面がいくつもあっても、美命は必死に命と向き合った。今では白の団の副団長だっけ。またどこかで会えると思うから、もう少し話を聞こう。
そして四話目はなんと言っても歴史学のリディー先生だよ。冷徹さがあるにも関わらず、俺の前では乙女な顔をして。しかもリディー先生は俺たちを殺したセブラと同期なんだってよ。だから千年以上もここにいるってことだ。
そうだった。セブラが言っていた言葉の意味。思穏は照秋に選ばれ、想心は汀春の魂に導かれた。思穏はともかく、俺は本当に汀春さんの魂に導かれたんだろうか。
そこも踏まえてこの世界は語っていくそうだから、要チェックな。
さてとアンジを探しに行きますかと立ち上がったら、カステクラインがくるくると回転する。
「カステクライン!連絡、水のペンギン!」
水のペンギンが現れ、誰だろうと手のひらを出しその上に水のペンギンが乗っかるとどこにいんのとアンジが怒鳴った。
「迷っちまって、そしたら秘密基地っぽいとこで休憩してた」
そしたらアンジが落ち着いてくれたのかトーンが通常通りになり教えてくれる。
『その部屋は以前、汀春さんが使用していたらしい部屋で、誰にも見つけることはできなかったらしいよ。やっぱり青藍の葉桜に導かれたんだね。よかった。デステクライン使いに拉致られたのかと思ったよ』
「悪い。今から部屋出るから、職員室の前で待っててくれるか?」
『わかったよ』
そう言って通話は途絶え、俺はアンジと合流することにした。




