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シゴノセカイ《改訂版》  作者: 福乃 吹風
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10話 秘密基地その2 紅葉川思穏

 セブラ、セブラどこ行ったのと探し回ってもいなくて、どうしようと立ち止まると知らない部屋へと入っていた。ここは一体どの部屋なんだろうかと、少し休憩がしたくソファーに深く座る。テーブルに何かメモが置いてあり、それを撮ってみた。

 メモには自己紹介と6話から9話のおさらいをざっくり説明してくださいと記されている。よくわからないけど、メモを置いて自己紹介をした。


 初めまして、初っ端からなにこの世界って思った読者さんや、もう待ちくたびれたよって思っていた読者さん。僕の名は紅葉川思穏もみじがわしおんと言って、リメイク前は紅葉川秋也としてやっていたものです。

 作者さんが作る人物像としてちゃんとやっていけてるか不安がありますが、穏やかな思いを伝えていけるよう頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。


 自己紹介はこれでいいのかなと疑問を抱きつつ、6話から9話をさらっとおさらいさせていただきます。


 6話は飛行学を学び、それから校長の奥さんについての話だったね。まさかカステクラインが壊れると死屍デッドルタになるとは思いもしなかったよ。

 本当にそんなことが起きることは肝に免じているけれど、僕たちが持つデステクラインもそうなるのかな。そこはセブラが教えてくれるかもしれないから、後で聞いて聞いてみよう。

 7話は想心の側近であるアンジという子の死が明らかになったよね。アンジは山にあるところで亡くなったけれど、里親はきっと後悔していると思う。そう願いたいよ。いつか里親が現れそうな、そんな気がしてきた。

 8話は剣汰を無事に見つけることができたけれど、ダークグレー寮長のディーグに妹の盾乃ちゃんが奪われちゃったよね。盾乃ちゃん大丈夫かな。

 9話は謎の少女が登場し、しかもその子はデステクライン使いだ。まさかその子を匿うんだなんて何してんのって突っ込みを入れたいぐらいだよ。


 こんなぐらいかなと思い返していたら、デステクラインがくるくると回るから起動させる。


「デステクライン!連絡、闇雲の烏!」


 闇雲の烏がデステクラインから出てきて、僕の手のひらに乗っかった。


『アンジ、今どこにいんだ?』

「えっと、いつの間にか知らない部屋に到着しちゃって、休んでた」

『あーあそこか。照秋が使ってた部屋だから、好きに使って構わない。そっちに行くから待ってろ』


 うんと言う前に切れてしまい、セブラが戻って来るまで魔法の練習をしていった。

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