第43話:いざ水浴びへ その2
川の上流へと足を向けたレウルスは、周囲の気配を探りながら軽い足取りで進んでいた。ここまで背負ってきた大剣はエリザが水浴びをしている場所に置いてきたため、非常に体が軽いのである。
革鎧や剣を身に付けているため重さを感じるが、大剣まで背負っていた時と比べれば遥かに楽だった。
「さすがに林の中で振り回すわけにはいかないしなぁ……」
川に沿って歩くレウルスだったが、周囲には木々が生い茂っている。『熱量解放』と名付けた自分の能力が発動していない状態で振り回すには障害物が多すぎる状況だった。
それならば通常の片刃剣を使っていた方が取り回しも容易だろう。レウルスとしては大剣よりも頼りなく思えてしまうが、魔法具とも呼ばれるドミニクの大剣と比べれば大抵の武器は頼りないのだ。
本来の持ち主だったドミニクならば、林の中でも容易に大剣を振り回せたかもしれない。だが、今のレウルスにできるのは大剣に“振り回される”ことだけだ。それならば剣の方が良いのである。
まだまだ自由自在に扱うには程遠いが、体を鍛えるには打ってつけの重量だ。ラヴァル廃棄街に来てからは食糧事情も改善されているため、このままいけば運動量に見合った筋肉がつくだろう。
(おやっさんみたいにムキムキに……なるにはどれだけ食えばいいんだろうな?)
シェナ村にいた時とは比べ物にならないほど恵まれているが、一体どれだけの食事を取ればドミニク並の筋肉がつくのか。冒険者を続けていれば嫌でも筋肉がつきそうだが、レウルスの場合は食べたものの栄養全てが体に回るかわからないのだ。
確証と呼べるほど確かなものではないが、自分の体は食べたものを魔力に変換して蓄えている――らしい。
それならば体に回すはずの栄養素はどうなるのだろうか、とレウルスの頭を悩ませるのだ。
(つまり、たくさんの魔物を狩って食べれば体に回す栄養になる?)
だが、簡単かつ脳筋な解決法がすぐに浮かんでしまった。ドミニクの店で取る食事だけでなく、可能な限り魔物を食べれば体の成長につながるのだ、と。
そのためには自分だけでも倒せる魔物を草の根分けてでも探し出し、倒さなければならない。しかしながら昨日今日と魔物に遭遇しておらず、下手すれば今後も魔物と戦わない日が続きそうだ。
(キマイラの影響か……魔物も生き物である以上危険なやつから逃げるのは当然っちゃ当然……ん?)
周囲を見回しながら歩いていたレウルスだったが、己の勘に引っかかるものがあって足を止めた。悪寒とは呼べない、ささやかな違和感。それは魔物を感知した証である。
「考えた傍から魔物が来る――うおおおおおおおぉぉっ!?」
たしかにレウルスは魔物の気配に気付いた――が、その気配の位置を探るよりも先に“何か”が突っ込んできて声を張り上げる。
微弱な魔力を感知した方向に視線を向けるのに一秒。それが魔物の魔力だと判断するのに二秒。合計で三秒という時間でレウルスとの間に開いていた距離を詰め、首筋を噛み千切らんと巨大な犬が飛び込んできたのだ。
『ウオオオオオォォンッ!』
周囲に響き渡るような咆哮がレウルスの耳に届いた時には、既に遅い。涎を垂らしながら大きく口を開け、鋭利な牙を覗かせながら巨大な犬が地を蹴って跳躍していた。
レウルスにできたのは、反射的に体を捻りながら首元を右腕で庇うことだけである。
「づぁっ!?」
右腕に衝撃と痛み。真横から体ごとぶつかるように飛び付いてきた犬の魔物の牙が手甲に食い込み、レウルスは地面へと押し倒される。
『グルルルルルッ!』
耳のすぐ傍で聞こえる唸り声。犬の魔物――魔犬とでも評すべきその生き物はレウルスの手甲を食い千切らんとしており、その瞳を爛々と輝かせている。
魔犬の体長は一メートルを超えているだろう。前世で言えば大型犬と呼べる体格はがっしりとしており、押し倒された状態では押し退けるのが難しいほどに重い。
その魔犬はレウルスも見たことがある。シェナ村で農奴生活をしていた頃、頻繁に村の周囲をうろついていた魔物だった。
獣臭い息を吐き散らし、涎を垂らしながら噛む力を強める魔犬。押し倒された衝撃で体が痛むレウルスだったが、今は痛みに苦しんでいる場合ではない。首を庇うためとはいえ、利き腕である右腕が封じられているのだ。
武器は剣と短剣があるが、そのどちらも利き手で抜けるよう柄が体の左側にある。魔犬は右側から飛びかかってきており、もしかすると武器を封じる目的もあったのかもしれない。
「こん……のっ!」
だが、レウルスとてタダではやられない。全身のバネを利用して魔犬を僅かに押し退け、体の体勢を変えることで左腕を自由にする。そして、首の近くで手甲ごと右腕を噛み千切ろうとしている魔犬の右目に狙いを定め、左の親指を突き込んだ。
『ギャウッ!?』
硬いゼリーを潰すような感触と共に、魔犬が悲鳴を上げる。いくら魔物といえど、目玉を潰されれば無事では済まないのだ。
魔犬は口を開き、痛みを与えたレウルスから逃れようとした。それを察知したレウルスは左手で魔犬の首を――毛皮を強引に掴んで逃がさない。
噛まれたとはいえ、新調したばかりの手甲は十二分に役立っていた。痺れたような痛みと僅かな出血があるもののレウルスの意思通りに動く。
「ふんっ!」
魔犬の足を右手で強引に殴り飛ばし、体勢を崩すと同時に体を捻って魔犬の頭を地面に叩きつける。それと同時に腰の短剣を引き抜くと、必死にもがく魔犬の頭蓋に向かって振り下ろし――。
「ッ!? やべっ!」
短剣で頭蓋を叩き割るよりも早く、風のように突っ込んできた二匹目の魔犬に気付いた。タタンッ、と足音は軽いが、突っ込んでくるのは数十キロの重さがある魔物だ。
四足の魔物らしく地を駆ける速度が速く、レウルスが魔力に気付いて振り返った時には眼前に迫っていた。
短剣で刺し殺そうにも、突っ込んできた勢いまでは止まらないだろう。その場合は再び地面へと転がされ、一匹目の魔犬に殺されかねない。
そう判断したレウルスは左手で掴んでいた魔犬を離すと、二匹目の魔犬を回避するため真横へと転がる。そしてすぐさま起き上がると短剣を構えた。
剣を抜く暇はない。剣を抜こうとすれば、即座に魔犬が飛び付いてくるだろう。かといって刃渡りが三十センチもない短剣では一撃で致命傷を与えることは困難だ。心臓なり頭なりを刺せれば良いのだが、魔犬の動きは非常に速い。その速度に加えて小回りも利くのである。
(大剣は置いてきて正解だったか……しかし二匹……いや、三匹の魔物がいきなり襲ってくるなんてな)
威嚇するように唸り声を上げる魔犬を牽制しつつ、内心で舌打ちをするレウルス。直接対峙している魔犬は目の前の二匹だけだが、背後に向かってゆっくりと動く気配があるのだ。
それは目の前の魔犬と同規模の魔力の気配であり、背後からレウルスを襲うつもりなのだと窺えた。
この騒ぎを聞きつけたシャロンが駆け付けてくれれば良いが、と思うものの川の上流と下流に分かれて索敵を行っているのである。戦闘音が聞こえている保証はない。
魔犬に噛まれた右腕は重傷とは言えないものの、僅かとはいえ手甲を貫通した牙によって血が流れている。握力に影響はないが、噛まれたままで押し倒された影響か肘が若干痛んだ。
『グルルルルルゥ……』
唸り声を上げるのは二匹目の魔犬である。一匹目の魔犬はレウルスに右目を潰されて怖気づいているのか、最初の勢いがなかった。
――腰が引けたな?
それを理解したレウルスは獰猛に笑う。魔犬に負けじと、牙を剥くように口の端を吊り上げた。
一匹目の魔犬は片目を潰したのもあり、積極的に襲ってこないだろう。そうなると、背後に回ろうとしている三匹目が参戦するよりも先に二匹目の魔犬を潰す必要がある。
「オラアアアアアアアアァァッ!」
そこまで考えたレウルスの決断は早かった。右手に持っていた短剣を二匹目の魔犬に向かって投擲しながら駆け出すと、威嚇するように叫びながら腰に括りつけていた布袋を左手で握り締めて強引に引き抜く。
そして投擲した短剣を回避した魔犬へと向かい、砂埃を上げながら急制動をかけて全力で布袋を振るった。布袋の中に入っているのは、先ほど河原で拾った石である。投げても効果がないと判断し、即席の鈍器として魔犬の側頭部を全力で殴りつけた。
テニスのラケットでも振るように、遠心力と手首のスナップを利かせた一撃。さすがに剣ではなく布袋を使って攻撃してくるとは思わなかったのか、魔犬は回避できずに鈍い音と共に吹き飛んだ。
宙に魔犬の血が舞う。同時に、鈍器代わりに利用したせいで大きく裂けた布袋から石が飛び出た。元々投擲用にと手ごろな大きさの石を集めただけである。特別頑丈なわけでもなく、魔犬の頭蓋を叩き割った衝撃で石自体も割れてしまっていた。
割れて宙に舞う石を、ギロリと睨む。レウルスは割れた石を無意識の内に空中で掴むと、怯えた様子で逃げるか攻撃するか迷っている片目が潰れた魔犬へと突撃する。
踏み込むのは、視界が潰れた魔犬の右側。手には割れて尖った石があり――あとは簡単な話だ。
『ギャウッ!?』
今度こそ、と魔犬の真上から尖った石を振り下ろして頭蓋に突き刺す。だが、さすがに魔物を即死させるだけの耐久性も鋭利さもなかった。突き刺した石は半ばで折れ、魔犬が逃げようとする。
しかし、それも遅い。右目が見えないからか、尖った石で頭を刺されたからか、あるいはレウルスの剣幕に怯えたのか。距離を取ろうとする魔犬の動きは遅く、レウルスには躊躇がなかった。
殴り殺すには魔犬の背が低い。故に、蹴り殺す。
「シャアッ!」
逃げようとした魔犬の首を狙った前蹴り。いくら魔犬の体が大きいとはいえ、革鎧を着込んだレウルスの方が重い。剣を抜くよりも手っ取り早いと繰り出したその一撃は強かに魔犬の首を打ち――絶命には至らない。
「さすがに魔物は頑丈だなぁオイ」
それでも体勢は崩れた。レウルスは軽く跳躍すると、魔犬の首に着地して体重差で首を圧し折る。生木を折るような音に合わせて魔犬の体がビクリと震え、動かなくなった。
レウルスはそれを確認すると三匹目の魔犬の位置を探りつつ、石入りの布袋で殴り飛ばした魔犬へと駆け寄る。
『ガフッ! ガ、グルゥッ……』
いくら不意を突いたとはいえ、さすがに鈍器で殴った程度では死なないらしい。だが、側頭部を殴られたせいかたたらを踏んでおり、レウルスの接近に対応する余裕はないようだった。
ここにきてようやくレウルスは剣を抜く。そして魔犬が逃げる暇を与えず、力任せに魔犬の首を叩き斬った。
「二匹目ぇっ! 次は――」
レウルスに気付かれないようにと遠回りしていたからか、三匹目の魔犬とは距離が開いていた。それでも魔犬の速度をもってすれば数秒とかけずに距離を詰めてくる。
それ故にレウルスは油断せずに剣を構えたものの、いつの間にか“もう一つ”の魔力が魔犬に迫っていたことに今更ながらに気付いた。
『強化』を使って駆け付けたのか、魔犬以上の速度で突っ込んできたのはシャロンである。手に持っていた杖をフルスイングして魔犬を殴り飛ばすなり跳躍し、地面を転がる魔犬の首を狙って杖を突き立てる。
ゴキン、と鈍い音が辺りに響いた。それは間違いなく魔犬の首の骨を折った音であり、容易くそれを成したシャロンは息一つ乱さずにレウルスの傍へと駆け寄ってくる。
「助けに来た……でも遅かった?」
「いや、ナイスタイミングだ先輩」
「……ないす?」
思わず零れたレウルスの言葉にシャロンは首を傾げた。それでも深く気にすることもなく周囲を見回し、他に魔物がいないことを確認してほっと息を吐く。
「カルネは他にいない」
「カルネ? ああ、コイツらの名前か……」
どうやらレウルスが戦った魔犬はカルネという名前らしい。シャロンはレウルスが仕留めた二匹の魔犬がきちんと死んでいるか確認すると、レウルスが投擲した短剣を拾い上げる。
「レウルス、怪我は?」
「右腕に噛み付かれて少し血が……って、こりゃ買い替えないと駄目か?」
自身の負傷について答えるレウルスだったが、右腕につけていた手甲が地面に落下して眉を寄せた。どうやら噛み付かれた時に留め具を壊されていたらしい。露出した右腕を確認してみると、食い込んだ牙によって小さな穴が開いて血が溢れ出ていた。
「魔物としては下級上位に分類されているけど、一匹一匹の強さは下級中位が精々。それでも群れで相手を狙うから厄介……よくそれだけの傷で済んだ」
そう言って消毒用の酒を取り出すシャロン。どうやら傷の手当てをしてくれるらしい。レウルスは素直に右腕を差し出すと、酒が沁みるのを堪えながら首を傾げる。
「群れで狙うって……最初は一匹だけだったぞ? 片目を潰したらすぐに二匹目が突っ込んできたけど」
「若い個体が度胸試しに一匹だけで獲物を狙うことがある。多分、そのせい。二匹目は仲間がまずいと思って助けにきたんだと思う」
「なるほど……最初から三匹同時にきてたらやばかったな」
中途半端に命の危険とは言えなかったからか、あるいはエリザと出会った時に使ったせいで魔力がなかったのか、『熱量解放』は使えなかった。魔犬が最初から三体同時に襲い掛かってきていれば、今頃はレウルスの方が死んでいたかもしれない。
「簡単に確認しただけだけど、下流の方には魔物がいなかった。今日は手ぶらで帰らずに済む」
「俺としても助かるよ。最近は何かと入用でなぁ……」
レウルスに短剣を手渡すと、シャロンは自前の短剣を抜いて手早く魔犬の解体を始める。すぐ近くに川が流れているため、血抜きをするのも楽だろう。今回は三匹とも首の骨を折るか斬って殺しているため、毛皮などの素材も全て取れる。
シャロンが鮮やかな手並みで魔犬を解体していくのを見て覚えるレウルス。どうやら魔犬は毛皮以外に目ぼしい素材がないようだ。
「なあ、先輩」
「全部は駄目」
「まだ何も言ってないんだけど……」
それなら肉は全部食べても良いんじゃないか、などと考えたレウルスだったが、尋ねるよりも先にシャロンに止められた。
「肉も売れる。内臓を取り出して氷を詰めれば、町に持ち帰っても高値で売れる」
「つまり、内臓なら食っても良いってことだな? 死にたてだから生でいけるだろ」
――新鮮な動物の肉の場合、生の内臓の方が栄養もあるし体に良かった気がする。
食べ物に関しては記憶の甦りが良いのか、レウルスの脳裏にそんな考えが過ぎった。それも全ては食欲が成せることなのかもしれない。
「えっ?」
「えっ?」
レウルスの言葉に、シャロンはやや引いた様子で頬を引き攣らせた。そんなシャロンにレウルスは首を傾げる。
それでもレウルスの雑食振りを知っているからか、シャロンは頭痛を堪えるように眉を寄せながらも頷いた。
「火を熾す道具があるのなら、焼いて食べればいいと思う……ボクも食べるから、生はちょっと……」
「いや、生が良いんだって。肝臓とか、そのままでいけるって。焼いても良いけどまずは生で食おうぜ」
魔物とはいえ、犬の肉ならシャロンも食べられるらしい。ただし、生で食べようと主張するレウルスには本気で引き始めていたが。
「ぬわあああああああぁぁっ!?」
そんな微妙な空気を壊すように、遠くから悲鳴が届く。それを聞いたレウルスは即座に剣を抜いて駆け出し、シャロンも魔犬の解体を止めて立ち上がった。
魔犬は倒したが、他にも魔物がいたのかもしれない。そう思ったレウルスは十秒とかけずにエリザが水浴びをしていた場所に駆け付けると、剣を抜いたままで河原に躍り出る。
「どうしたエリザ! 無事か!?」
強い魔力は感じないが、ほとんど魔力を持たない魔物と遭遇したのかもしれない。それこそ今しがた倒した野犬もそのタイプであり、角兎などはまったく魔力を感じないのだ。
その場合でも異質な気配は感じるのだが、今はそれもなく。
「…………へっ? れう……るす……?」
駆け付けたレウルスが見たのは、水中の石で足を滑らせたのか盛大に転んだエリザの姿だった。
着ていた服を水中で洗い終え、いざ服を脱いで水浴びを――というタイミングで服が脱ぎ切れなかったらしい。おそらくは貼り付いたズボンが邪魔をしたのか、エリザは半裸と呼べる状態で川の中に尻もちをついていた。
河原に飛び込んできたレウルスに対し、エリザは呆然とした声を漏らすだけである。レウルスの提案通り水中で服を脱いでいる途中だったため、生地が水で透けて肌の色が浮かび上がるだけでなく、エリザの起伏に乏しい体付きを鮮明に表していた。
「なっ……なん……ななな……」
「……気配はない、か」
だが、レウルスはそんなエリザを一瞥するだけですぐに周囲を見回す。エリザが転んだ際に悲鳴を上げただけで、魔物の姿は影すらもなかった。
「ちっ……追加の肉かと思ったのに。いや待て、危険な魔物だとさっきの肉を置いていく羽目になってたかも……何もなくて良かったって思うか」
剣を鞘に納めつつ、レウルスは落胆とも安堵とも言えない言葉を零す。強力な魔物が出れば先ほどの魔犬の死体を置き去りにして撤退することもあったと思えば、悪い結果ではないだろう。
もう一度周囲の気配を探って問題がないことを確認すると、レウルスは魔犬の死体がある場所に向かって歩き始める。
そんなレウルスの背後。水中で尻もちをついていたエリザは、ぶるぶると体を震わせてから大声で叫んだ。
「何が“何もない”じゃ! 少しはあるわあほおおおおおおぉぉっ!」
前回のあとがきで『次回はポロリもあります』と書くのを忘れました。
ちゃんと(魔物の首が)ポロリしました。よし。
どうも、作者の池崎数也です。
(終盤まで続く殺伐な戦闘を除くと)普通のラブコメっぽいイベントが書けて満足です。
気が付けば拙作『世知辛異世界転生記』の掲載を始めて一ヶ月が経っていました。
なんとか毎日更新を続けてきましたが、そろそろストックが尽きます。毎日更新が途切れたら力尽きたとお思いください。掲載前に作っていたストック+掲載を始めて書いた分に追いついてしまいました。
あとがきでは毎回書いていますが、更新の度にご感想やご指摘をいただきましてありがとうございます。感謝感謝です。
それでは、こんな拙作ではありますが今後ともお付き合いいただければ幸いに思います。