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厨二病高校生の非日常は突然に  作者: 黒鴉 当真
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朝の一時

話の展開が少し遅いかな?と書いてるとふと思ったけれど、ぼちぼちかな?

~序章~


颯真と纓華はいつものように朝御飯を食べるべくリビングへと向かう。すでに朝御飯は用意されていて、トースターで焼いた食パンと妹の得意とするふわとろに焼かれているチーズの入った厚焼き玉子にウインナーが2つのせられた物が用意してある。


「毎朝ご苦労、褒めて遣わす、では頂こう」


「普通にありがとうっていえないのかなぁ、でも、うん、どういたしまして。いただきま~す」




「いやぁ~纓華、我が妹ながら、朝からうまい飯ありがとうさん」


「我が妹って表現しなくても普通に美味しいって言えばいいのにぃ、しょうがないなぁお兄ちゃんは、それに…旨くなるのも当然だよ?ご飯作るのだって家の事だってみんな私がやってるんだから…お父さんもお母さんも仕事で年に3回しか家に帰って来ないし誰かさんがなにもしてくれないお陰でねぇ…ジトー」


「まぁまぁ、そうあきれるな我が妹よ、これも生きていくための修行修行」


「よく言うよ…お兄ちゃんが楽したいだけの癖にぃ…」


霧ヶ谷颯真の日常は刻々と過ぎていく


俺の両親は『祓い』を仕事としている。なにせ、霊やら妖怪やら『目に見えないモノ』を鎮めたり消したりとそのスジではかなり有名らしく世界中を駆け回っているらしい。お陰で年に3日しか帰ってこず、纓華が母親の代わりのようなことをしてくれている。自慢の妹だ。


「はぁ…(霊とか妖怪とか居るわけないだろ?父さんや母さんはそういうのを相手に仕事してるみたいだけれど。そんなの見える力より、俺は漆黒の十二枚ある翼とか、燃えたら永遠に消えることのない闇の焔とか、ラノベとかによくあるそういうのが欲しいんだよなぁ…あ、時間停止とかでもいいかなぁ…いろんな意味で)フフッ」


「お兄ちゃんなんか長ったらしく考えた後に最後変なこと考えて、いやらしい顔した、今」


「…、 我はそんなこと考えぬ。」


「ジトー……まぁいいよ」


霧ヶ谷颯真は健全な思春期男子である。……健全だからね?ほんとだよ?


「そうそうお兄ちゃん。さっきテレビでやってたんだけれどお兄ちゃんの学校の近くで血の気がなくなって氷みたいに固まった死体が見つかったんだって~」


「ん?死体?氷みたいって言ったって、死んだら誰でも固まるだろ?死後硬直ってやつだっけか?」


「それはそうなんだけれどぉ…なぜか被害にあった人の周りの草とか地面まで霜がついてて氷ってたみたいなんだって、おかしくない?今7月だよ?」


そう、今日は7月14日、時折雨が降り肌寒くなることはあっても草や地面、ましてや人間が氷ることなんてあり得ない。


「ん……、ハッ、まさか二つまえの前世で倒した奴が……クッあのとき倒したはずなのに!!!」


その言葉を聴いた纓華は目を細めニコォっと口の両端をあげて低い声で


「アハハ… お兄ちゃん?不謹慎」


「ごめんなさい。」


颯真は妹には恐ろしくて逆らえない。


普段はおっとりしてて気が利いて優しい感じだが。


こういう時、どの化け物よりも恐ろしい。


いや、マジで




そんないつもの会話を終えて、家を出る時間となり颯真の学舎、県立龍水(タツミ)学園へと向かうことにした。


第二話もありがとうございます!

作者の現実も夏に近づき体調を崩しやすい時期になってきました、読者様方、お体にはお気をつけて…( ̄▽ ̄;)


次回、ベタですが謎の転校生が…そしてついに日常が!?

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