第3話 「激闘!古い住民」
思考の錯覚「精神戦」
<第3話 激闘!古い住民>
帰現と続妄は各々の武器を使い数十体倒す
帰「もう十分、腕時計集まっただろ!」
続「あぁ」
帰「じゃあ一掃するぞ」
続「あぁ」
鉄でできた、銀色のグランドピアノが数十個降ってくる
が 一向に数が減っていかない
帰「おい!続妄!!コイツら全然減ってかねぇーぞ!どぉーなんてんだ!」
続「おそらく景色の重思を使っている奴がいる そいつを先に殺らないと、イタチごっこになるだけだ」
古い住民、数百体に囲まれる
帰「また囲まれたじゃねーか!
景色のなんとか使っている奴はどいつだ! 続妄!」
続「いちいち、わめくな! 今探している!」
数秒後
続「アイツだ!」
続妄が、屋根の上にいる 骸骨を指差す
帰現が、そこめがけて、鉄のグランドピアノを降らす
ピアノがその骸骨に当たり、その骸骨がバラバラになる
それと同時に他の骸骨達もバラバラになる
帰「やったか?!!」
バラバラになった骨が集まり大きな骸骨になる
帰「はぁ~ よくある よくある このパターン」
デカイ骸骨のパンチが帰現を狙う
帰現がかわす
骸骨の手が地面に当たりバラバラになるがまた元にもどる
帰「あっぶねぇーなぁ デカブツ!! っで どう戦う続妄!!」
続「地面に大きな欠落を起こし海に沈めるしかないな
倒してもまた元に戻ってくるだろうからな」
デカイ骸骨がまた帰現めがけてパンチをする
帰現がかわす
帰「おいぃ!! なんで俺ばっかなんだよ てめぇ!!」
続「お前がそんな奇抜な服を着ているからだろ 」
骸骨が帰現めがけてパンチをする
帰現の前に鉄でできた木が生えてきて
骸骨の手がそれに当たりバラバラになる
しかしまた元にもどる
帰「やろぉぉぉ 俺の顔も三度までだぜ
おい! 続妄!! 術を使う
しばらくの間このデカブツを引き付けておいてくれねぇか??」
続「嫌だ!」
帰「はぁぁなんでだよぉ!!」
続「お前の術などあてになるか
ヤツの位置が定まりしだい地面に欠落を起こし海に沈める!」
帰「へっ 勝手にしろ!
俺は術を使うからな!」
帰現は、両目をつぶり思考値をため始める
さらに、骸骨の攻撃をかわすため音を頼りにがむしゃらに走り出す
デカイ骸骨が帰現を踏みつけようとしたり、手で潰そうとしたりする
続「おい帰現! お前が動き回るせいでヤツの位置が定まらないだろ 馬鹿め!」
帰「へっ 知るかよぉ!」
続「まったくお前は…………
俺がヤツを引き付けておいてやる
あんまり時間をかけるなよ」
続妄が小石をデカイ骸骨に投げ注意を自分に向けさせる
帰「はじめからそうしとけってんだ」
帰現は両手で両耳を塞ぐ
帰「両目に、両耳、これで回復が早いぜ」
数分後
続妄はデカイ骸骨と戦っている
続「いつまでかかっている!!
お前ごと海に沈めるぞ!!」
帰「よぉーし もう充分だろ
続妄!そいつから離れろ!
帰現法 思考火人
」
地面から火の小人が数十人でてくる
そのうちの数人はデカイ骸骨に抱きつきに向かったが、数人は帰現に抱きつこうとする
帰「こらぁ!! お前ら! 俺じゃねぇ!! あっちだ! あっち! あのデカイやろうのところにいけ!!
服が燃えるだろぉぉ!!
おい! 続妄!! なんとかしろぉ!!」
続「何をやっているのだ 間抜け!」
続妄が帰現の近くに行き
思考火人を骸骨にめがけて蹴る
思考火人は骸骨に抱きつきに
数十人の思考火人に抱きつかれた骸骨は暴れながら灰になっていく
それと同時に続妄は地面の一部を海に変え思考火人と骸骨の灰を海に落とす
続「やはりお前の術はあてにならんな お陰でこの新品のスーツが焦げた」
帰「こめけぇこと言うなよ 続妄
倒したんだから結果お…………」
続「上だ!!!!」
帰「はぁ?なんだよ突然」
空から、数千個の洗濯機が降ってくる
帰「おいおいおい どぉーすんだよ」
続「地面を湖に変えろ!」
帰「ぶっつづけかよぉ」
続「仕方ないだろ!このままじゃ洗濯機に潰される! この数じゃ走っても間に合わない」
帰、続、の回りが湖に変わり、潜って
洗濯機から身を守る
水から上がる
帰「あっぶねぇーな どこのどいつだ」
数十メートル先に人影が見える
続「あいつだ!!」
帰「やろー 追うぞ!!」
続「あぁ」
人影はバイクに乗って逃げる
続妄はバイクを創り乗る
帰現もバイクを創ろうとするが、思考値が足りず三輪車になる
続「さっき術で思考値をだいぶ使ったらしいな 三輪車とは笑える!!」
帰「ちっ これで充分だぜ」
続妄はバイクを二人乗り用に変える
続「乗れ!」
帰「まぁ、しょがねぇな二人乗りなら乗ってやるか」
帰現が続妄のバイクの後ろにのる
続「大人しくしてないと突き落とすぞ!」
追う途中で空からは、洗濯機、楽器など様々な物が降ってくる
続妄は、上手くそれらを避けながら人影を追い続ける
数分後
帰「行き止まりはまだか?」
続「行き止まりがあるわけないだろ 馬鹿め! あいつが道を創っている」
帰「はぁ~? じゃぁ追ったって無駄じゃねぇーか」
続「あいつの思考値が切れるのを待つ 思考値が少なくなれば道は創れない 現に町の造りが雑になってきているだろ」
帰現が町を見渡すと確かに、同じ家ばかり並んでいたり、家の天上や窓がなかったりと町並みが雑になってきている
続「もう少しでヤツはバテる」
帰「よぉーし!!」
帰現はラッパを創り吹きまくる
続「うるさい! 突き落とすぞ!」
帰「ノリがわりぃーなぁ」
数分後
人影の乗っているバイクが消えて
人影が転ぶ
帰現達が追い付く
帰 「かっこわりぃーねぇ」
続 「その姿 貴様 未自律か? 」
※正式名称 破自己型精神分裂体 未自律神経種 読み方 はじこがたせいしんぶんれつたい みじりつしんけいしゅ
未 「そーかもね」
続 「この世界の本人は何処だ?」
未 「さぁーね 知らないやっ」
帰 「お前がどの精神かしんねぇが
素直に本人の居場所いわねぇと痛い目にあうぜ」
未 「ふんっ てゆーかさぁ 君たち対立する精神だよね なんで、一緒に行動してるの 上のヤツらにばらしちゃうよ」
続妄がポケットから腕時計を出して未自律の前に投げる
続「その腕時計は全て2時前後で時間が止まっている お前がこの世界の時間を止めたんだろ 元に戻せ!」
未 「やなこったぁ 自分でやれば? 君にできれば だけどね へっへっ」
続 「古い住民を世界に呼んだのもお前だな」
未 「どうだったかなぁ 忘れた
じゃそろそろ帰るわ 君たち面倒くさそうだから」
未自律がどっかに行こうとすると 未自律の回りに電信柱が数本生えてきて未自律を閉じ込める
未「はぁ やっぱり面倒くさい奴らだ なに まだなんかあるわけ?」
帰 「まだ本人の居場所を聞いてねぇぜ 俺は本人を現実にかえさねぇといけねーからな 続妄には悪いがなっ」
続 「ふんっ 悪く思う必要はないぞ 帰現!! 俺は本人を妄想の世界においておかないといけないからなっ
本人を見つけ次第、世界を安定させる」
帰 「わりぃな そこは譲れねぇぜ
お前はいい奴だが 俺は絶対、本人を現実に帰す そのための精神だからなぁ」
続「いいや この世界を安定させる」
帰「ききわけがねぇぞ 続妄!
いまこの場でやりあったっていいんだぜぇ」
続「それは望むところだ!」
未「今の内にっと」
未自律が電信柱の檻から逃げようとする
すると電信柱と電信柱の距離が縮まり未自律の手が電信柱に挟まれる
未「痛っ!!」
続「お前の事を忘れたわけではない
さっさと本人の居場所を言え!!」
帰「そうだそうだ 本人がいねぇんじゃどーしよーもねぇからな!」
未「だから 知らないって」
電信柱の距離がさらに縮まる
未「痛っ!! 分かった分かった 本当の事を教えてあげるよ」
続「観念したか」
未「ふぅ 本人の居場所は本当に知らないよ 僕も探してるからね」
帰「そんなの信じられるかって」
未「信じなくてもそれが事実だからね 時間を止めてゆっくり探してたけど見つからなかった、ずいぶんと邪魔されたけどね 君たちに」
続「本当に知らないんだな?」
未「本当に知らないよ
それに僕が本人を隠す必要はないよね
もうこれで満足した? 痛いから電信柱どけてもらえるかなぁ?
時間は戻しておいてやるから」
帰「おいっ続妄! こんな奴の言う事信じてんじゃねーぞ こいつは絶対に本人の居場所知ってるにきまってる」
未「あっ 本人だ!!!!」
未自律がむこうの方をを指差す
帰、続 「どこだ!」
その隙に未自律が電信柱から逃げる
帰「おいっ逃げたぞ!!」
未「ひどい目にあったよ 全く」
帰「おいってめぇ!! やっぱり本人の居場所しってんだろ??」
未「いいや、本当に知らないよ」
帰「どぉーする続妄!! ぶっ倒すか?」
続「もう間に合わない ほっておけ」
未「倒す? 君たちが僕をかい?
はっはっはっ
まぁいい 君たちとはまた今度遊んでやるよ
じゃぁね 帰現君と続妄君 仲良くね」
未自律の前に黒い空間がてできてその中へと消えていく
帰「やろー 特異道を通って逃げたか」
風が吹きはじめ、町に住民があらわれだす
続「時間が流れはじめたか」
帰「あぁ んでどぉーすんだよ これから アイツの言ったことが本当なら、この世界に本人はいねーんだろ?」
続「本人が居ないのでは、この世界を安定さす意味もないな 限定的に帰現しろ!」
帰「よぉーし!! じゃぁ欠落起こしまくってやるぜ!!」
辺り一面の地面から電信柱が数百本生えてくる
町じゅうがざわつく
住民1「なっなんだこれは!!」
住民2 「どぉなってんだ」
帰「おらおら もっと疑え! 疑え!! 住民どもぉ!!」
その電信柱からリコーダーが生えてくるくる さらに 空からポテトチップスが大量に降り始める
住民3「いっ 一体なんだこれは!!」
住民4「夢でも見てるのか?!!」
地面が揺れだす
住民5 「こっ! 今度は地震か?!」
住民6 「なんだこの光景は!?」
帰「さっ 締めといくかな」
帰「おーい!! てめぇら 俺が今から言う事をよぉ~くききやがれ!!」
住民7 「なんだあの袴着ているやつは!」
帰「いいか
こ こ に は だ れ も い な い !!!
決まったぜ!!」
町や住民が消えはじめる
住民8 「お前、体が…」
住民9「お前も体が……」
帰「よぉーし!帰現し始めたな」
続「あぁ」
帰 「ってやっぱり おめぇも来んのかよ!」
続「当たり前だろ 次の世界でお前に好き勝手させるわけにはいかないからな!」
帰「まっいいぜ おめぇなんてその気になれば瞬殺だからな」
続「ふんっ トランペットとシンバルでか?」
帰「はっ!うるせぇぞてめー!! 覚えてたのかぁ」
続「そろそろ帰現も中盤だ あまり話すなよ 本人の負担になるからな!」
帰「はいはい 次の世界が楽しみだぜ!」
<状態>特殊状態、限定帰現中
分類 : 精神戦闘
基盤:同一
経路:不明
枠と層:不明
欠落:帰現型分裂など多数
制御:続妄型分裂など多数
時間:意図配分時間、慣例周期時間
干渉:不明
現象:特異道開通、時間住民(2時の住民)、景色の重思 など多数
創造とその他:一部で簡易世界創造
推定される白世界までの距離:不明
思考の錯覚が起こる可能性:58%
後書き
読んでくれてありがとうございます
絵を書いてくれる人、ひそかに募集しています。