表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

【ショーショート】終末、胡蝶の夢 〜終わりは突然やってくる〜《嬉しくても、悲しくても》

作者: 無敵ざかり
掲載日:2026/02/23

「胡蝶の夢って何だい?  コジマくん」


全ては夢かもしれない(・・・・・・・・・・)ってことさ、ヤマダくん」


「じゃ、このランチセットも?」


「それを食べる君もね」

 

「馬鹿馬鹿しい。だいたい夢の中ってのは、無限に食えると決まってるものだ」


「君の夢の性質は知らないがね」


「ほれ見ろ。1人前を食べきれなかった」


「存外少食なことは伝わったよ」





 一週間後。


「やあ、ヤマダくん。ボクは今日デズニーランドに行くんだ。一緒にどうだい」


「いや。行きたいけど、僕は今回は」


「君がそう言うのは10回目だよ。いつまで先送りするんだい?」


「だってデズニーだよ? 怖いじゃないか。陽キャの巣窟だよ」


「君は随分単純な数式で生きているようだね」





 二週間後。


「見たかいヤマダくん。巨大隕石が降ってくるってニュース」


「見たよコジマくん、恐ろしいよ! ぼくはまだデズニーに行ってないのに!」


「来週降ってくるんだって。だから今日こそ、デズニーに行かないかい」


「う、うーむ、それは……」





 三週間後。


「ヤマダくん!  今日だよ、今日が隕石が降ってくる日だよ!」


「ウソだ! ぼくはまだデズニーに行ってないってのに!」


『臨時ニュースです!』


「人類滅亡寸前に、テレビで流すべきニュースがあるってのかい!?」


「嬉しいお知らせです! 隕石はミサイルにより打ち砕かれました!」


「「……」」


「「ワーーイ!!」」


「ヤマダくん、ボク達助かったんだよ! 最高だね!」


「ああ、なんて素晴らしいんだろう!  さあ、今日こそデズニーに行っ









 了

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ