日清戦争 -55 編入手続
最終的に…『浪速』は砲撃を回避し続けてその間にも砲撃を続行。『広丙』を鹵獲した『和泉』はすぐに『済遠』沈没海域に移動。救助任務だった3隻を開放。3隻は『福靖』撃沈に向かうも、その時には『福靖』は擱座『浪速』は適切に砲弾を回避被弾なし、『千代田』は比較的装甲が厚い船であったために
被弾あるも致命傷ではなく、応急修理でなんとかなる程度の損害だった。
これで清国には外洋での通商破壊に従事できる艦はいなくなった。せいぜい、沿岸海域で猛威を振るう水雷艇を警戒すればよくなった。その水雷艇の数が多いのは難点だが。
ただそれでもうざいことは変わりない。そのため史実通りに…威海衛占領は行われることになる。
だが動くものはある。旅順・威海衛が陥落、海の戦局は安定した。これでほとんど、海軍は不要になる。ならその先を考える時なのだ。
「東郷艦長 およびですか。」
「ああ呼んだよ。君には艦を降りてもらう。」
「特別選抜ですか?この時期に。」
一応、一般水兵から士官になる道もあった。特別選抜といわれ、最大限出世したとしても最終階級は大佐。だが戦時にこれはない。忙しすぎる。それに階段は細かく、その過程で陸上に降されることはあってもいまではない。
「いや兵学校だ。西郷大臣・山本閣下その他大勢も同意している。君があったこともない坪井司令ですら。押している。出自は関係ない。戦時特例で行ける。」
「今年の入学時期は過ぎております。来年度入学の時期には20です。今年が最後のチャンスだったはずですが。」
「戦時特例で途中編入だ。」
「…戦時であることとことん利用しますね。」
「それにな、士官学校側からも現場を知る人間が欲しいそうだ。士官は外せん。いくら清国の水上戦力がほとんど壊滅したとはいえ、士官を抽出する余裕がないからな。だが水兵一人抜けても影響は少ない。君は豊島沖・黄海・威海衛・大沽・旅順 この清国との戦争で発生した主要海戦すべてに参加している。これ以上の経験者はなかなかおらん。」
「そうですか…」
「それに決定事項だ…軍人なら断れんぞ。」
「了解したしました。」
海軍兵学校入学のお知らせ。ちなみに今回の文字数が少ないので本来…もっと後に入る入学シーンを挿入しました。 一応まだ兄は清国艦隊と戦います。 次回からしばらくは弟のターン。 こちらは前作の改良で済むのでストックが豊富なんですよね。




