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結末






















































世界が壊れる時にはきっと、そんな音がするんだろうなと思う音がして、やっぱり世界は壊れた。



























 


この世界に残っているのは、今となっては、二人だけ。










ベージュ色の髪をしたあの子は・・・・・・、もういない。











白く白く崩れていく世界で、さながら終末のアダムとイブといったところだろうか?




ただ、





イブの方もすでに事切れようとしていて、刻一刻と消えていく記憶に苦しんでいた。











きっとそれは、身を割かれるよりもつらかったはずなのに・・・




























それでもその子は笑ってた。






















対する俺も泣きそうになってしまう気持ちを必死に隠して一生懸命笑った。
















 だって、

















・・・これは二人が望んだ結末なのだから・・・



















「私がすべてを失ってしまう前に・・・」


その子が言う。


「あなたのことを・・・忘れてしまう前に・・・」


世界が壊れていく、その中心で・・・


「お願い・・・」


俺達は見つめ合って・・・


そして・・・












世界は壊れた。





















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