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(58)変質

あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)は喪失、勇者(IN魔王)は心配していますが手出しできません。

※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。

★勇者(IN魔王)サイド★


突然魔王が奇声をあげながら逃げようとする

女の髪を掴んで現れた。

声をかけようとして戸惑う。

いつもの魔王じゃない。

怒りに染まっていてクリスタルすら声をかけられない。


「けっして、邪魔をするな。」


一言残し去っていく。

寝室のほうで最初は悲鳴が聞こえたが

音を消す魔法かなにかでなにも聞こえなくなった。

それが異様に恐ろしかった。


数時間ほど経ち、魔王は一度も食事をせず

体を血に染めて出てきた。


「人間とは、これほど、脆い・・・。」

両の手を見比べるように見て

俺のところへ来る。


「そろそろ呪いの『とこしえの居城』も消えたであろう。

我と王都へ向かうぞ。」

誰も反論できるような雰囲気ではなかった。

アスナという剣士たちはクリスタルから状況を聞いて

すぐに理解した。あれほど強いのも納得がいったそうだが

人間ではないと言われてもピンとこなかったようだ。

今の怒りと悲しみを押し込めた魔王を前に

ようやく“魔王”であるという言葉を実感したらしい。

近づくとサッと怯えが走る。


「あっ・・・。」

すくみ上る三人。ドラゴン娘も怯えていた。

魔王は苦しそうな顔をした。

「ユキなら・・・。」

スッと流れるものを感じた

魔王の目に涙が溢れていた。

とうとう悲しみと怒りという苦痛を知ったのだ。

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