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新たな一歩!

休みだぁ!フゥゥゥゥ!今回もドウゾォォ!

わたしの名前は天羽幸也(あもうゆきや)改め、天羽白(あまはしろ)です。

結局、この髪が白銀なことと相まって白という名前になった。実は結構気に入ってます。

そしてわたしは今悩んでいます。なんでかって?それは―――


男女、どちらの制服を着ていくかという超難問に......体は女。心は男......うん、まだ男......最近わたしっていうのに慣れてきたけど男......男なんだ......


学園長にこの二着を渡されて、どっちでも好きな方をどうぞと言われたために現在進行形で制服とにらめっこしてる。う~ん、どうしよう......手続きは3日で終わるって言ってたから明日には登校できる。久しぶり......うん、久しぶりに光輝や正樹、シャルに会える。


そういえば、仮面つけたり出来るのか?そっちの方が騒がれないだろうし、面白そう。そうと決まれば学園長に連絡しよう。アドレス交換しといて良かった......


幸也改め白が氷奈に電話をかけて数秒、氷奈が電話にでた。


『やあやあ幸......じゃなくて白ちゃん、ボクに何かようかい?』


「学園長、実は―――」


白は仮面をつけても良いか。また、そう思った理由を説明する。


『......なるほど。良いね!うん、許可するよ。まあ、うちの学園はそういうの元々あんまり制限してないし。あ、あと君の希望通り制服にはフードつけておいたよ。それで、どっちを着てくるのかな?』


「それは......まだ決めれずにずっと悩んでまして......」


『ふんふん、じゃあ女子用のでいいんじゃないかな。きっと似合うよ』


「でも恥ずかしいんですよね......」


『う~ん......まあ最終的には君の判断に任せるけど、恥ずかしいのならこれにする?』


氷奈がそう言うと、白の目の前の空間が歪み、穴のようなものの中から手と、制服らしきものが現れた。


「これは......?」


『君はきっと悩むだろうと思って作った制服だよ。特注品、結構したんだよ?』


「え、でも......貰うのは気が引けます......」


『そんなこと言っても、もう作っちゃったし......君に似合うと思うよ。だから着てみてよ!』


「申し訳なさがあって......今度埋め合わせします」


『ホントかい?じゃあ今度一つ、ボクの言うことを聞いてよ。それで満足。じゃあまた明日ね。あ、そうそう。明日は丁度全校生徒朝会があるから、その時に君が去ったことと、君の紹介をするから』


「え?いやちょっとま―――」


『バイバ~イ』


氷奈が通話を終了した。


......全校生徒朝会って......学園の生徒何人だっけ?......覚えてないや。とりあえず、この貰った制服を着てみよう。




へ~、ホントに特注品なんだ。男子用と女子用両方と違うし、うん。これにしよ。

早速鏡で見てみよっと。


白は鏡の前に立ち、自分の姿を見る。


鏡に写ったのは、制服のデザインのフード付きパーカーのようなものを着た白だった。


......見て思ったこれはヤバい。いや、スゴい。何がスゴいって?


「足見えすぎ!」


これは......学園長、まずいよ......さっきこれにするって言ったね?前言撤回。これはダメ。はあ、もういいや。男子用の制服にしよう。でも、着た姿位見せないとくれた学園長に申し訳ない......後でメールと写真を送ろう。


っと、もういい時間になってきた......明日の準備して今日は早く寝よう。


この後送られた写真を見て氷奈が気絶したのはまた別のお話......





翌日

学園前


久しぶりの学園!まるでインフル明けの気分!今は多分朝のホームルームの時間だから誰もいないはず。

ささっと学園長室に行こう。来てくれって頼まれたし。


白は学園の敷地に足を踏み入れ、真っ直ぐ学園長室へと向かう。勿論制服についたフードをかぶり、白い仮面をつけながら。




コンコンコンと、学園長室の前にきた白はドアをノックする。すると中から


「開いてるよ。どうぞ」


と返事が聞こえ、白はドアを開けて中に入る。


「白ちゃんじゃないか。おはよう......」


氷奈は眠たそうに挨拶する。


「学園長......目にクマができてますよ......眠れなかったんですか?」


「い、いや......うん。ちょっとね」


「大丈夫ですか?」


「大丈夫だよ......多分ね。このあと朝会で話をしないといけないと思うとつらいけど、君のこともあるからね。頑張るよ」


「......お疲れ様で......それで、ここに呼ばれた理由は何ですか?」


「朝のホームルームの時間、君は教室にも入れないだろうからここに呼んだのさ」


「ああ!ありがとうございます!」


「いいよ......っと、そろそろ時間だね。ボクはもう行かなきゃだけど、そうだね......君は君のクラスの一番後ろに気付かれないように並んで貰えるかい?」


「はい。そうします」


「それじゃあもういくよ。あ、一緒に行く?」


「お願いしましょうか......」


「オッケーだよ。一緒に行こう!」


そうして二人は歩いて行った......











お読みいただいた貴方へ感謝を!ありがとうございました♪

今日はいけたらもう一本いきます!それではまた次回!

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