主人公「何か僕の姿可愛くね?」
前回とは少し違う書き方でやっていきます
チュンチュン…
主人公「ん…んー…」
主人公「……んぅ?」
ここは…?
そう思い、ベットから降りる。…あぁそうか。僕は転生したんだったか。
高校生からだったよね…なんでこんなに目線低いの?
…とりあえず、自分の情報が載っている学生証とかを探すか。
〜数分後〜
あった。机の引き出しに入っていた。整頓が出来る子なんだねこの身体。学生証は中学生の時のやつっぽい。
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名前:一ノ瀬月夢 ┌───┐
生年月日:天翔34年1月26日 │顔写真│
住所:○○県○○市○丁目○○番○○号 │ │
所属:丘宮中学校 └───┘
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天翔という見覚えのない元号や全く知らない県名からしてここがちゃんとした異世界だとわかった。あの神様は嘘をついてなかったんだね。後僕の顔可愛いすぎ…絶対モテてるぞ。
[いや神様が嘘ついちゃいけないでしょ]
主人公「うわぁ!」
びっくりしたぁ…急に脳内に話しかけ無いで下さいよ…
[はいごめんなさい]
気にしてないから別にいいんですけど。というか何の用ですか?
[この世界についての説明をしにきたんだよ]
ほう。
[まず、人口が100億をこえてるよ]
多い…のか?生前の記憶が無いから分かんないや。
[多いっちゃ多い]
[それと、ここの世界の人達は基本的に皆優しい]
ほうほう。
[それで君の生前の世界の言語が話されている]
まぁそうじゃないと困りますけど。
[あと皆可愛いものに目がないから、君の容姿だとめっちゃ注目を浴びるよ]
そーなのかー。まぁ大丈夫でしょ。
[他になんか聞きたいことある?]
特には無いです。
[そか。じゃ、また後で。そろそろ君の母親が君を起こしに来るよ]
あ、はい。
ガチャ…
???「ライム〜?起きてる?」
主人公「(うわーお美人〜」
黒髪長髪で、The・清楚な見た目の親だ。優しそうなタレ目(黄色の目)におぎゃりそう…あれ?おぎゃるって何?
親「…え?今…なんて言った?ねぇねぇ今なんて?!」
主人公「ん…なんでもない…よ?ウン」
親「え?確かに聞こえたんだけどなぁ?」
なんか心の声が漏れてたみたいで、嬉しそうな照れ顔でめっちゃ詰め寄られた。ちっか…なんか親のはずなのに美人なお姉さんに近寄られてる感じがする。
親「まぁいっか。ご飯出来たよ。今日日曜だからゆっくり食べていいから」
主人公「あ、うん」
学校は明日なのか?カレンダーどこかにあるはず…あ、明日入学式って書いてある。てことは新一年生か。いいね。じゃ、ご飯食べに行くか。
〜食事中〜
ふぅ。食った食った。美味かったな。
…さて、何しようか。はっきり言ってやることが思いつかないから暇だ。
…まぁやることといったらこの世界の情報収集か。動画でも見るか。
〜数時間後〜
いくつかわかった事がある。
まず、この世界は"良い人"でいっぱいだ。なんとなくそう感じる。
それと迷惑系動画投稿者が極端に少ない。
あとなんとなくだが、この世界が全体的に見て発展しているような感じがする。
実際、女神に聞いてみたら生前の世界より発展しているみたいだ。
そうそう、僕が入学した高校、"星羅高校"は、世界的に見てもかなり有名で大きい高校なんだとか。人工島に建っており(そこに僕が住んでる)、この高校の関係者だけで10万を超える人が住んでいるそうだ。高校の生徒も含めると更に多くなるみたい。国際色豊かで、様々な人種が在学している。クラスは全部で2500以上あり、高校全体の広さは20万平方メートルを軽く超える。島全体だとバチカン市国およそ4つ分。下手すれば国が出来るね。ちなみに入学のハードルは高めだが、入ってしまえば3年間不登校でも卒業が出来るレベルで色々ゆるいみたい。
分かった事はこれくらいかな。やることもなくなったし、散歩でもしよっかな…あ、でも注目浴びるとか言ってたような…まぁいっか。
〜主人公散歩中〜
スタスタ…
「ね、あの子可愛いくない?」チラチラ
「それな!めっちゃ保護欲掻き立てるよね」ヒソヒソ
「…」ジー
主人公「…」
…何だこれ。こんなに注目されるものなのか?
このレベルだと普通に恥ずかしいんだけど……
[だから言ったじゃん。めっちゃ注目浴びるよって]
いやでも…ここまでとは思わないですよ?道行く人々全員がこっち見てるんですよ?
[まぁ僕自身、こんなに注目されるんだってびっくり歯てるんだけど]
しっかりして下さいよ。
そう脳内で女神と談笑していると、ブロンズヘアで茶色の目の可愛い子(恐らく同級生)が話しかけてきた。
???「ねぇねぇ君、迷子?」
主人公「エ?あ、いや、違いますけど」
???「そう?ここらじゃ見ない顔だったからさ、気になって…」
主人公「最近ここに引っ越して来たんですよ」
???「へぇ~。じゃあ新一年生ってこと?」
主人公「はい」
???「可愛い!(ド直球)」
主人公「へ?」
何だこの女の人わ。
可愛過ぎてスルーしかけたけどさ…いきなり人懐っこいゴールデンレトリバーみたいにがっつかないでよ。
???「そうそう、私の事は紗季って呼んで」
主人公「?…まるでこれからも関わってくような言い方ですね」
紗季「まぁそりゃ星羅高校の教師なんだもん」
主人公「え、えぇ?見た目からして高校生くらいにしか見えないんですが???」
紗季「お?それは褒め言葉って事でおけ?ちなみにこれ証拠だよ」
そう言って教員免許証を見せてくる。いつもそれ持ち歩いてるの?てかこの人ほんとに教師なんだ…同い年にしか見えない…ん?あれ?この時間で外に居る?仕事は?
主人公「…仕事はないんですか?」ジト
紗季「え?1日分の仕事を一通りやってきたから早めにあがったの。あとその顔可愛いね」
まさかのデキる人だったんだ。ドジかましてそうなんだけど…人は見かけによらないってことだね。あと可愛いは一言余計だ!
紗季「今一瞬ディスられた気がしたんだけど…気の所為?」
主人公「気の所為ですよ」
紗季「そう?」
紗季「じゃ、またね。明日また会いましょー」
主人公「あ、はい。さよなら紗季先生」
まさかここで教師に出会うとは。少なくともあの人が教師なら学校生活は退屈しなさそう。
そろそろ夕方だし、帰ってご飯食ってだらだらするか。
服装等が書かれて無い場合はご想像におまかせします。
主人公の身長は175cm以上にする予定でしたが、このストーリーを考えていくうちに主人公が愛されショタになっていったので、急遽低身長に変更しました。
自分の名前と主人公の名前を一緒にしたの恥ずかしくて死にそう




