1.自己紹介
みなさん、はじめまして!「おすし」と申します。
はじめて小説を書くのでおかしな点もあると思いますが、皆さんに楽しんでもらえる作品になるように、私自身も楽しみながら書いていきたいと思います。
文章が変な点などございましたら教えて頂けると幸いです。よろしくお願いいたします!
わたしは中条アリサ、社会人2年目の20歳。お父さんはアメリカ人、お母さんは日本人のハーフだ。
両親が高校3年生のときに事故で他界し、それからは家族の猫である、ミイちゃんと2人暮らし。
アメリカ人のお父さんは、日本の温泉が大好きだった。その影響かどうか分からないけれど、わたしも子供の頃から温泉が大好きだ。そして、高校卒業後、わたしの両親と最後に行った思い出の温泉旅館に勤めることになった。
両親を事故で亡くしたときは、悲しくてしょうがなかったかが、今は少しずつ前を向いてそれなりに毎日楽しく生活してる。ミイちゃんがいなかったらこんなに早く立ち直れなかったと思う。それぐらい、ミイちゃんはわたしにとって大切な存在だ。
わたしの最近の趣味は異世界系の小説を読むこと。スローライフ系の話が特に大好きで、私も転生できたらいいなと読むたびに考えてしまう。いまの職場はそこまで大変ではないけれど、やっぱりスローライフ生活に憧れてしまう。
今日は仕事が休みで、外も暖かいし、大好きなミイちゃんとお散歩にでも行こうかな。
窓際で日向ぼっこをしているミイちゃんに声をかけた。
「ミイちゃんー!お散歩行くよー!」
「みゃぁ」
人間の言葉が分かってるのかな?と思うぐらい、ミイちゃんはいつもわたしに返事を返してくれる。これが異世界だったら、ミイちゃんとお話しできるのになぁ…とついつい夢のようなことを想像してしまう。
準備ができたので、ミイちゃんを抱っこして出発。最近流行りのバラード曲を聴きながら、のんびりと歩くこの時間は結構お気に入り。こんな何気ない日常で、トラックとぶつかって異世界にいくのはテンプレだよね…わたしも転生するかもと勝手な妄想をすぐにしてしまう。オタク思考やめなきゃなぁ。