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勇者さま! 勇者さま! 個性的なお仲間はお好きですか?  作者: 黒玲白麗
第一章『始まりの街 アスタート』編
3/10

02 ルノ、冒険者になる

 どうも黒玲白麗です。先日上げた2話は間違って上げているのに気づき正しいのを上げさせて頂きました。間違ったのを上げてしまい申し訳ございませんでした。これからはこのような事がない様に気をつけますので読者の皆様これからもぜひお願いします。では新 ルノ、冒険者になるをどうぞ

 俺はルノ! 今冒険者になる為、冒険者ギルドに向かってる最中だ。にしてもさっきの串焼きは本当に美味しかったな〜。あんなに美味いのが普通に売られていてびっくりした。


 そしてしばらく歩くと門番のリナさんに教えて貰った特徴に当てはまる建物に着いた。その建物は、教えて貰った通り屋根が赤く、木で作られていて見る限り二階建ての建物だ。入口に近づいていくと入口の横に『冒険者ギルド アスタート支部』と書かれていた。どうやらここは冒険者ギルドで合っているようだ。


 俺は入口の扉を開けて冒険者ギルドに入っていく。入って驚いたのは大きな魔獣の頭蓋骨と思われる物がギルドの天井にするされていた。その頭蓋骨は人一人を丸呑みできるであろう大きさだ。


 そういえば頭蓋骨に集中して周りを見てないなと思い、頭蓋骨以外にも目を向ける。ギルド内を見て思った第一印象はとても広いだった。まず入って真っ直ぐ行くと大きなカウンターがあり、そこに何人もの制服を着たギルド職員らしき人達が冒険者たちの対応をしているのが見える。たぶんあのカウンターが受付なんだろうな。 

 

 次にカウンターの右側を見ると食堂があった。食堂の前には、大体6人は座れるだろうテーブルと椅子が七セットほど置いてあり、食堂でちらほら食事をしている人や酒を飲んでいるが見受けられる。


 最後にカウンターから左側を見ていると冒険者たちが袋から綺麗な宝石や、魔獣の牙や爪などを出し、ギルド職員に渡してお金を支払って貰っているところから左側は主に、魔獣の素材や宝石や魔石の買取を行っているところだと思われる。


 さて、ギルド内を一通り見たから当初の目的の冒険者申請をしにいこうと、俺は真ん中にあるカウンターに進む。カウンターにいる受付の女性に話をかける。


「あの、すいません」


「はい、なんでしょうか?」


「冒険者申請をしたいのですけど」


「あ、はい。冒険者申請ですね。少々お待ちください」


 受付の人はそう言って席を立って何かを用意しに行った。数分待つと受付の人は書類を持って帰ってきた。


「お待たせ致しました。ではこちらの書類をご覧になって名前をサインして下さい」


「わかりました」


 俺はそう言ってサインをする書類を確認する。なになに、


『         冒険者申請書

  

  1.冒険者になれる歳である(15歳以上)。


  2.冒険者ギルドはクエストの斡旋所であり、クエスト中の死亡や怪我、アイテムの損失などは冒険者自身の責任であり、当ギルドは責任を負わない物とする。


  3.冒険者同人の私闘は、処罰の対象とする。


  4.クエストを受けたら報告や証拠品の提出をする。

  

  5.クエストを受ける場合は特別な事情がない限りはクエストを中断をやめてはならない。もし勝手な理由で中断をする場合は、罰則金を払わなければならない。

                       

        冒険者ギルド・アスタート支部 ギルド長

                  グレフ・アスト 』


 と書かれていた。ん? 最後のクエスト中断する場合は罰則金と書かれているけどいくら払えばいいのか?


「あの、このクエスト中断による罰則金とはいくら払えばいいんですか?」


 と受付の人に聞いてみる。


「その罰則金は、特に定められていません。クエストの罰則金はクエストのランクによって変わってきます」


「さっきの書類や今の説明に出てきた冒険者ランクとはなんですか?」


 さっきからちょくちょく出てくる冒険者ランクとはなんだ? 話を聞く限り、冒険者としての強さの指標だと思うけども。


「冒険者ランクとはその名の通り、冒険者としてのランクの事です。冒険者ランクは低いランクからF、E、D、C、B、A、Sランクにわかれており、どの冒険者も最初はFランクから始める事になります」


 ランクが7段階にもわかれているのか。なかなか細かいな。でもランクはどうすれば上がるのかな?


「ちなみに冒険者ランクはどうすれば上がるのですか?」


「冒険者ランクを上げるには、実技試験やクエスト貢献度、そしてギルド職員との面接による人格調査を行い、合格した場合ランクが上がります」


「なるほど、つまりクエストを頑張って実力を身につけて、悪い事をしなければランクが上がるって事ですね」


「まぁ(おおむ)ねその通りです」


 よし。他は特に分からない所は無いから大丈夫そうかな?よしサインしよう。俺は羽根ペンを持ち、書類に名前を書いた。


「はい。サインを書いたのでお願いします」


 俺は、そう言って受付の人に書類を渡した。受付の人は俺が渡した書類を確認して職員欄にサインをしていた。


「はい。確認しましたが書類に不備はありませんでした。ではこちらの書類で受理させて戴きます」


「わかりました。ありがとうございます」


「では最後にカードをこちらにかざしてください」


 受付の人は関所で見たような魔道具を持ってきた。


「こちらにカードをかざして頂くと、カードにギルド名が登録されます。カードにギルド名を登録して頂くとカードで身分証明をする時に冒険者と表示され、冒険者としての身分が証明されます。なのでカードの提示をお願いします」


 つまり、身分なしから冒険者としての身分を得られるというわけだ。登録しといて損はないな。俺はそう思いカードを魔道具にかざした。


 するとカードが一瞬淡い光を出し、カードを見ると何も描いてなかった黄色いカードにギルド・アスタートと書いてあった。なるほどこれですぐに冒険者だとわかるわけだ。


「では冒険者申請は全て終わりました。クエストは今すぐにでも受けられますがどうしますか?」


「いえ、まだ宿を取っていないので今日はやめときます」


「わかりました。ではまたのお越しを」


 受付の人はそう言ったので、俺は頭を少し下げてカウンターから離れた。ふぅ。さて宿でも取りに行くか。俺はそう思い冒険者ギルドから離れた。


 最後まで見て頂きありがとうございます。今回ルノ君はちゃんと冒険者申請できましたね! 

では次回の話はルノ、宿に着くです。


因みに次回は、上げられなかった29日の分を30日に上げさせて頂きます。

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