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木の葉

作者: ta-KC

立ち寄った川の水面に

木の葉が一枚

流れに乗り通り過ぎていった

その姿がなんか悲しくて悔しくて

僕は一枚木の葉を浮かべた


別にこの一枚の葉に人生を重ねる程

大層なことでもない

ただ前を通り過ぎるその先が

滝であれ流れのよどみであれ

どこか遠くに行ってほしい

ってそんな単純な行動だ


何気ない行動で何かを変えれるなら

幾度もこの人生は色を変えていただろう

でも

今生きているこの僕はどうってことない

日々をただ過ごしている

こんな僕が一枚の木の葉に人生を重ねるほど

りっぱな生き方をしているかい?

流れの中で様々なところに行ける

そんな葉の方がよっぽど人生してるだろ?


僕が流した葉が一度役目を終えても

きっと世界の循環の一部になるのだろう

でも僕が人生を終えたころには

世界っていうものの一部になれているのかな?

生きてきたこの道が

燃え尽きたこの体の灰が・・・


何気ない行動で何かを変えれるなら

幾度もこの人生は色を変えていただろう

でも

今生きているこの僕はどうってことない

日々をただ過ごしている

こんな僕が一枚の木の葉に人生を重ねるほど

りっぱな生き方をしているかい?

そんな僕でも願うのは愚かかもしれないけど

自分がいない後この世界になんかあってほしい

違和感でもいい誰か一人でもいい

一枚の葉のように

なんかあってほしい・・・



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