タイトル回収まだかなぁと思う俺がいる
俺、夢野春未は、都内の超進学校、霞ヶ丘学園に通うリア充高校生だった。
あれから3日がたった。
「あー、だりぃ!こんな病棟はやく出たいんだけどぉ。俺正常ですよぉお!おい、聞いてんのか!!」
まわりは、反応しない。
病室のベッドでラノベを読みながら中年のおじさんたちに囲まれたハーレム状態を堪能している俺は、憂鬱にどなっていた。
あれから、わかったことは、ここは病院で大型の精神病院だそうだ。
んで、俺はなんでかわからんが村松裕樹ってのになっていて5日前に友達だがなんだかが来てぶち切れて、大げんかして殴り合いになって気絶したそうです。んで、入院した理由は、なんかの感染症にかかったそうな。うーん。わからんなぁ。。と思う俺。
んでぇ。。なぜか口調があらくなってる俺。
あぁ、こんな憂鬱な日々から抜け出したい
そうだ!
「おい!おっさん!あんただよ!俺の前でいつも暗い顔で独り言ぼやいてるお前!!」
我ながら斜め上をいったコミュニケーション能力。これポイントたけえええええええええええ!!ダークネスすぎぃいおい
「ん?私?」
普通に答える長髪の眼鏡をかけた中年のおじさん。
何だろう。俺この5日間の中で多分一番価値のある瞬間に出会えた気がする。
「そう!そうだよ!!キャラ変わってる俺を補正すると思って!あんたなんでここにいるん??」
中年のおじさんはかたりはじめる
「そうだねぇ。。私の名前は角倉龍太26歳だよ。名前はちゃんと言ってくれ。。。」
「おk!おk!角倉さんね!んで、なんでここに来たわけさ。あんた別になんかやばそうにも見えんよ」
「そうだねぇ。私はさ、都会に生まれて小学校受験をしたんだよ。」
おっ、そこからか。
「まぁ、家が裕福で習い事は幼稚園の頃からしててさぁ。ピアノとかやってたんだぁ。小学校のときは、よく友達とゲームしたりしてたあかるい子だったんだけどねぇ。。。」
「へぇ。。なんかすごい普通というか良いんじゃないか?」
「高校受験当日に体調を崩したんだ。。。。その後受けられる高校がほとんどなかったんだ。2次募集してるところもなくてね。。。そして、とある偏差値が低い都立の高校に行ったんだ。 そしたらそこはすごい荒れててね。。。
学校ですぐイジメにあって引きこもって、そのまま今ここさw」
どぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
「そ、そうなんだ。。。。なんか聞いてごめんなさい」
「いいさ。。こんな話でよければいくらでもするよ。ただたまに怒鳴るのはやめてくれよ。怖いから」
「で、でもさ角倉さん今の話聞いてるとここに入院する経緯にはならないと思うんだが。。」
「入れさせられたんだよ。」
「え?」
「おやに邪魔だと思われてこの病院に無理矢理入院させられたんだ。21の時に。。。。。。。。。。」
「どういうこと??」
「親が再婚したんだけどさ。。父親が俺を邪魔だと思ったらしく。精神状態がおかしいって、この病院に頼んで入院って名目で俺をこの病棟にぶちこんだのさ。。」
「おいおい!それって、やばくないか?なんであんた黙ってるんだよ!それいいなよ」
「言ったさ。。。でもわからないんだよ。いきなり、大事な話があるって父親に病院に呼び出されて、そこで変な機械にあてられて、すぐさま変な奴らに取り押さえられたんだ。 今じゃ、本当にわからない。なんでこんなことになったのか。。。つらいさ。。。まわりにいっても誰も取り合ってくれない。。。病院の職員は全員信用できないさ。。。」
「あ、。。。あ。。。」
なんか、とんでもない話聞いてしまった。。。。
「まぁ、きみは知らないけど気をつけた方が良いよ。ここの職員には。」
背筋が一瞬凍った。
「あ、そ、そうだ!俺が入院したの、なんでかわかる??あんた俺より前にここにいたんでしょ??」
「は?きみ、ここの職員だったんじゃないの??」
ん????
「だって、きみ俺がここに来たときはいつも、エレベーター前の受付のとこで事務の仕事うしろの方でしてたじゃないか。」
「いやいやいやいやwwwwwwwwそれふざけてるでしょwwwwwwwそれなんて冗談?wwwwwwww」
「はぁ。。。まぁいいや。でも、ここって職員がころころ変わるし。なんかいろいろとおかしいよ。。。」
どういうことだ??俺がここで働いてた???うーん。。。ラノベの主人公かな??とりあえずわけわからんwうんw てか、俺リア充高校生なのになんでこんな事してんのw 期末テストもうすぐやんw
「て、てかw外出しないの??w」
「外出?きみさぁ、ここの職員してて知らないの?無理にきまってんだろ。」
「なんで?いや、意味わからんぞww外出できないってそれ犯罪やんw」
「いや、職員にいっても出してくれない。それにあのエレベーター特殊なカードキーが無いとうごかないんだよ。
「う〜ん。そんな映画みたいな話信じないぞーりゅうちゃ〜んw」
「まぁ、良いよ。信じないんだったら」
ふくれた顔で角倉龍太が横をむく。
「学校なんて糞だったな。。。」
ぼそりと呟く角倉龍太。
そして、ナース服をきたお姉さんがくる。
「村松さん、検査ですよー」
はぁ。なんかわけがわからん。はやくここから出たいんだけどなぁ。。母さんいつになったらくるんだよ。俺は村松裕樹じゃねーよ。顔みりゃわかんだろ。
夕方になる。
「夕日がきれいだねぇ。」
俺のベッドの左隣のベッドで寝てる男がしゃべる。
夕日って、ほとんど日でて無いけど。
「そういや、えーと。。。」
名札を見る。
左となりの男の前は栗山さんと言うらしい。小太りでいつもポテチを食べている。
「栗山さんは、なんでここ来たの?」
「俺?俺は、普通に社会人やってて1年で鬱になってだよぉ〜(マイペース)」
「そうなんだ。でも、なんか愉しそうだね。」
「ん?そりゃあ、会社の奴らはいないし変な縛りもない。最高じゃないか。家で引きこもってても妻がうるさいし。本当に最悪だぜぇ」
「そうなんだw」
なんとなく流す。
「本当に最悪な職場だったよ。面接じゃあさんざん人の事馬鹿にしていざ入社しても、うぜぇ上司にいびられる毎日。。。あぁ、糞だなぁマジで」
「すんません。聞いて。。。。」
「え?あぁ、良いよw別にこんなご時世誰だって愚痴言いたくなんだから。きみも言っていいんだぞ。」
「は、はぁ。。。」
いやぁ、俺にはリア充の記憶しかないからなぁwwww
悩みって言えばクラスでオタクグループと喋れないとかw
「あ、そうだ栗山さんって俺がどうしてここに来たのかわかる??」
「え?村松くんにこと?さぁ、俺は病室を移動しただけだからねぇ。。きみは、俺が来る前からここにいたからわからんよ。」
「そ、そうなんだwごめんなさいー」
「あ、あぁでもなんか、感染症にかかったんだっけ?なんでそんなこときくの?」
「え?ああいやクイズですよwクイズあはははーー」
なんだろう。俺マジでわからんぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そして、1日が終わる!!
暗闇が広がるのです。そして、私はいつもこんな風になるのです。あの人がいなくなるのと。
「あら、春未どうしたの?」
母さん
視界がぼやける。
「もう、こんなにちらかしてなんで、あなたはこんな事。。」
ごめんなさい。
「春未はとても、できる子なんです!だからお願いします!先生!」
そんなに頼まないでよ。。母さん
「春未あなたはいじめられてない。そうよね!?そうなんでしょ!?」
うん。母さんの言う通りだよ。
「あなたは、普通の子なんだから春未」
そうだよ普通なんだ。普通のリア充だよ。
「春未。。。。ごめんなさい。」
なんで、お母さんが謝るの?
「もう、この家も全部無いのね」
これは何??
次の日
昼の12時に起床する。俺だった。
「はぁ〜。あれ。。もうこんな時間か。。」
だるいなぁ。。。
「ふざけんな!!!」
急に前方から罵声が聞こえてきた。角倉さんだ。
「俺がいままで、どれだけ苦労してきたと思ってるんだよ!!」
「母さん待ってくれ!!なんで俺を見捨てるんだよ!!どうして!ここから出して!!!もう嫌だ!嫌だぁあああ!!嫌だよ!!嫌だ!!!嫌だ!!お願い!!だったら、いっそのことお前も!!!!」
角倉さんが母親らしき人の腕をつかんで叫んでいる
どうしたんだ??
病院の職員がかけつける。角倉さんが取り押さえられどこかにつれていかれる。
あれ、てああいつら誰だ!?職員は全員、白い白衣を来ていたんだがみんな太っている。普段、きている連中とは違う。
「おい!!やめろ!!やめろおおおおおおおおおお!!!」
あたりは驚いて瞠目していた。
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい。。。なんかマジでやばい。
俺、これからどうなるんだ。。。。