FILE.7 ブービートラップ
グリーンジャイアント、宗教系のカラーギャングだ。 宗教団体の名前は忘れたが、確か何十年か前に、信仰者が電車の中で毒ガスをまく事件を起こしたらしい。
なんにせよ、宗教団体はかなり危険だ。奴ら、神のためなら自分を犠牲にしてまで行動する。 玉砕覚悟の人間ほど、この世で恐ろしい者はない。どんな事でもするし、どんな事をされてもまた起き上がるからね。(まったく、ゾンビかよ)
そんな事をブツブツ口にしながら 僕は今、ある廃アパートの一階を見張っている。 ここは、もともとスモークタウンのメインストリートだったのだが、何年か前に起きたカラーギャング達の抗争で多くの死者をだしたために 市民が気味悪がって 今や、廃墟とかした建物が静かに立っている心霊スポットになっている。
そんな、人が寄り付かないところにアジトを作っているあたりが より宗教団体っぽさを濃くしている。
グリーンジャイアントのメンバーは少なく6人だが、そのメンバーの経歴がとにかくヤバイ。メンバーの幹部、ロドニー・ウィラメッテは差別を嫌っており 20歳の時に 肌の色の違いをバカにした男の頭をバールで殴り殺し、その他にも 言語の差別や出身・職業の差別など どんな些細なものでも差別をした人間を許さず、殺害していったため
ウィラメッテに殺された被害者の数は3年間で20を超えた。 24で彼は捕まり死刑を宣告され刑を執行するも、1度心肺が停止した後、また心臓は動きだし 蘇生はしたが1度は死を確認されたため、異例の釈放をすることになる。
メンバーのリーダーである、ロブ・ゲインは 快楽殺人鬼でありまだ現在 指名手配の身である。 彼の手口は特殊で、体内から血液をぬいて殺害をする。 被害者達は痛みは感じぬものの、少しづつ死に向かう恐怖に失禁するものが多く 死体の多くは床に尿の水溜りができているそうだ。
こんな危なすぎるトップ2に加え、他のメンバーも皆 指名手配者なんていうとにかく危険極まりない集団に 1人で立ち向かうのかと思うと 漏れそうだ。 勝算はあるのかって? あるに決まってる。だいたい無きゃこんなところには来ないしね。
まず、奴らのいるアパートの2階にセットしておいた爆弾を爆発させる(火薬が少量だから音だけだよ、爆弾でやっつけちゃ前の話にかぶるからな) ビックリした奴らは、下っ端の2人に2階を見に行かせる 1人がドアに手をかけると 固定されていないドアははずれる、手をかけてた奴は倒れる 床には僕 お手製の剃刀マットが敷いてあり1人目が死亡。(もがくとよけいに刃が食い込むのよ) ビビったもう一人が逃げようとするもマットに仕掛けた強力粘着テープでバランスを崩してやっぱり剃刀マットの餌食に。 ゴキブリホイホイの泥棒番ってことで販売してくれないかな?
まぁ、多少 処分に時間がかかるけど。
まぁ、取り敢えず2人はやったからあとは1人と強者2人 (さて、どう戦うかな……)




