苦しい時にこそ(200文字小説)
お前はそれで本当にイイのかい?
呆けてしまった母親を残して死のうとしてるそこのお前
お前は忘れてしまったのかい?
昔母親が作ってくれたカツ丼、肉じゃが、キャベツの油揚げ包み、
ピーマンの肉詰め
一度か作って母親に食べさせてやった事があったか!
老々介護で鬱なんだ お前はそう言うけど
鬱で苦しみながらも自分の道を探し続けている人もいるし
あえて言う ガンバレ 呆け老人が「ありがとう」を言わないのは
愛が足りないからなんだよ
*注意
僕は介護の勉強をしていたので呆け老人→痴呆→認知症と表現を改めてきた歴史は知っているので作中の差別用語は意図的に書いたものです。