8話:基地 【セレナ編】
完成しました!
今回は主にセレナとビオレタのお話です。
今回も皆さんよろしくお願いします。
しばらく飛行していると基地が見えてきた。
ヴィーゼン連邦共和国の端にある。
ここはセレナ達が配属された部隊「第4特殊上陸連隊」の本部がある場所だ。
輸送機達は、順番に滑走路に降りてくる。
最後の輸送機が着陸したのを確認すると、護衛機のポエナ達も続く様に着陸する。
基地自体かなりの大きさだ、見渡せば格納庫に戦闘機や輸送機
着陸した後外に並ばされる。
点呼を取る為だ、その時に男性が出迎えてくれた。
隣には女性が立っている。
クエンチェ「よく来てくれた!私の名は『クエンチェ・デセオ』だ、我が基地へようこそ。
歓迎する。先ほどは大変だったな・・・まだ一機だけで済んだのが不幸中の幸いであろうか。」
セレナ達が乗ってたいた輸送機はもちろん、他の輸送機達は低空に退避してた為に、戦闘機が堕ちた爆音や味方の輸送機が堕ちて爆発したの目撃していた。
クエンチェ「とにかく今は疲労で疲れているだろう、先に宿舎に案内する。荷物を置いて準備が出来たら、食堂に来てくれ、食堂でこれからの話をする。」
そう言うと基地司令は隣にいる女性に話しかける。
クエンチェ「では任せたぞ、サギニ君」
そう言うとクエンチェは去って行った。
その直後サギニが簡単な自己紹介をする。
サギニ「初めまして、『サギニ・クーラ』と言います。よろしくお願いします。これから宿舎に案内をいたしますのでこちらへどうぞ。」
自己紹介する顔は表情一つ変えない。
そう言うと彼女は、歩き始める。
セレナ達も彼女に付いていく。
歩いてる最中にソシオから話しかけられた。
ソシオ「やっぱりお前の勘・・・当たっていたな。」
セレナは答える。
セレナ「あぁ・・・でもどうしてだ?敵対する国か?それとも神兵の仕業か?そもそもどうして数が少なかったんだ?」
セレナは空港から搭乗する時、あの時に行動を起こしておけば悲劇は起きなかったんでは無いかと。
悔しさので気付けばセレナの口調も激しくなっていた。
ソシオはそれに気づいて、遠回しに気遣う。
ソシオ「分からんなぁ・・・でもあの時に行動を起こしていても、こちらには「敵だ」という証拠はない。たとえ証拠があったとしても民間の空港がすぐに対処できたか?」
セレナはそれを聞き、黙り込んでしまった。
ソシオ「お前に罪は無いさ、むしろあの時に止めろと言うのが無理な話だ。考えるのはいいことだが、何事も過ぎるとよくないぞ。」
セレナは黙ったままだ、ソシオは話題を変えるようにして話す。
ソシオ「それよりも飯だ!早く重い荷物を置いて、ゆっくり飯でも食べようぜ!」
そう話していたら建物に着いた。
サギニ「こちらが女性宿舎でございます。男性宿舎の方はこれからまた案内いたします。」
そう言うとサギニが手の平を上に向け入り口に案内する。
部屋の中は3~4人共同の部屋だ、軍の宿舎にしてはすごく綺麗な状態だ。
セレナは割り当てられた、机に行き荷物を置く。
その時、隣の机に見た事がある女性が来た。
ビオレタ「ああ!セレナさん!」
周りが驚く位の声だ。
セレナ「なんだ!?急に大きな声を出すな!」
ビオレタ「すみません!」
ビオレタはセレナに叱られ落ち込むが、それでもめげずに話しかける。
ビオレタ「一緒の部屋って嬉しいです!これからもどうかよろしくお願いしますね!」
叱った直後なのに、まだ少し声が大きい、周りの視線は、既に白い眼で見ている。
セレナ「あぁ、よろしく頼む・・・」
仕方なく返事をするが、表情は引きつっている。
セレナの頭の中では、ビオレタも言っても分からない(ソシオタイプ)なんだと認識した。
ビオレタ「ではセレナさん!一緒に食堂に行きましょう!!」
セレナ「ちょっと!早すぎないか!?」
そう言うとセレナの腕を引っ張り、部屋を出て強引に連れて行った。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
誤字や脱字などありましたら是非教えていただければ嬉しい限りです。