7話:空戦 【護衛機編】
空戦場面はこれにて終了です。
かなりの駄文になってしまいました…
それでも読んで頂ければ幸いです。
ポエナ3は急いで敵の後ろに着く。
そして無線で警告を発する。
ポエナ3「至急攻撃をやめるんだ!さもなければ味方と言えど容赦なく叩き墜とすぞ。」
ポエナ3は警告をするが、敵は未だに攻撃態勢に入ったままだ。
ポエナ3「警告はした。貴様は堕ちろ・・・」
そう言うとポエナ3が攻撃態勢に入るが、その時ポエナ3に連絡が入る。
ポエナ4「後ろだ!!」
ポエナ3はそう言われ後ろを振り向くとすでに後ろには隊長機であった
姿が見えた。
突然の状況にポエナ3は固まってしまった。
実際に目で見るまで心のどこかでは隊長は裏切らないと言う気持ちを持っていた、この突然の状況でも回避しようと頭では分かってはいるが思うように体が言う事を利かない。
ポエナ3は「しまった・・・」と後ろに居る隊長機を見つめながら、そしてつぶやく様に言う。
まるでその言い方はすでに『死』を覚悟した様な言い方だ。
ポエナ3がそう覚悟した時隊長機は急に機体を旋回させ、ポエナ3の視界から消え去った。
その直後、隊長機を追うようにしてミサイルが追いかけて行った。ポエナ3の
視界からミサイルが消えた時、爆発音が響き渡る。爆発音から少ししてから無線機から声が聞こえた。
ポエナ4「隊長機というが・・・呆気ないものだな。お前も早くその的を墜とせよ。」
そう言われ、呆然としていたポエナ3は我に返り前を向き直す。未だに|《敵》は攻撃態勢に入ったままだ。
ポエナ4は発射スイッチに手を掛け、ミサイルを発射しようとした矢先。急に敵の高度が落ちていく。
ポエナ3とポエナ4は二人とも驚きながらその状況を眺める。
しばらく眺めていると、敵が地面に墜落するのが見えた。
ポエナ3はポエナ4に無線で連絡を入れる
ポエナ3「勝手に堕ちたな・・・」
ポエナ4「あぁ・・・」
ポエナ3「さっきはすまない、助かった。」
ポエナ4「気にすんな!それよりも輸送機だ!」
敵が堕ちていく数分間目を離していた為、急いで輸送機の方を見る。
燃えている輸送機は先ほどよりも高度が下がっている。
急いでポエナ3は連絡を入れる。
ポエナ3「ミグラテール1!大丈夫ですか!?」
ミグラテール1「操縦が利かない!」
その返事はまるで叫んでいる様だ。
ポエナ3「分かりました、補助システムも動きませんか?」
ミグラテール1「作動していたら最初からやっている!」
ポエナ3「お願いします、もう一度やり直してみてもらえませんか?」
ポエナ3に諭すように言わた為、ミグラテール1の怒りも多少は収まり、落ち着いた言い方で返事をする。
ミグラテール1「分かった・・・」
そう言って再度電源を入れ直すがやはり入らない。
ミグラテール1の機長がエポナ3に話す。
ミグラテール1「もう駄目だ・・・やってはみたが電源が入らない。」
無線越しに聞こえる警報音、と共にミグラテール1機長は悲しそうな言い方をした。
それを聞き、ポエナ3は励ますように言う。
ポエナ3「諦めないでください!」
その励ましも、もはや意味を成さない。
思いとは裏腹に輸送機は非情にも堕ちてゆく。
数分後、爆発音が聴こえる。
それは先程堕ちた2機とは比べ物にならないような轟音だ。
ポエナ3「クソっ!クソっ!!」
行き場のない怒りがポエナ3を飲み込む。
無線越しから、物に当たってる様な音も聴こえる。
ポエナ4「落ち着け!俺達は出来ることをしたんだ!」
ポエナ3「……」
ポエナ4は話を続ける。
ポエナ4「全てが全て上手くいくとは限らない、それは普通の人生でも同じだ、だがそれに争いが加わったら?現実とは常に非情なものだ。俺だって救いたかった……とにかく今は残りの輸送機を誘導するぞ」
ポエナ3は力なく返事をする。
ポエナ3「あぁ……」
一旦ポエナ3との連絡を切り。
低空に退避していた輸送機に連絡を取る。
ポエナ4「こちらポエナ4、脅威は無事に排除。これから基地に誘導する。」
ミグラテール2「了解した。」
生き残った、輸送機達が上昇を開始し基地へ向かい始めた。
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
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