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ホーリー・オブ・ストーリーズ   作者: もかめ
第2章  神の遣い
21/32

21話:鬼神姫『誕生』 【セレナ編】

完成しましたので投稿させて頂きます。

もしかすると誤字や脱字があるかも知れません・・・

今回もよろしくお願い致します。



アクアが去って行った後にセレナが呟く様に言う。


セレナ「アクア・・・か・・・」


そう言うとセレナは刀を鞘に納める。


味方と敵が入り混じった死体の山で佇んでいるセレナを見て二人は駆け寄って声を掛ける。


ソシオ「おい!!大丈夫か!?」


セレナ「あぁ・・・大丈夫だ。」


ソルト「ほんとですか!?」


セレナ「あぁ・・・」


そう答えるセレナの雰囲気は戦う前とはまるで別人の様だ。



その佇まいを見た生き残りの軍人が思わず声を漏らす。







軍人1「まるで・・・あの戦い方・・・『鬼神』の様だな・・・」



それはソシオやソルト達が援護したものの、その援護を上回る様な戦い方だった。



その話にもう一人の軍人も答える。




軍人2「あぁ、「神」の攻撃を凌い(しのい)だんだからな・・・あの綺麗さも含めて『鬼神姫』ってところだな」



======================================


その後、基地に戻ったセレナ達は基地司令からの呼び出しが掛かり司令室に向かう。



その呼び出しに半ばソシオはうんざりした様な口ぶりで愚痴を零す。




ソシオ「あの戦いの後にすぐに呼び出すなんてな・・・少しは休ませて欲しいものだ」




そう言うソシオの顔は疲れ切った表情を浮かべている。



そんな表情を見てソルトは慰めるように言う。



ソルト「仕方がないですよ。あの戦いの生き残りは僕たちを含め、他は数名しかいないんですから」




そう言うとソシオは納得はするが、どこか腑に落ちないような表情をする。



ソシオ「そりゃ、そうだけどさ」



ソシオはセレナに話しかける。



ソシオ「って言っても一番お前がしんどいだろ?」



セレナ「確かにしんどいが呼ばれたのなら仕方がないだろ?」



ソシオ「まぁな・・・」



今度はセレナがソシオに話しかける。


セレナ「あの時は・・・助かった、ありがとう」



セレナはソシオに向かって微笑む。



ソシオは照れくさそうにしながら返す。



ソシオ「気にするなって、それに俺だけが手助けした訳じゃないだろ?」



セレナはそれを聞くと今度はソルトの方を向き、礼を言う。



セレナ「あの時は助かった。あの時のお前の機転がなかったらほんとに全滅していた所だ」



ソルトはそう言われて照れてしまう。



ソルト「いえ、その、自分は出来るまでの事をしたまでですし・・・改まって礼を言われるような

    事は何一つ・・・」




その反応を見てセレナは笑いながら話す。



セレナ「でも、あの時のソシオの一撃は危なかったぞ?」


それは先ほどの戦いでセレナが鍔迫り合いをしていた時に撃ったのはソシオだ。


それを言われてソシオは慌てる。


ソシオ「それは!あんな状況になっていたから助けたい気持ちが大きかったんだよ!それに!

    俺は外さない(・・・・)!」


自信満々に答えるソシオだがセレナに突っ込まれてしまう。



セレナ「へぇ・・・絶対(2位)に・・・?」



そういうセレナの顔はしたり顔を浮かべている。



その顔を見たソシオが慌てて訂正する。



ソシオ「あぁ!わかったよ!確かに危なかったな・・・」



ソシオがそう言うとセレナが笑いながら言う。



セレナ「冗談だよ、本当に助かった」



そう言われたソシオは微笑む。


その会話を聞いていたソルトも思わず微笑む。



そんな会話をしている内に司令室に到着し、セレナがノックをする。



セレナ「呼ばれました、セレナ・クロイツです」


セレナが挨拶をすると、クエンチェが答える。


クエンチェ「他の二人も連れて来ているのか?」


セレナが答える。


セレナ「はい」


クエンチェ「よろしい、入りなさい」


セレナ「失礼致します」


セレナはそう言うと司令室のドアを開ける。


セレナ達が入って敬礼をするのを見ると、クエンチェが言う。


クエンチェ「そんな固くならなくていい、今回はよくやってくれた。まぁ掛けてくれ」


そう言うとクエンチェは椅子に促す。


セレナ「ありがとうございます」


セレナ達はそう言うと椅子に座る。


しばらくして、サギニがお茶を出す。セレナ達はサギニに会釈をする。


セレナ達がお茶を飲み一息つくと、クエンチェが話始める。


クエンチェ「実はな、君たちの他に生き残りが数名いただろ?」


セレナ「はい、いました」


クエンチェ「先ほど彼らからの報告を聞いたんだが、君・・・彼らからどのように噂されているか聞いたことはあるか?」


セレナ「いえ、全くです。基地に帰って来て間がないので・・・」


クエンチェ「そうか・・・実は全員口を揃えて言うんだよ、君の事をあの「神兵」や挙句の果てには「神」と互角に戦った・・・『鬼神姫』ってな」


セレナはそれを否定する。


セレナは「私は『鬼神姫』などではありませんし、互角に戦えた訳でもありません。むしろ押されていました、ソシオやソルトの援護がなければ今頃私は・・・」


クエンチェはセレナが言い終わる前に話す。


クエンチェ「だが、あの7神の一人である「アクア」と剣を交えたのは紛れもない事実だ・・・違うか?」


そう指摘されセレナは口ごもる様に言う。


セレナ「いや、そうですが・・・」


クエンチェ「別に私は責めているつもりは毛頭ない。むしろ褒めている。その点は誤解しないでくれたまえ。」


セレナはそう言われ仕方なく頷く。


セレナ「はい・・・」


クエンチェ「よし、では後日君たちには勲章を授与する。此度は本当にご苦労だった!」


そう言われてセレナ達は起立する。


クエンチェ「では解散!」


セレナ達は敬礼をして、司令室を後にしようとした時、クエンチェに呼び止められる。


クエンチェ「そうだ!まだ話があったが・・・後日で良い。また司令室まで来てくれ」


セレナ「分かりました」


そう言ってセレナ達は司令室を後にした。





読んで頂きありがとうございます。

また次話もよろしくお願いします。

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