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転移勇者と愛しき人と  作者: 炊飯器と電気ポット
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穏やかな暮らし…。そして。

転移してから初めての穏やかな暮らし。

勇はなにを想うのか。

----あれから半年が過ぎたんだなあ。


僕と純佳さんは3ヶ月前に結婚したんだよなあ。本当に人生何が起こるかわからないや。

あの時僕は勇気を持って純佳さんに告白したんだ。


「好きです!僕と付き合ってください!」

「勇くん!結婚しよ!」

「----」

「嫌なの?」

「いつかはって考えてたけど先に言われると…。」

「じゃあ、やり直し!勇くんから言って!」

「純佳さん、…僕と…僕と結婚してください!」

「今日から一生あなたの制御は私がします」

「よろしくお願いします」


それからの二ヶ月は穏やかに過ぎたなあ。


「勇くん!聞いて!赤ちゃんできたよ!」

「…え?」

「私たちの子供が生まれるんだよ!」

「純佳さん…。ありがとう」


二人とも嬉しくて泣いたな。


そう言えばリンたち四人を純佳さんに探してもらってるけど、ぜんぜん見つからない。気になるなあ。


純佳さんは有能な側近の侍女のメーデルと二人で領主の執務をこなしている。産前と産後は侍女のメーデルが領地の運営を任されるからだ。


そう言えば僕は半年前から純佳さんが用意してくれる私服を着て過ごしている。これが実に快適そのもの!

ランヴェール王国では寝る時だけ寝間着だったからなあ。

送別会で私服を着たか!

思い返すと正装の人達の中で私服って浮いてただろうなあ。

皆んな元気でやってるかなあ。


「勇くん!ご飯だよ〜!」

「はーい!今行くね!」


気が付いたら夕日も沈んでた!

ぼーっとしすぎたな。


ゆるやかに過ぎる日々。

温かな食卓。

二人で寝るベッドの心地よさ。


「純佳さん?」

「なあに?」

「僕はこんなに幸せでいいのかな?」

「当たり前でしょ?冷めるから早く食べてね」


最近二人でラーメンの再現を試行錯誤している。ここは漁港もあるし、小麦の様な植物の広大な畑が広がっているし、森には猪や鹿の仲間みたいな動物たちもいる。

良いところまで来ているから、明日も頑張ろう!


----八ヶ月後の夜


「純佳さん!息をして!ふかーく呼吸をして!」

「旦那さま後のことは私たちにおまかせください」

「お願いします」


----数時間後


「旦那さま!元気な男の子ですよ!」

「純佳さんの様子は?」

「話せますよ、中に入ってください」

「純佳さん!」

「勇くん…元気な男の子だって!名前はあれでいいの?」

「ああ、勇次郎にしよう!」

「勇さん気にしてたものね…勇者勇!フフッ!上から読んでも下から読んでも勇者勇が気になるって!」

「それは気になるでしょ」

「勇くん愛してるよ」

「ああ、僕も愛してるよ」


----僕と純佳さんと勇次郎は穏やかな暮らしを続けていたんだ。純佳さんは二人目を妊娠して嬉しそうな顔をしている。今のところは僕たちの人生は順風満帆だ。


----純佳さんが二人目の子を産んでくれた。


「勇さん名前は?」

「純はどうかな?」

「私の名前から一字とって純ね、いいわね」


----僕たち四人は幸せな生活を送っている。本当に幸せだ。


だけどある日、早馬が来て領主の純佳へ国王からの書状を持って来た。王からの書状って基本緊急事態だよね…。


「勇さん!この王国以外の四カ国で勇者が同時に自動召喚されたらしいわ」

「この世界はそんなに沢山勇者が召喚されるの?」

「ううん、私のときは私一人だけよ、この世界に迫りくる危機の度合いで召喚される勇者の数が変わるの…。歴史に記されている数千年の間でも初めての事態かも知れない」

「それで王さまからの書状には、それだけ書いてあったの?」

「違うの元勇者である私の勇者復帰と勇くんの招集が命じられてるわ」

「何があっても僕が純佳さんを守るからね」

「何があっても勇さんから世界を守るわ」


----穏やかな日常は風のように過ぎ去るものだなあ。

また戦場へ出るのか?

出ちゃダメなのか?

それは純佳さんが決めることだ。

勇者の自動召喚が気になります。

脅威度により召喚される勇者の数が変わるというのも不思議な仕組みです。

勇と純佳はどうなるのか?

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