第十一話 悪夢と気配
この作品はフィクションです。
実在する会社、団体、個人を批判、揶揄するものではありません。
あくまでも、社会に問題提起をする作品です。
※実際に、全ての家賃保証会社がこのような行為を行なってるわけではありません。
200X年9月24日
殺傷事件を起こしたトリタは
まだ逮捕されてないようだ。
警察の圧力か、
良い意味での報道規制だとしても、
逮捕されたら、流石にニュースになるだろう。
それがない。
怖い。
トリタが家に来るかもしれない。
トリタが待ち伏せしてるかもしれない。
トリタが夢に出てきた。
真っ暗な闇の中で、トリタの声だけが響いた。
電話で恫喝され、
家賃督促に来た時の夢を見た。
来訪するなり、大声で叫んで、
私が過呼吸で倒れても
怒鳴り続けたあの声が
グワングワンとエコーがかかり
何度も何度も声が響く
「家賃滞納するのが、どういう事かわかってんのか、、」
「あんた生活保護受けてんだろ、そのくせに、
家賃払わないのは犯罪なんだよー」
「家賃払えーコラァ」
「次に滞納したら強制退去だから」
「きょーせーいたいきょー」
悪夢から覚めた。
僕は本当にトリタに恫喝されたのか?
悪夢、幻覚、幻聴、妄想を
本当にあったかと思い込んでるだけ
なのかもしれない。
物的証拠はない、、
いや、でも確実にあった
事実だ、現実だ。
そうじゃないと、そうじゃないと
僕は、、、
お酒を買いにコンビニ行った
酒を何本も買い、飲みながら歩く
「本当にあったんだよー」
と泣きながら夜中の公園のベンチに座り
酒を飲んだ。
トリタに尾行されてる気がする
誰かが立っている
標識だった。
何本目かのストロング系缶チューハイを飲む。
そういや、レシート貰ったかな
レシートに割引券がついてるはずだ。
ポケットを探ったら、、、
、
、
、
、
トリタの名刺
うぎゃわぁー
ひえひえ、
はあはあはあ、、
夜中の住宅街に響く大声をあげた。
過呼吸でフラフラになりながら、
名刺を投げ捨てて、
酒をグビグビ飲んで、
アパートに帰って、倒れ込むように寝た。
(続く)
この作品はフィクションです。
実在する会社、団体、個人を批判、揶揄するものではありません。
あくまでも、社会に問題提起をする作品です。
※実際に、全ての家賃保証会社がこのような行為を行なってるわけではありません。




