表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

ごめんなさいに弱い人間

作者: キハ

いつからだろうか

「ごめんなさい」で済んだ気になる世界

自分だって例外ではなかった

何かあったらごめんって言えばいいんだ


ごめんの効果を一番知ってる

怒ろうとしたイラッとした無理だった

「ごめん」「大丈夫!」笑顔で返していた

謝る相手を許す以外選択が無いように


喧嘩した傷ついた辛かった

許せるわけがない同時に思ってた

この仲が戻って欲しいとでも?

思ってたけど疲れたからもういいや


だけど


「ごめん」って謝られたら

「別にいいよ、私もごめんね」って

あることないこと頭下げてる

許してる笑ってる何でだろう


初めて人に謝った日はいつだったかな

初めて人を許した日はいつだったかな


嫌だっただから大人に言った

引き合いに出されて対面させられる

謝りましょう、謝られたら許しましょう

そんな風潮が学校で植え付けられたから


許されるとは思ってないのに

謝って許されるとでも思ってる自分

許したくなんか無いのに

笑顔浮かべて許してる自分が


何者でもないかのように

誰かの思想のコピーを植え付けられたように

一体自分は誰なんだろうか


馬鹿馬鹿しくなってくるこの世の中で

馬鹿馬鹿しいことしてる自分が

馬鹿馬鹿しいみんなと歪み合って

馬鹿馬鹿しい混沌の渦で生きている

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 馬鹿馬鹿しさに 真向かい出来るんは 強さやぞ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ