ごめんなさいに弱い人間
いつからだろうか
「ごめんなさい」で済んだ気になる世界
自分だって例外ではなかった
何かあったらごめんって言えばいいんだ
ごめんの効果を一番知ってる
怒ろうとしたイラッとした無理だった
「ごめん」「大丈夫!」笑顔で返していた
謝る相手を許す以外選択が無いように
喧嘩した傷ついた辛かった
許せるわけがない同時に思ってた
この仲が戻って欲しいとでも?
思ってたけど疲れたからもういいや
だけど
「ごめん」って謝られたら
「別にいいよ、私もごめんね」って
あることないこと頭下げてる
許してる笑ってる何でだろう
初めて人に謝った日はいつだったかな
初めて人を許した日はいつだったかな
嫌だっただから大人に言った
引き合いに出されて対面させられる
謝りましょう、謝られたら許しましょう
そんな風潮が学校で植え付けられたから
許されるとは思ってないのに
謝って許されるとでも思ってる自分
許したくなんか無いのに
笑顔浮かべて許してる自分が
何者でもないかのように
誰かの思想のコピーを植え付けられたように
一体自分は誰なんだろうか
馬鹿馬鹿しくなってくるこの世の中で
馬鹿馬鹿しいことしてる自分が
馬鹿馬鹿しいみんなと歪み合って
馬鹿馬鹿しい混沌の渦で生きている