藁人形Ⅱ改
貴方は一途な女性は好きですか?
これはひとりの一途な女性のモノガタリです。
ヒロキ君。私はあなたのことがこんなに好きなのに……。
全てはあの女がいけないのね。
私は川沼ゆかり今年24になるOLです。
同じ会社に石山ヒロキという名前の同僚がいて私は一目ぼれをしました。
しかし私がヒロキ君と出会ってから2年後に、小野寺みずずという後輩の女の子が入社したのです。
ヒロキ君とお昼に行こうとしても
「ゆかりちゃんゴメン。後輩のこと一緒にお昼を食べに行くから今度な」
そんな形で体よく断られるのでした。
ある日、ヒロキとみすずの両名は交際することになりました。
「ゆかりちゃん、俺みすずと付き合うことにしたんだ」
ヒロキ君から言われてしばらく私は放心していたと思います。
家に帰って私は
「殺してやる、コロしてやる、ころしてやる」
ゆかりはみすずを強く恨むようになりました。
何とかヒロキ君と泥棒猫のみすずを引き離すことはできないかと私は考えたのです。
夜に残業したときに、ゆかりはみすずのロッカーと机をあさりみすずの髪の毛を入手したのです。
ゆかりは藁人形を用意して自宅でみすずの髪を藁人形に入れて五寸釘で打ち付けました。 効果があったのか?みすずはその週から体調を崩し入院をすることになり、次の週に容態が悪化して亡くなりました。
次の週ゆかりはヒロキと会いたいと街の広場に呼び出して、好きだと自分の思いを告げました。
悲しみに打ちひしがれるヒロキは喪失感でそれどころでなかったので、君の思いには答えられたいと告白を断りました。
ゆかりは一緒になれないのならせめてこの手でと思い、ヒロキの心臓を包丁で突き刺しました。
街中での出来事だったので、悲鳴と警察・救急を呼ぶ大騒ぎになりました。
警察が来るまでの間に抵抗できないヒロキの心臓を包丁で抉り出し、
ヒロキの心臓をゆかりは食べてしまいました。
「ヒロキ君これで永遠に一緒だね、 ご馳走様でした」とつぶやいて
その後ゆかりは警察に捕まりました。
そして、懲役刑を課せられたゆかりは牢屋の中で
「美味しかったわ、また食べたいな心臓を、ああ新しい人と出逢いたいわ」
彼女のつぶやきを聞いたものはいなかった。
いたのですが、みんな冷たい牢獄の床の上で心臓をくり抜かれて転がっていたのです。「新しい心臓ないかなあ?」
そしてゆかりは刑務所から姿を消したのです。
その後人知れず心臓がくり抜かれた死体があったらそれは……
なろう画像製造ツールで作った挿絵を入れています。
あなたはヤンデレの女性は好きですか?