TRAVEL IN OKINAWA 6[Janken winner group]
気まずい気まずい二人。
佳己とりねこ。
名嘉と恋那がジュースを買いに行ってから一言も喋ってない。
佳己は怒ってしまった事に、りねこは怒られた事を引きずっている。
これは日本人の性質なのか、自らいけない積極性のなさ。
でも、積極的すぎてもダメと言われるのが日本という国。
どっちに寄りすぎてもダメ。上手くやらなければいけない。
上手くやれない方が悪いという。
私から言わせれば上手くというか中途半端。
ただの器の小ささではないか?
そんな上辺の機嫌取りのように空気を読めとか、そんな事の前にもっとその人間を見る努力などをしろと言いたい。
そこら辺が日本人は気持ち悪い。何度滅ぼしてやろうかと思ったか。
おっと、話が逸れてしまったね。
皆んなが知りたいのはそんな壮大なテーマのような話ではなくて今は佳己とりねこの事だよね。
まだ二人は沈黙中。
そんな中先に声をかけたのは佳己だった。
「海原さん、先程はすみませんでした」
頭を下げる佳己。
「え!?いやいやさっき!?」
「海原さんに私の意見を押し付けてしまいました」
「あーいやアレは!私達がふざけすぎてしまったから!言ってくれてむしろありがとうだよ!・・・まぁ落ち込みはしたけど」
「すみません」
「そういう意味じゃないから!こちらこそごめんなさい!」
「・・・・」
「これからも言ってくれて大丈夫だから。落ち込むのはボクが悪いわけで。今まで学園の王子様なんてチヤホヤされてきたから怒られ慣れてなくてさ」
「海原さんカッコいいですもんね」
「ありがとう。でも名嘉君とかのがカッコいいと思うよ、ボクは」
「・・・名嘉さんですか」
「うん」
「・・・・中々難しいと思いますが、そう言ってくれるなら努力します」
「ありがとう。姫井戸さんは良い人だなぁ。あーあとさぁ」
「?」
「姫井戸さんも名前で呼んでくれると嬉しいかな」
「良いんですか?」
「もちろん!」
「では、りねこさん。私の事も名前で」
「うん!佳己ちゃん!」
二人は座り話す。
「これで仲直りだね」
「凄いですね、りねこさんは」
「へへ~佳己ちゃんみたいな子に褒められると名嘉君に褒められるのとは違う嬉しさがあるね~」
「名嘉さんに褒められた事あるんですか?」
「・・・ないね!」




