THE SECOND DATE 8
まだ気付いていない当時の私はどうにか彼氏役をしようと頑張っていた。
まずずっと引かれっぱなしだったので、佳己ちゃんより少し前に出てリードしようとした。
そしたら佳己ちゃんに。
先輩駄目ですよ、もっとゆっくり歩いてください。このただ歩いているだけの時間も私にとっては幸せなんです。
と言われた。
同感でした。もう何も返せませんでした。
私も幸せだったからすぐに横並びになりゆっくり歩いた。佳己ちゃんは笑顔を見せた。
早速失敗、そして私にはもう打つ手がなかった。
だってデートなんて分かんないし、私はこれでも女だよ!リードなんて考えたことないもん。
軽く偏見だけど。
リードしたいけどリードの仕方が分からない。リードしたい想いだって私の方が年上で男っぽくて彼氏役だって思ってるからで。
どっちが女にならなくても良いんじゃないか。と考え始めた。
この考えに至ったのはよく分からなかったからめんどくさいと思ったからに他ならない。
今思うと最低だぁ。
ここから怪我の功名的に考えが繋がる。
もしかして佳己ちゃんも私と同じでどっちかが男役にならなきゃと思って無理してないか?
気は遣ってないけど、無理はしてる。
佳己ちゃんはイタズラ好きで正直よく分からない部分ばっかりの子だけど、優しいと私は思ってる。
なんとなくだけど。
無理はしてなくてもそういう考えしかなかったら?それは無理してるに入る。
良いんだよ、私たちは私たちの関係で。
他に合わせたり、そうしなきゃなんてないんだから。
元々この関係が神様に逆らっているようなものだもん。
私たちは私たちで新しい可能性の道を行ってるんだよ。と思い、そのまま伝えてしまった。




