COUNT DOWN K 1
「佳己ちゃん続いてるね~。ダメだったら家まで押しかけようと思ってたよ~」
「続けられてる自分を褒めますね。そんな恐ろしい事考えてたとは、本当に続けられてて良かったです。」
筋肉痛は酷いですが、何とかウォーキングから軽く走る所まで成長しました。これでも女子高生ですから。
「しかも休みの日までやってくれるとは思わなかったよ♪」
「こういうのは継続が大事ですから。」
「さすが佳己ちゃん!」
「でも明日は走れません。お休みします。」
「え!?!?」
「そんなに驚く事ですか。」
「驚くよ!えー!そういうのは前日報告は止めてほしいなー。一か月前にはさぁ」
「会社ですか、上司ですか。」
「何で明日ダメなの?」
「プライベートな理由です。答えられません。」
「フーン、何でもいいけどさ。残念だ」
そういうと壬央さんはスピードを上げて私の前を走っていく。
前日、小学生の遠足のようにはさすがにもうドキドキはしないですね。
高校生以上じゃ女子はそういうのはないんでしょうか。
明日のデートプランの最終確認をして、疲れを残さないようにしてとやる事は色々です。
先輩は楽しみにしていてくれているでしょうか。流石に放置し過ぎたかと心配です。
それでもここまで来てしまったので、何かあっても取返しはつきません。
これでもそもの事があった時は・・・・。
考えないようにしましょう!マイナス思考はなしで!
走っているとドキドキと緊張が紛れます。壬央さんには感謝ですね。
おっとこうしてる間にも壬央さんとの差がどんどん開いていきます。
別に競争している訳じゃないから良いんですけどね。
しかし私もよく我慢したものです。
これが自分の目的の為とはいえ、先輩に会った瞬間抱き着いたり理性が効かなくなったらどうしましょう。
まだまだ手も繋いでないのにです。
こういう時は女子同士だと周りから変に見られなくていいですね。
堂々と出来ます。
男子同士だとどう見ても本物になってしまいますから。
先輩は友達同士の手を繋ぐとかも慣れてなさそうですね。本当に恋愛レベル1スタートのような。
そこもまぁ魅力の一つですね。
と一人ノロケてる間に本日のノルマ終了、ゴールです。
「お疲れ~佳己ちゃん♪」
タオルをくれる壬央さん。
「ありがとうございます。」
「明日はダメでもこの後はヒマでしょ?遊ぼうよ~」
「スミマセン、用事があるので」
「え~つれないつれない、寂しいよ~」
「遊べ遊べ~」と私のジャージの裾を引っ張ります。
あ、そうだ先輩にLINEしなければ。
そんな壬央さんを無視して私はケータイを取り出します。
明日はこの前のカフェで十時待ち合わせでお願いします。楽しみにしてます。
これを、ん~午後にでも送りますか。先輩はまだ寝てるでしょうし。
明日は幸せでどうにかなりませんように。




