COUNT DOWN N 2
「問題があります」
「突然どうしたんだい?名嘉くん」
「服がない・・・・!」
「何を言ってるんだい?着てるじゃないか(笑)」
「何なのそのツッコミ!?」
大学が終わっての帰り道。
私は大学生活の一番の問題を友達に話した。
サークルでも講義でもなく、それは服!
「何とかこの一週間は頑張ったけど、私服あんまり持ってないんだよ。制服の良さがホント今更実感するよ」
「まぁね。どれだけツンツンしてる子や男っぽい子でもスカートを履いてる姿は萌えがあるよね」
「どうした今日は色々とぶっ飛んでますけど!?」
友達が心配になるほど今日はどうかしてる。けど、そんなことより服だ!
(私も大概ひどい)
「じゃ買いに行けば良いじゃないか」
「センスがないんだよ~。興味もなかったから」
「女子大生としてどうかと思うけど」
「りねこさんは毎日オシャレだよねー」
「ボクかい?ボクの服は高校の卒業の時に後輩達がプレゼントしてくれたんだ。制服じゃなくなるボクを自分色に染めたい気持ちは分かるし、嫌ではないんだけどね」
スゴイな王子様、もう王子様より周りの子たちがすごい。
何でもファンのが本人たちよりスゴイ時ってあるからなぁ。
「名嘉くんはあまりそういうのは気にしないのかと思ってたよ」
「んー前ならあんまり気にしなかったんだけどね」
今は佳己ちゃんという彼女がいる。その子の隣にいる者としてあまりにも変過ぎるとあの子にまで迷惑がかかってしまう。
この前デートの時は正直あまり気にしなかったけど、少しは気にしようと思う。
センスがないのはそうなんだけど、佳己ちゃんが可愛い系だからなぁ。
やっぱり男っぽい方が良いよね。どっちかというとそっち役だし。
でも、こういうカップルの男役ってどんな格好なんだろう。
男過ぎてもだし、女の子女の子しててもどうなんだろう。
そもそも女の子女の子した格好なんて似合わないし、だからどうなんだろう。
それで幻滅されてもいやだしなぁ。
いやいや佳己ちゃんがそんな子じゃないのは知ってるよ、信じてるよ、分かってるよ。
でも怖いじゃん、心配じゃん。
さて、どうしよう。よく分からなくなってきた。
「悩んでいるね。そんなに悩むなら誰かと一緒に行って選んでもらえばいいじゃないか。・・・・例えばボク」
「そっか!そうしよう!」
「え?」
選んでもらおう。もう佳己ちゃんの好みに染めてもらおう。そうしよう。
それが一番だ。ガラにもなく悩んじゃった☆
あ~疲れた。
「よし!りねこさん、甘い物食べに行こう」
「じゃ、じゃあそのあと行くかい!?」
「どこに?」




