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散文集  作者: 橘 透
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散文の二 五体にて

私たちは脳である。

元来、心により人は思い、脳により人は考える。

しかし部位として、はたまた臓腑として形さえ持たない心を、一体誰が見た事があろうか。

何を持って、理屈ばかりを捏ねる者でさえ、有りもしないそれを有るとするのか。


私たちは脳である。

心で思い、脳で考える。

されど心に形がない以上、私たちは脳であろう。

であれば、その手その足その胴は、一体何者なのであろうか。


彼らは私の考えのがままに形を変える。

彼らは私で無い以上思考しない。

私のままに動く彼らは、既に五体不満足である。




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