壱.大蛇の古譚
はじめに
☆こんにちは。
今回は一気に書く!という自分の信念に基づいて(笑)書いてみました。
もう頭に勝手に降りてきた物語です。
結局タイトルははじめにひらめいたものを使用(笑)
少しでもみなさんが楽しめたなら、うれしいです。
★ベースといいますか、ちょこっと意識したのは「八岐大蛇」ですかね。
わたし、神話とか好きです笑
意味不明な話だったらもうしわけないです。
楽しんでいただけたら幸いです。
では、どうぞ♪
≪大蛇の古譚≫
儚く、淡い、灰色の古譚
古より 伝えられし 奇譚
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大蛇アリ 人ヲ喰ライ 財貨ヲ奪フ
人ノ娘 鬼道ヨリ 大蛇ヲ封ズ
只 残ルハ
大蛇ノ 娘ヲ 恋渡ル心ノミ
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*
――ただ、ずっと。
苦しみに胸を裂かれ、狂ったように泣き叫ぶだけ。
ただ好きだと、素直に云えなかった自分に後悔しただけ。
だけど、この胸の切なさは知りたくなかった……。
*
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『人間を喰らい、財貨を奪う、大蛇がいた。
あるひとりの人間の娘は、妖術を使って大蛇を封印した。
ただ残ったのは……
大蛇の、娘を想う――恋慕う心だけだった。』
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