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女性ファースト  作者: 七星北斗


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3 先回り

 「大帝国鉄学議会を開始します。皆様ご着席をお願い致します。本日の議会は我々の管理下にある安原勝治の処遇について話し合いたいと思います。意見がある方は挙手の上、お願い致します」


「はい、総理」


「宮野日向労働大臣」


 宮野は何食わぬ顔で今日も爆弾発言を投下した。


「勝治君って可愛い?」


「うん、可愛かったよ。将来は間違いなく、優良物件」


「マジで!たまにはショタも悪くないかな…」


「宮野日向労働大臣、私的な感情は控えて下さい。安原勝治が管理下にあるとは言え、手出しは禁止です」


「はーい、了解でーす。残念無念。でも、ワンチャンあるかな」


「ありません」


「ショボンヌ」


 宮野はとても残念そうに撃沈されて俯いた。


「はい、総理」


日比奈汐(ひびなしお)財務大臣」


 汐は端正な顔立ちでクールに立ち上がり話し始めた。


「安原勝治を女性側の味方につけるのが最善だと思います。何故なら安原勝治は男性の最後の希望なので、私達の管理下にある安原勝治を篭絡することを目的としたプロジェクト、その名も優しくて美人なお姉さん甘やかし大作戦」


「ネーミングセンスダサっ、そのまんまだし」


 海老名千佳(えびなちか)は微妙そうな顔でヤジを飛ばした。


 しかし、煌羅はこの作戦に拍手喝采を送る。


「なるほど、男性の最後の希望である安原勝治を篭絡することで男性の力を完全に弱めるわけですね。良い案だと思います。ネーミングセンスはともかく」


「名前に意味はありません。良い案じゃないですか」


 大和愛(やまとあい)は煌羅に同意して大きく手を叩いた。


「しかし、問題点があります。誰がこの作戦の指揮するのか?実行する人材にも選択肢が求められます」


 大和は難しそうに唸った。


「なら私が」


 宮野はここぞとばかりにアピールする。


「パス」


 全員の意見がハモる。


「ショボンヌ」


 宮野は俯いた。


瀬良彼方(せらかなた)内閣官房長官を指名します。理由としては子供好きで、手を出さないだろうと思われるからです」


「なるほど、水之七法務大臣以外の意見がある方は?」


「私で良いんですかね?あまり自信がありませんが…」


「宮野日向労働大臣じゃなければ誰でも…」


「今ヤジ飛ばしたの誰?ヒドス」


「賛成多数により瀬良彼方内閣官房長官が今回の作戦、優しくて美人なお姉さん甘やかし大作戦の指揮を任じました」


「みんなスルー…ショボンヌ」


「大帝国鉄学議会をこれにて閉幕します。皆様お疲れさまでした」


「お疲れさまでした」


「…お疲れさまでした」


「今日も一日疲れた。帰ったら晩酌にチーズかな」


 煌羅は気だるそうに帰路につく。

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