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セカイ→イセカイ→イイセカイ(終)  作者: 夜行性光合成
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第四話 四人目の共犯者⑪

「ドン!」と強く短い音がした。その後ゆっくり「サー……サー……」と薄くしかし長い振動が内側まで響き、そして頭を覆う両腕を、肩を、そして背中を、「ポツ……ポツ……」と小さく叩かれた。


左右多を包む土煙は「パラパラ」と音を立てながら、そしてカッペリもそのままである。


カッペリは血の気が引く己の頬を認知しながら、しかし目前の事実を認めることが出来なかった。


(い……い……いー、今のはどっち?ち、直撃………まだ……地面に当たった可能性……土煙の量が明らかに多い……ことからも……!いやそうよね?きっと、そうよね………!!)


だがカッペリは確認しようとしなかった。したくなかった。出来なかった。代わりに弁解の言葉を探していた。


後方の2名。ソルトレモンとポテトフライは何が起きたか分からなかった。魔弾同士の衝撃が両名の目をき、そしてようやく慣れたばかりである。

二人はカッペリの横に立つ土煙を見て、カッペリと同様左右多への直撃を疑ったが、これもまた同じく否定した。

だが、カッペリとの唯一の相違点を挙げるとすれば、左右多へ向かう魔弾の軌跡を視ていなかったことである。すなわち両者とも「カルーゲめ、外しやがったな」と心の中で悪態をつき、直ぐに次へと切り替えられたのだ。



そんな三人の心境など意に介さず、土煙は未だに左右多を隠したままである。



一方左右多は止むことのない残響に戸惑いはしたものの、頭を抱える両腕はそのままにオドオドと立ち上がる。


そして土煙は徐々にではあるが次第に薄く、人と見える影は段々と濃くなり左右多であると分かる程になる。


やがて完全に晴れ、カッペリと左右多の目が合った。カッペリは左右多を見て何も言えなかった。言葉が見つからなかった。代わりに視線を下に逸らす。地面には未だ土煙が漂っていて、二人の足元を掴んでいる様が見えた。

左右多はその反応を見て開きかけた口を結んだ。沈黙が流れる。暫くしてようやく左右多は口を開いて言った。


「あ……あ、あれ?また俺何かやっちゃいました?」



あとちょっとで第四話も終わります。次の話ではなろう諸君大好物の萌え萌エッッッ子キャラが登場の予感……!?詳しくは寝て待てエッッッ!!!!!

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