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私の生きてきた道  作者: 郷古奈美
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救助船

いつも救世主を願い夢見ていた幼い頃。

無論そんなものどこにもなくて、誰でもなくて、日常とは残酷だと思いながら生きていた。そんな暗闇の毎日、ずっと同じ場所にいなければならない毎日に、光があったとするならば、それは、音楽。

生まれて初めて買ったレコードはチェッカーズ。大江千里や松任谷由実を好んで聴いていた。始めは全て姉の影響だった。小学校高学年では、光GENJIに熱狂した。音楽を聴いている時だけは、別の世界に行けた。詞の世界に入り込み、誰に邪魔されるでもなく、現実を直視せずに済んだ。頭の中でメロディーが繰り返されているというだけで、精神の安定を保つことが出来た。そのうち、プリンセス プリンセスや、LINDBERGを聴くようになってWANDS、B'zといったバンド感ある楽曲に目覚めていった。衝撃的な出会いは“GLAY”バンドの素晴らしさ、詞の世界観にどっぷり浸かって行った。私は

GLAYが先で後からL'Arc〜en〜Cielに心を射抜かれたタイプで、とにかく扉を開けられた気がした。希望という扉。こんなにも刹那いサウンド、こんなにも心地よく、勇気づけられる歌詞たち。彼らに何度救われただろう。JUDY AND MARYには、

ワクワクすることを教わった。この頃にはもう音楽のない生活なんて考えられなくなっていた。とにかくJ-POP、いろんなバンドを聴きまくった。英語が苦手だった私は、やはり詞の意味が分からない洋楽にはそれほど興味をそそられないまま今に至る。

椎名林檎の登場にもかなりのショックを受けた。あの独特な歌い回しやPV一度聴いたら離れない楽曲。インパクト。理屈抜きで椎名林檎というジャンルに骨抜きにされた。椎名林檎といえば、後に

東京事変というバンドを結成する。元々バンドをやっていてソロになる女性ヴォーカルはいたが、ソロからバンドを結成したアーティストは椎名林檎が初めてではないだろうか?かっこいい!かっこいいではないか!人によってあれはロック、

それはJ-POPというくくりは違うけれど、私はとにかく日本のロックバンドが特に心に響くし、ベース音が好きでならない。今は、世界のONE OK ROCK、

Alexandros、RADWIMPS、男性ボーカル久々にきたのが米津玄師。米津玄師は2年くらい前にカラオケでアンビリーバーズを歌ったら、友人に誰?と明らかに興味なさげにきかれた。今はだいぶ有名になったけど…。

音楽という救助船に救われた私は、友人から言わせれば中2病らしい。

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