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親友を助ける為に

セリアはエルクを見て、


「御願いします、冒険者様、必ず御礼は致します」


「分かったよ、セリア。君の親友は助けよう。もう少し情報をくれるかい?」


「はい・・・親友と、その仲間が山に採取に出かけたのが昼過ぎ・・・一人逃走に成功した人がいて、その人のお陰でゴブリンの存在を知りました。恐らく、さらわれたのは夕方と思われます」


・・・手を出されているか無事か、微妙な所か。


「ゴブリンウォリアーが8体確認されていて、通常のゴブリンは数十体いたそうです」


大所帯だな!

気付けよ。

エルクは心の中で突っ込む。


1部隊でそれだけいるなら、ゴブリンキングが数体いてもおかしくない。

大集団だ。


人間なら、大隊規模の軍隊が必要だろう。


「分かった。依頼内容は・・・親友、及び他に囚われた女性の救助、そして村落の壊滅、で構わないだろうか?」


ちなみに、男性はすぐに殺される。


「・・・村落の壊滅・・・可能なのですか・・・?」


セリアが驚きに目を見開く。


「難しくはない」


「エルク様はお強いのです」


アンリが自慢げに言う。


「・・・様?ご夫婦ですよね?」


セリアがきょとん、として言う。

・・・そういえば、人間は夫婦で様付けでは呼び合わないなあ・・・今度アンリに注意しておこう。

どちらにせよ、眷属にするには正体を明かさなければならないのだ。

言ってしまうか。


「アンリは、我が妻であり、我が眷属だ。私もアンリも、人間ではない」


「・・・なるほど・・・それでお強いのですね・・・」


セリアが驚きつつ、納得した表情を作る。


「闇の者の力を借りるのは嫌かね?」


「いえ・・・助けて下さい。親友を助けたい、です・・・代償とか要るのでしょうか?」


「代償は別に大きなものは要求しない。最初に提案していた、金品でも良いし、それは通常の冒険者に依頼した時の相場で良いと約束しよう」


「・・・ただの冒険者にゴブリン村を壊滅依頼・・・報酬の大きさが想像出来ませんが、譲歩して頂いているのは分かっております。御願いします」


「分かった。ところで、セリア殿はどうする?ついてくるのかね?」


「・・・ついて・・・行きたいです。場所も案内できると思います・・・アンリさんがご存知かも知れませんが」


「あ、私は場所は知らないですよー?」


・・・知らないのかよ。

エルクは心の中で突っ込む。


アンリは窓から飛び出ると、人化を解く。


「エルク様、セリア様、乗って下さい!」


「ス・・・スフィンクスううう?!」


セリアが叫ぶ。

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