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BURRN!  作者: ぽよぽよ輝夜
1/1

艦内の銃撃

初投稿です。よろしくお願いします。

主人公はまだ出て来ていません

※作者はぬいぐるみ程度の頭脳しか持ち合わせておりません


 地中海の海の上ーーーー銃声音が響く。


「撃てっ!撃てっ!う…ぎゃっ」


 軍服を着た男達が次々と撃ち抜かれていく。


 ドドドドドドドドドッッ!


「おいおいおいっ!毎日訓練してんのに一瞬で死んでりゃあ、軍費の無駄だなぁおい!」


 赤髪の女がSMGサブマシンガンで軍人を射殺していく。艦内が赤く染まっていく。


「はぁ…たく、ささっと終わらせて酒でも飲みてぇ……」


 不意にドアが空きそこから軍人が二人ライフルを放ってくる。


ドドドドドドドドドッ


「死にやがれ!このクソアマッ!!」


 赤髪の女はその弾を身を屈め回避し、ジェット機の用に軍人に突撃する。

 流石、軍人というべきか直ぐに照準をセットし直しすぐに弾を打ーーーーライフルに穴が開く。

 赤毛の女は懐からハンドガンを出し軍人二人が持っているライフルを撃ち抜いたのだ。

 そのままSMGを軍人に向ける。


「バイバイっ!」


ドッドドドドドッ


 艦内が更に赤く染まっていく。


ーーー


「クソッッ誰かあの黒人を止めろっ!!」


 艦上にて一人の2メートルの黒人の男が軍人達に向かっていく。


ドドドドドドドドドッ


 軍人達はライフルで男を撃つが男は手に持った銀色のパドルで全てを弾いていく。


「っちっっ…化物が!!これでもくらえっ!」


 一人の軍人が手榴弾を投げる。

 それを男は滑らかな動作で弾き返す。


 バァーンッッ


「てめぇの命をてめぇで縮めるとはなっ…ママに教わらなかったか?「命を大事にしましょう」と」


 男は銃弾を弾きながら軍人達に一気に近付く。


「ひいぃっ!…く、来るなっっ!」


 近付かれた軍人は腰が砕けぶるぶると震える。


「ママに教わらなかったか?「自分のした事に責任を持ちましょう」と」


 そう言うと共にパドルを振り降ろし軍人の頭を潰す。

 頭はペチャンコになりそのまま息絶える。


「か、勝てるわけねぇ!こ、殺されちまうっ!!」


 軍人達は次々と逃げ出していく。


「オイオイッ!コリャいけねぇなあ。敵前逃亡とは……ママが知ったら悲しむぜえ!」


 2メートルの黒人の男がそう言った瞬間ーー虐殺が始まった。


ーーー


「この先に絶対に行かせるなぁ!…撃てっ!」


 前方からの弾をタバコを咥えた金髪の女が左手に持った死体で防いでいく。


「やっとだよ。この艦にペイパー少佐が乗ってんだね。中々来ないもんで間違えて他の艦を3艦潰しちまったよ。……はぁ…たく、お得意様じゃなきゃ、こんな仕事引き受けてないよ」


 金髪の女は死体を軍人に投げとばす。

 飛んでくる死体を撃ち落とそうと弾を打ち込んでいく。

 死体は軍人の前でスピードを落とし、落下していく。

 軍人と死体が並行に重なった瞬間、軍人は……突き殺された。


 ……軍人は死体ごと金髪の女の手で突き殺されたのだ。


 軍人が二人、金髪の女の背後に回りライフルで撃ち込んでくる。

 金髪の女は2つの死体を半分に引き裂き、背後に回った軍人に投げつける。


「うわっ!?」


 軍人は咄嗟に回避するが………死体の上に飛び乗っていた金髪の女に頭蓋骨を割られ絶命する。

 そして手に持った小腸でもう一人の軍人の首に巻き付けそのまま絞め殺す。

 

「はぁ…汚ねぇ血が付いちまったよ。この礼はペイパー少佐の命で払って貰おうか」


 その時、ドアからSMGを構えた赤髪の女が勢い良く飛び出してくる。


「おおっ…こりゃ凄えな。死体が人の形をしてねぇ。」

「オイオイ、そう言うシェアンだって血の海を築いてたじゃねぇかよ、おかげで靴が血まみれだ」


 次にそう言いながら2メートルの巨漢が入ってくる。


「へっ、ボブ、そういうセリフはそのパドルに付いた血を拭いてから言えよ……で姉貴この先に例の?」


 赤髪の女ーシェアンは弾を入れながら問う。


「あー、やっとビンゴだよ。さっさと少佐の顔でも拝んで帰ろうじゃないか……いくよ、シェアン、ボブ!!」


 シェアンが銃を構え、ボブが銀のパドルを背負いー


「へぇーい」

「了解!」



ーーー


 ………意味が判らない。


 ペーパー・ジャニアス少佐の頭に浮かぶのはこの言葉だった。

 今日の朝方、カービィ中将にメイジング港の極秘荷物の受け取りを命じられた。

 ずっとお世話になっているカービィ中将の極秘任務、間違いなく重大な任務だ。それを私に任された事に歓喜した。万が一がないようにカービィ中将は極秘の隠された航路さえ教えてくれた。

 私はこの期待に答えねばと万全な準備をして出港したーーはずだった。

 現れるはずも無い、賊の襲撃に会い、持ってきたはずの武器も少ししかなかった。

 そして、さっきからの悲鳴や発泡音で自分がピンチなのだと分かる。


 ……どうすれば、どうすれば、


「ご安心なされ、少佐殿!私がおりますゆえ」

「あーそうだったな…まだジョボン中尉がいたな。腕っ節だけで中尉まで上がったその腕期待しておるぞ」

「ハハッ!」


 ……そして、扉が開く。


ーーー


 扉を開いた。

……その瞬間、銃弾が飛び出してくる。

 だが、金髪の女に当たる瞬間、全ての銃弾がパドルによって弾かれた。


「まあ、歓迎されてねぇわな」


 ボブがそう言った瞬間、シェアンが飛び出しSMGで次々と軍人を撃ち殺していく。


ドドドドドドドッッッ!


 中にいた軍人も負けじとライフルで反撃するがボブが弾き、シェアンが撃つのコンビネーションで次々と数を減らし、残り二人だけとなった。


ーー金髪の女が前を進み始める。


「よお、そこの偉そうなの、海上パーティは楽しめたかい?」

「ハハハハッ、いやはや驚いたよ。まさかここまで来る賊がこんなにも美人だなんて!」


 ペーパー少佐は手を掲げ声を上げる。


「だが、大分人数を減らしたみたいだな。大方美人を生かす為に盾にでもなったのだろう。ご愁傷様な事だ!」

「おいおい、良くこんな頭の残念な奴が少佐まで上ったもんだな。どうするよ姉貴?蜂の巣にでもしていいか?」


 シェアンはSMGをペーパー少佐達に向ける。


「まあ、待てシェアン。カービィ中将からの伝言がある。殺すのはその後だ」


 そう言い金髪の女は懐から手紙を取り出す。


「何っ!どうして貴様ら賊がカービィ中将を知っているっ?」


 ペーパー少佐が声を荒げ身を乗り出す。

 金髪の女は手紙を開きーー読み出す。


「えっと「ペーパー君、貴様の数々の悪行を私は見逃してきた。それは貴様に、期待しておったからだ。君ならいずれ私の右腕になれるのではないかと、だが、現実は違った。貴様は階級が上がるにつれ高圧的になっていき、何でもやり放題になってしまった。そして功績もほとんど無い。だか……」」


「黙れっっっっ!!カービィ中将が私を捨てるなどありえん!!!ジョボン中尉殺れっっっ!」

「はっ!」


 ジョボン中尉が抜刀し金髪の女に斬りかかるーーが横から入ったボブにより刀ごと体を叩き折られる。ボブの力が強すぎるのと銀のパドルが硬すぎるのが合わさりジョボン中尉の上半身が弾け飛ぶ。


「ひぃぃっ!?」


 自分の見た光景が余りにも衝撃的過ぎてペーパー少佐の腰が砕ける。


「ママに教わらなかったか?「人の話は最後まで聞きましょう」と」


「おい!ボブ!よくこれで私の事、どうのこの言えたな!私は精々、頭ぶっ飛ばす程度だけど、これは上半身がスクランブルエッグになっちまってるじゃねぇかよ」


 金髪の女がペーパー少佐に近付いて行く。


「く、来るなっっ!!」

「まあ、落ち着け、手紙の続きだ……「だから、貴様を処分することにした。なに何の心配もいらない。君の後釜はもう手配してある安心して死ぬといい」……ほれ、カービィ中将の署名付きだ受け取れ」


 ペーパー少佐の手元に手紙を落とす。


「ひぃぃ!!待ってくれ!!そうだ!!お前達雇われているんだろ?金ならある。幾らでもある。幾らいる?望む額を……んっぅぅぅー!??」


 金髪の女が拳銃をペーパー少佐の口に突っ込む。


「……お前の汚ねぇ声を聞かせんなよ。耳が穢んだろ」

「んんぅぅぅーんー」


「サヨウナラ」


 BURRN!


 夜の艦船に一つの銃声が響き渡る。


脱字・誤字などばんばん指摘お願いします。コメント下さい

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