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燈火

作者: 陽詩麗


刳すぎた穀雨

惨憺な景色

煩慮な毎夜

掌で消えるパンの

涙で濡れた地面

狼狽しているのは大地か人か



一日一偽善と誰かが言った

やらない偽善よりやる偽善

自分はこれをやるから貴方もこれをやれ

貴方がこれをやったから自分もこれをやる

そうではないと考える

一人一人やれることは違う

限度もある 患いものもある

それに重箱の隅をつつく者が最もな偽善だ

そこが問題ではない

当たり前とはなにか

衷心よりでなければどこへも届かない

自粛するなと云っている

平穏であれば平穏でいるべきだと

誰かが唄った

誰かが踊った

代わって笑い励ますことの

なにが偽善か

全てが憂惧であれば

もう元に戻ることはない



やまない想いよ

永遠にやむことなかれ

我らは康寧を知っている

そんな日の丸を愛している

祈りよ風へ

希望よ空へ

その小さな慈悲が

いつか心弛ぶ雨となれ

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