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光と影  作者:
1/2

ゆうすけ

「先生、今日体調悪いから保健室行きたい」

と朝から憂鬱な顔をしながら担任と話すマイ。

保健室へ行ったマイは

「先生おはよーございます。今日も体調悪い」

と保健室の先生に話す。保健室の先生は優しい笑顔で

「朝御飯また食べてないの?」

とマイに笑いかける。

保健室登校。マイの毎日はそこから始まった。最初は毎日普通に教室に行き友人も多かった。毎日笑顔絶やさなかったマイだったけれど日に日に友達なんて結局ウワベだけだと思うようになっていった。

「ただいま〜」

何事もなかったかのようにマイは笑顔で玄関のドアを開け玄関に置いてある水槽に目をやる。

そこにはマイが大事に育てているカメが2匹。

そのカメ達にもマイは笑って

「ただいま」

といい靴を脱ぎ携帯の元へ。

そして携帯でメール。

その相手は出会い系で知り合ったゆうすけだった。

「ただいま。

ゆうすけは何してる?」

とメル友のゆうすけにメールを送る。

すぐその返事が返ってきた!

マイはニコニコしながらメールを開く。

そこには、

「お帰り。今からバイトだよ☆」

と書いてあった。

マイは少し表情を曇らせながら

「そうなんだ。頑張ってね☆」

とメールに夢中になった。

心の中で誰かにすがりたくて仕方がなかった。


そして中2の待ちに待った夏休み!

宿題は多いけど学校嫌いのマイには待ち望んでいた休みだった。


校長先生や担任の長い話をダラダラ聞いていて走って保健室の先生の元へ。

「やっと夏休みだ〜もう学校嫌いだからちょー嬉しい☆」

とマイは笑顔で言うと保健室の先生はマイを見て、

「あんまり無理しないでその笑顔でいてね」

といつも優しくて暖かい言葉をかけてくれる。

そんな保健室の先生の事がマイは大好きだった!

マイは帰り道に友達といろんな話をしながら帰った。

その話の内容はHの事だった。

中2でまだ未経験のマイは周りが経験したと聞くたびに自分だけ取り残されたような気持ちになり日に日に焦りを感じるようになりました。

その日の夜メル友だったゆうすけから告白を受け焦りもあったマイは本当に好きか分からないままゆうすけと付き合う事に。初彼氏ができたと言うのに何故か笑顔が消えたまま、マイの心には彼氏よりも初体験の事しかなかったのだ。


ゆうすけと初デートの日!

ゆうすけは今池に住んでいて一人で行くのは怖くて友達のエリコと行く事にした。

行きの電車の中ではエリコとマイは今日会うゆうすけの事を話していた。

そんな時でもマイの中では処女を早くなくしたいと言う思いでいっぱいになっていた。エリコはまだ未経験でこの事を話してもゆっくりでいいんだよ!

とマイに言ってもマイは

「早く終わらせなきゃ置いていかれる」

と焦りの様子。

エリコは少し不安げにマイを見つめ

「やっぱりやめよ、Hは好きな人とすればいいんだよ。ねぇ〜マイ」

とマイを説得しようと必死なエリコだがマイは

「だって…」

と言葉を濁し下をうつ向いたまま黙ってしまった。

そんなマイにエリコはもう一度

「ねぇ〜メールだけなんでしょ?顔も知らない相手でいいの?ねぇ〜」

とエリコはうつ向くマイの顔を除き込み真剣な顔で言った。

マイの中では初Hをする相手なんかはどうでも良かった。

ただ周りにこれ以上置いてかれるのが嫌だった。

この時のマイは周りに嫌われないか必死で後からとても辛いことが待ってるとは思ってもみなかった。

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