決戦の前には・・・
はい今回で第二話ずいぶん間が空いてしまいました~まぁこれからはちょっとずつ書いて行きたいと思います!それではどうぞ見てってください!
ここは生徒会室・・・
今は生徒会で会議中なんだけど・・
「だから!!俺は絶対これだけは譲れないんだ!!」
「だから仁!あんたの言ってることは却下なの!」
「いや!でも仁君の意見は正しいし僕は仁君に賛成だ!」
「あら優さん!美咲さんの意見の方が正当だと思いますわよ!」
スゴいな~こんなに意見が分かれて口論してるってことはそうとうな問題があったのだろう。
「よし!もうここは高坂お前が決めろ!」
うわ~こっちに振ってきた~
「ふぇ?あっ!はい!あの~」
「おい!どうした?早く決めろよ。」
「いや~一体何について話してたんですかね?はは・・」
「あぁ!お前聞いてなかったのか!」
あんたが急に呼び出したから遅れたんだろ~~
「ったく!しょうがねぇな!食堂のデザートをプリンにするかゼリーにするかを決めてんだ!わかったろ、お前はどっちだ!」
そんなくだらない事だったのかよ~~
「もちろん!あのトローりとしたカラメルが絡まっておいしいプリンだよな!」
「いや!そんなの却下よ!甘酸っぱい甘さが口いっぱいに広がるゼリーのがふさわしいに決まってる!そうよね!」
うわ~どっちでもいい~
「おい!美咲は黙ってろよ!」
「黙ってるわけないでしょ!あんたプリンを押し付けようとしたじゃない!」
「あの~両方置いてもらうってのは出来ないんですか?」
「・・・・・」
「「「「それだ!!」」」」
え~最初に思いつこうよ~
「いや~熱くなりすぎちまってその手を忘れてたぜ!」
「僕もだよ。」
「私もですわ。」
「わ、わたしはわかってたわ!」
「嘘つけ!」
「わかってたわよ!!」
「あの~それはいいんで、これだけのために集まってたんですか?」
「あ~そうじゃねぇ?」
「違うわよ!ゴッツン」
「痛って~バカ!お前はムダに怪力なんだから殴るんじゃねぇ~よ。」
うっわ~痛そう、ありゃたまらんさすがに空手部部長にし全国高校空手大会準優勝だ。
「はいはい二人とも取りあえず席座って今から会議の内容の説明するから。」
おお!さすが優さん!ナイス癒し!
「じゃあ今日は一年生が入学して一ヶ月経ったということで、
より学校全体の雰囲気をよくしようと委員会対抗ドッチボール大会を開催しようと思います!今日はその相談だよ。」
「何チーム参加するんですか?」
「それはわたしから、
全部で16チームよ!図書委員、体育委員、風紀委員、先生チームなどなど後はわたしら生徒会よ!」
結構多いんだな~って・・・
「先生たちも出るんですか!!!」
「ええ、ちなみに前回の優勝チームは先生達よ。特に体育のマッスルティーチャーこと鬼島は特に強敵よ!」
うわ~めっちゃ強そうな先生いるよ~そんな人いたんだ~
「じゃあルール説明は私から、一チームは五人ですわ。外野は最初は二人内野は三人ですわ。ちなみに三人当てられた場合は外野の二人は内野になることできますわ。後は一般的なドッチボールと一緒ですわ。」
へぇ~意外とちゃんとできてるんだな~。
「んで、最後に優勝商品として学校から半径一キロ内のレストランなどの食事無料券一年分が渡される!」
うわ!優勝商品スッゴい豪華!
「スゴいですねそれ!」
「ちなみに提供者は天上の家からだ!」
ええ~!!まじか~ホントにお嬢様だったんだ~!!
「天上さんの家スゴいですね!」
「いえ、この辺は家の会社の系列店なので、たいしたことないですわ。」
そっちの方がスゲーよ次元が違ってたよ!俺の心の許容範囲越えちゃってるよ!
「ハハ、ハハ、ははぁ・・・」
「まぁそゆことで生徒会も出るんだ、去年は逃したが今年は絶対優勝するぞ!ってことで明後日また作戦をたてるってことで今日は解散だ!」
ふ~なんとか今日も終わった~。
「あっ!高坂それ職員室持ってってくれ!」
えっ!まさかこのパターン
「ドンマイ良君!」
「ドンマイですわ。」
「まぁもう慣れるしかないわよ!」
やっぱこれか・・・
「このパターン何度目だよ~!!!」
そして・・・翌日の昼休み。
「おーい良!おーいってば飯食わねーのか。」
あ~うざい暑苦しい声が俺の耳に届く~
「あっ!お前今うざい暑苦しいって思っただろ!」
「え!なんで分かったの!」
「ホントに思ってたのかよ!!なんだよそれ。」
あ~説明するのはめんどくさいが、この暑苦しい奴浩介と俺は昼飯を食べてる。
「まぁいいや、良何悩んでだよ~どうかしたのか?」
「あぁお前今度委員会対抗ドッチボール大会あるの知ってるだろ?」
「あぁもちろん、俺も出るからな!」
うんうんそうって・・・
「お前出るの!!つか委員会入ってたの!!」
「んあ?うん俺風紀委員会に入ったって二週間前ぐらいに言ったんだけど。」
聞いてなかった~こいつ委員会とか興味無さそうだからな~
「んで、そのドッチボール大会で何悩んでるんだ?」
「あぁそれで作戦立てるとか会長が言っててそれ考えなきゃいけないんだ。だけど全然思いつかなくて。」
「んだよ~そんなことかよ!もうそりゃ実力でやるしかないっしょ!」
「お前は運動神経がいいから言えるんだ。」
そうこいつ浩介はスポーツだけは天才的な才能を持ってる、こいつの入るチームは球技大会では毎回優勝するほどなのだ。
「まぁそんな考えすぎんなよ!俺風紀委員の仕事あっから、先行くわ。」
そうして浩介は去っていったのだがホントにどうすればいい~くそ~何にも思いつかね~と言い・・・あっという間の次の日の放課後・・・
「よ~し!みんな作戦は考えてきたな!んじゃあ発表してもらうぞ!じゃあ茜!」
まずは茜さんかどんな作戦だろ?
「私の作戦はその名もフェアザゲームですわ!」
「「「おお~」」」
「なんかスゲー作戦っぽいな。」
「はい、まずは試合前に200万を渡たす!これで完璧ですわ!」
うんうんって!!!
「「「それワイロだろ!」」」
「え!ワイロはルール違反なのですか?」
え~ワイロをルール違反だと思わないのかよ~!
「う~ん茜ちゃんドッチボール的にはルール違反ではないけど、それは人間的にルール違反なんだよそれ。」
「そうなんですか~、残念です。お父様のご友人様に聞いたらこれでイチコロですと言っていたのですが、ルール違反なのですか。」
あなたのお父様のご友人どんな人だよ~確実にヤバい人だよ~!!
「はは・・・はは・・・まぁいいや次美咲。」
美咲さんはきっとマシなはずだ!
「わたしの作戦はスゴいわよ~!まず全員でパスを回す!」
「「「おお~!」」」
「そしてわたしが受けとる!」
「「「おお~!!」」」
「それを仁にドーン!!!」
ん?
「おい!お前は俺にぶつけてどうすんだよ!!」
「だってムカつくからぶつけたいんだもん!てへ☆」
「てへ☆じゃねんだよ!お前はアホか~!」
ダメだ!もう終わってる!絶望的過ぎるよ。いや!まだ優さんが残ってる!
「ったくまぁ美咲のは確実に却下だ!ってことで次優!」
「あ!ゴメン仁君この二日間大会の準備で忙しくて考えてこれなかったよ、ゴメン!」
「んじゃあ、しょうがねぇな」
うわ~希望の優さんまでもが!
「じゃ!最後に高坂!」
「あの~実は~」
「実は~なんだ?もちろん!うちの期待の新人は考えてきたよな~」
わお!なにこの俺にかかる凄まじいプレッシャーは!しょうがないもう適当に言うしかない!
「あの~シンプルにパスを回して相手のスタミナ切れや隙ができたとこ狙うでいいんじゃないですかね?」
ヤベーこんな普通の作戦通るわけがない~
「おお~それいいじゃねぇか!んじゃそれで決定で!」
ふぇ?嘘!!!
「いいんですか!こんな普通ので!!」
「いや普通のでいいよ、誰も特殊な作戦考えてこいなんて言ってね~し。」
ええええ!!俺の二日間悩んだ時間を返して~!!
「ということで高坂の作戦で大会には挑むぞ!いいな!」
「「「パチパチパチ」」」
「ポカーン・・・」
「おーい高坂どした?あれ?こいつ気絶してんぞ。」
「ええええ!?大変じゃないか!早く保健室に!」
「マジか!こいつ気絶しやがって、おい!みんなでつれてくぞ!!」
こうして作戦も無事決まり、翌日これまた波乱万丈すぎる委員会対抗ドッチボール大会が始まりを告げるのである。
見ていただけたでしょうか?今回はドッチボール大会の前の話です!どうだったでしょうか?自分的には書いてるのが結構楽しくなっちゃってちょっとやり過ぎたかもしれません、まぁそれもいいかな?と思ったのでこれで投稿しましたでは次回の大会編ということでまた近いうちに!