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機械国家エテルノでの出来事

□■機械国家エテルノ その前■□

「わぁぁぁぁ!ゴ、ゴーレムだぁぁぁぁ!」

 機械国家エテルノ、そこでゴーレムが暴れていた、しかし。

「たぁぁぁぁぁぁ!」

 上から大きく剣を振りかぶり、ゴーレムを兜割り。

「も、もぉ…前に出すぎだって…」

「でも被害は無かったからセーフだもん!」

「そうかもしんないけど…」

「でも最初は驚いたよ…」

「うんうん。まさか()()1()5()()()()()()()って言ってきたんだからさぁ…」

「まぁ成功したから良いのでは?」

 そう言う、剣士と、弓士と、魔法使い、この三人は突如現れては、様々な問題を解決し、それがギルドからも認められ、正式に認定された称号。

怪物討伐隊(ハンター)」と。

 一方クロノ、ヘイネスは。

「クロノ、あの壁はなんだ?」

 アルヴァスをでて早くも2週間程たった。

 思った他ヘイネスの調子もよく、発情期は一度きりで済んだが、クロノは死にかけた。

「あれ…はぁ…おそらくあれですね、エテルノは、行きましょうか、もうすぐです。」

「楽しみだ。」

 二人は馬に乗り、門へむかった。


□■機械国家エテルノ その1■□

「ヨウコソ、コチラハ、門番ヲシテイマス。」

「お…おぉ…機械だ…」

 門番が機械出できた兵士だった。

「アナタガタノ要件ヲ、オ答エ下サイ。」

「数日間の滞在だが…」

「了承シマシタ、ドウゾオ入リ下サイ。」

「まさかここまで楽な所があるとは…」

「予想外だったねぇ…」

 このとき「機械というものは凄いなぁ〜」とクロノとヘイネスは思いながら国の中に入っていった、このあとの修羅場を予感することもなく、


「ほえぇ…至る所に機械だな…」

「こ、これは…」

「ん…これは…取り敢えず無視しよう、歩いて見よっか。」

「分かりました。」

 と、言う事でギルドに付くまで歩くことにしたのだが、歩く人はとても少なく、殆どの人は空中に5センチ程浮いている物で行き来していた。

「あれは…なんでしょうか…」

「何かの物質で動いてるんじゃない?」

「まっさかぁ…ありそうで怖いんだけど。」

 そんな会話を繰り返しながらギルドに付いた、ギルドだけは普通のギルドで安心した二人だった。

「冒険者さん、ようこそ、依頼(クエスト)ですか?それとも所属ギルドを選択しますか?」

「「ギルドかぁ…」」

 二人は迷ったが直ぐに決めた。

「「いや、依頼(クエスト)で、っておぉぉ…」」

 驚き方も同じだった。

「それではって…二人はギルドに所属していないようですが…」

「え?あ、うん。」

「そう…だな…」

「では、職業を答えてください。」

「私は騎士(ナイト)だ。」

「旅人。」

「では、称号があったら教えてください。」

神竜騎士(ライダー)だが…」

怪物殺(モンスター・キラー)

「「え?」」

「ん?」

 最初は普通だった、しかしクロノが自分の言われている称号をいうと、ヘイネスと受付員は固まってこっちを見てきた。

「え…えぇっとぉ…本当…ですか?」

「嘘ついて何の得があるんだよ。」

「お、お前本当か!?」

「事実だぞ、あれ?もしかして凄い?」

「あ、あの、確認しても?」

「あ、どうぞ…って、あれ…ちょっと変わってる…。」

 つい1ヶ月前ぐらいにに確認したのに、今見ると。

クロノ:14歳

レベル:???

職業:旅人 所属ギルド:無し 称号:不明

力:1473 耐久:2041 俊敏:2109 魔力:1003

スキル:対魔物戦特攻レベル??? 対人間戦特攻レベルⅢ 継続型対物理攻撃&魔法攻撃&精神攻撃耐性レベルⅩⅠ 持続型物理攻撃&魔法攻撃&速度上昇レベルⅩ 持続型体力&魔力回復レベルⅩ 持続型魔力値&魔法攻撃上昇レベルⅩ 気配遮断レベルⅩ 予測回避レベルⅩ 適正装備オールⅩ 交渉レベルⅢ 衝撃波(耐久無効攻撃)レベルⅩ 魔力無視固有結界レベルⅧ 衝撃吸収レベルⅨ 魔眼

特殊スキル1:反発者 全ての理に抗う事が出来る

特殊スキル2:守護者 全ての攻撃を最小限に抑える

特殊スキル3:挑戦者 自身の火力の超底上げ

特殊スキル4:無痛症 痛みを感じない

超特殊スキル1:超越したその先 レベルの超上限開放

 と、スキルがランクアップしたりと、ある意味呆れるスキル内容と化していた。

「お…おぉ…本物だ…」

 ヘイネスは驚く。

「」

 ギルドの受付員は驚きすぎて固まっている、すると

カランカランと、扉が開く、すると周りが少しざわめく。

怪物討伐隊(ハンター)だ」「Sレートの冒険者じゃん」「しかも全員女性だよなぁ」「敵にしたくねぇ…」

 と、呼ばれる冒険者「怪物討伐隊(ハンター)」が入って来たが、クロノは一人見覚えがあるような表情だった。

「……」

「……」

「ハイネ?どうしたの?あそこの子供を見、」

「黙れ、あそこの人を子供と呼ぶな…」

 そう言うと、ハイネと呼ばれた女性は静かに歩き、クロノの目の前に立ち、じっと見つめる。

「」

「え…えっとぉ…」

 ハイネと呼ばれた女性が急にクロノの手を両手で握る。

()()()!私です!ハイネです!」

「「「「「「「「………は?」」」」」」」」

 クロノ含むギルドに居る全員が意味不明な声を上げる。

「え!?冒険者ハイネに兄が居たのか!?」「そんなこと聞いたことねぇぞ!」「ま、まじかよ!」

 驚く中で、一番驚いているのが、クロノ本人である。

「え?ハ、ハイネ?あれ?ハイネって5歳じゃあ…しかもハイネはお兄ちゃんって…あれ?ん?わからん…」

「凄い考えてますねお兄様、良いでしょう!私が説明してあげます!」

 何か話し始めたよハイネ(仮)…と思いながら話を聞くことにした。

「これはお兄様が旅立ったあとのお話です。」

「本当に回想始めやがった。」

〜クロノが旅立った朝〜

「お兄ちゃん!起き…お兄ちゃん?お兄ちゃん!?お兄ちゃん!何処ぉ!お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 ハイネは泣きながらクロノを探したが、クロノはすでに旅立っている為この村にはいない、そのことを聞いたハイネは三つのことを思い出す。


「ほぉ…それで?お前は何を考えた?」

「1つ目はまだ何も教わってない。」

「そりゃ教えてねぇからな。」

「2つ目はまだお兄様に剣で勝ったことがない。」

「あれでも手加減したけどなぁ…」

「三つ目は私と結婚してない。」

「おう、三つ目は要らねぇな。」

「何を言いますか!私にとっては死活問題ですよ!?」

「俺にはどうってことはねぇ…てか、ハイネはそんなこと考えねぇぞ?それにお前…アソコの村で冒険者になりたいって…」

「だってぇ…()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()…」

「「「「「「「え?」」」」」」」

 その発言にクロノもびっくり。

「え?それマジで言ってるの?」

「はい!そのため、村の人達がとても喜んで生活してます!」

 そんなバカな…

「でもどんなにやってもお兄様には剣術で勝てたことないのに何故あの村を出ていくんですか?」

「村でちゃあ駄目か?」

「そ、それは…」

「まぁ知らせなかった俺も悪かった、すまないな。」

 優しくクロノよりも身長が高いハイネの頭を撫でる。

「ふえっ?…ヘ…へへへ…えっへへへへぇ〜」

「変な笑い方をすんな。」

 気持ち悪い笑い方をするハイネに注意をするクロノ。

「こんなんで良いだろ。」

「クロノさん…本当にハイネさんのお兄様なのですか?」

 と、ヘイネスが質問してくる。

「いや、義妹だけど俺は妹のように俺は可愛がってやりたかったんだがなぁ…義兄(あに)として情けない。」

「お兄様がそんなこと言う必要はありません!私はお兄様の思いはしっかりと受け取っております!」

「そ、そうか?」

「ある時は厳しく剣技を教えて下さり!ある時は私のことをお兄様流に優しくしてくれたりと!私は何でも知ってます!」

「お、おぅ…」

 少女、いや…幼女時代のハイネはそんな事考えてたのか…と少し恐ろしく思いながら聞いた。

「しかし…質問、よろしいですか?」

「どうした?」

 と言った瞬間クロノは恐怖を覚えた。

「あそこのぉ…雌豚(女性)は誰ぇ…ですか?」

 笑いながらクロノに質問してくるが、目が笑ってない。

「ハイネ…目が笑ってない…怖い、怖い」

「早く答えて!ねぇ!誰なの!?」

「っぐっ!」

 「ちょっ!?マジで怖いんだけど!」と思いながら聞く。

「ちょっとハイネ!」「落ち着いて!」

「離して!まだ話を聞いてないの!」

 ハイネの仲間が落ち着かせようとする。

「ハイネ、落ち着いて、あの人は俺の仲間だよ、彼女とかじゃないさ。」

「ほ…本当に?」

「勿論だよ。」

「でもお兄様…()()()()()()ですから…きっと色んな国で色んな女性を口説いたに違いありません。」

「いやいや、まさかそんな」

「クロノさぁん!お手紙です!」

 郵便配達員がクロノに2通の手紙を渡す。

「ん?ありがとう…って…すいません受け取れません。」

「それが…受け取ってくれないとクビになってしまうので私にとっては死活問題なんですよ、ということで失礼します。」

「あっ!ちょっと!………誰か…ゔ…」

「誰か…ら…カレン・シルバ…トウガ・ミーレス…ってこの二人って両方騎士姫じゃないですか!」

 その瞬間周りの冒険者が騒ぎ始める。

「カ、カレン・シルバって、「剣聖(ソード・マスター)」じゃねぇか!」「いや待て!トウガ・ミーレスだって!「騎士姫(アルトリウス)」だぞ!」「いやまずその二人が手紙!?」「そんなもんとんでもないことだぞ!」「しかも旅人に!」

「…お兄様?何て書かれてあるんですか?」

「わ、わたしも気になります!」

「と、取り敢えずカレン様から開こう。」

 拝啓クロノ殿

 貴殿クロノ殿、お元気だろうか、私はいつもよりも多くの依頼(クエスト)をするのに手一杯でございます。

 挨拶はこれで良いとして、本題に移りましょう、本題としては現在我が国では、ある会議を開くこととなっておりますがご存知でしょうか、と言っても知らないと思うので説明をしますが、「円卓会議」と呼ばれるもので、様々な国の王が「キャメロット」と言う国に集い、現在の状況や、これからのことを考えるといった内容をするが、私達の国では現在参加するか否か迷っている為、現在私の中でも一番頼れる貴殿にこの手紙を送る。

 もし答えが決まったら手紙を返してほしい

                 カレン・シルバ

「あの…円卓会議って?」

「簡単に言えば世界政治を考える会議と言った感じだ。」

「では…トウガ様は?」

「トウガ様ですか?わ、わかりました。」

 拝啓クロノ殿

 お元気だろうかクロノ殿、私達国でも貴殿は英雄となっており、小さい子供たちの憧れとなっております。

 唐突に本題に移りますが、我々の国の代表として「円卓会議」に参加するよう頼まれましたが、私はまだ若く、そして特にその話についけ行けるのかもわかりません。

 そこで、私の中でも両親のように頼れる貴殿にこの手紙を送った限りである。

 答えが決まったら手紙を送り答えを教えて欲しい。

                トウガ・ミーレス

「……」

「お…おぉ…」

「内容が…ほぼ同じ。」

 ハイネは驚き、ヘイネスは内容が共通していることを言い、クロノはただただ固まっている。

「ヘイネス…」

「は、はい!何でしょうか?」

「明日この国出るぞ…次の国はエルフの国のゲルマンだ。」

「は、はい!」

「ハイネ、また会えるときに稽古つけてやる、その時まで負けるなよ。」

「は、はい!お兄様!お気をつけて!」

 その次の日、二人はエルフの国へと向かう最中の事、クーネスとエクティスでは同時刻にあることがあった。

「カレン様!お手紙です!」「トウガ様!お手紙です!」

「「ん?ぉお!クロノからか!」」

 二人の手紙の内容にはこう書かれていた。

 カレン様(トウガ様)へ

 円卓会議の参加の軒なのですが、参加した方が良いと俺は思いますが、俺は参加しないのでご注意を。

                   クロノ

「「な、何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」」

 同じ時間同じタイミングで別々の国の騎士姫が驚きの声をあげたのだった。

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